アパレル業界が体育会系である3つの理由。転職するならギャップに注意

アパレル業界が体育会系である3つの理由。転職するならギャップに注意

転職先としてアパレル業界を検討している方は、アパレル業界にどんなイメージをお持ちでしょうか。
流行のファッションに触れることができ、華やかで楽しそうといった印象を受ける方も多いでしょう。
もちろんその印象は部分的には正しいのですが、実はかなりの体育会系という側面もあります。
転職後に長く働き続けるにはギャップを感じないことが大切。
そこで、アパレル業界が体育会系である理由を紹介します。

とにかく仕事がハード!体力がないとやっていけないから

アパレル業界が体育会系である理由の一つ目は、体力勝負の仕事内容にあります。
店舗で接客する販売員からバイヤー、デザイナーまで、どの職種も決して楽ではありません。
筆者はアパレル業界の勤務経験がありますが、仕事のハードさゆえに辞めてしまう人も多いぐらいきつい仕事でした。
ここでは、アパレル業界のハードな仕事の実情を紹介します。

ローヒール禁止で1日中立ち続ける

アパレル業界でもっとも多くの人が就く職種として店舗での販売員があります。
1日中立ったまま接客をするのが基本ですから、それだけでも体力を消耗する仕事。
一見暇なように見えることがあっても、お客さまがいないときには店内の清掃や商品配置などで動き回ります。
基本的にぼーっと突っ立っていることはないため、仕事終わりには足腰が悲鳴をあげることも。

ブランドのコンセプトや客層にもよりますが、販売員の靴が厳しく決められていることもあります。
キャリア向けのスーツや服を扱うようなブランドでは、ブランドイメージに合わないという理由でローヒールが禁止されていることも。
ハイヒールで1日中立ち仕事をするのはかなりハードなのです。

倉庫整理で冬でも汗だくに?

店内に並んでいる服や靴などは、基本的に旬のものや売れ筋商品など、お店側が今売り出したいものが中心です。
店内に並びきれなかった商品は、店舗裏に設置された棚や、離れた場所にある専用倉庫などで在庫管理を行います。
しかし店舗には毎日のように新しい商品が届くため、棚や倉庫も継続的に整理していかなくては商品で溢れかえってしまうことに。
実はこの倉庫整理がかなりハードな仕事の一つで、特に冬物の整理は汗だくで行うこともあります。

ご自宅のクローゼットを想像していただければわかるのですが、冬物は厚手で着丈が長いものも多く、場所も取るし重量もあります。
コートやロングブーツなどは単体でもかなりボリュームがありますよね。
これらをまとめて倉庫まで運び、何度も上げ下ろしを行います。
1着や2着の冬物を移動させるわけではありませんので、特に女性にとっては重労働。
倉庫整理が終わってヘトヘトになった状態で店に戻り笑顔で接客する、そんなことも日常的に行われている仕事なのです。

ノルマとサービス残業がきつい!

企業の販売方針にもよりますが、ノルマが厳しく設けられている店舗もあります。
早番勤務で本来ならば帰れる時間であっても、ノルマを達成していないと帰ることができず営業時間が終わるまで居残りすることも。
残業代がつかずサービス残業になることも日常的にあります。
日々ノルマに対するプレッシャーがあり、ただでさえ体力的にきつい上にサービス残業が続くとなると、体力的にいかにきついかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

徹夜も当たり前?店舗以外の勤務も超ハード

デザイナーやバイヤーなど、販売員以外の職種もあります。
憧れる人も多い職種ですが、徹夜が当たり前にあったり、出張も多かったりと、大変な仕事の一つ。
やりがいはあるけれどプライベートとの両立が難しく、「若いうちだけやる仕事」と決めている人も多いのですよ。

上下関係が厳しいから

アパレル業界が体育会系である理由の二つ目は、その上下関係にあります。
学生時代の部活動を彷彿させるようなまさに縦社会。
ここでは、アパレル業界の上下関係について紹介します。

先輩のいる前ではいつでもダッシュ

企業や店舗ごとに教育方針が異なるため一概には言えませんが、筆者が勤務していたアパレル
企業では、先輩の前でのんびり歩くことは基本的にありませんでした。
先輩と一緒に移動する際にはエレベーターまでダッシュして開ボタンを押して待っているよう指導されましたし、先輩から頼まれた在庫を取りに倉庫に行く際も、時間がかかると注意されるためいつでも走っていました。
どの店舗でもダッシュするかは別として、時間には厳しいという企業は多かったですよ。
お客さまをお待たせしてはいけませんから、時間意識が高くなるのかもしれませんね。

発声が基本

冷暖房完備、清掃が行き届いたデパートなどで勤務する機会が多いからか、優雅な印象を持たれることもあるアパレル販売員。
しかし、若手はセール時などを中心として発声を求められる機会が多くなります。
普段の仕事でも明るく大きな声で接客するのは大原則ですが、店長を始めとした先輩方への挨拶も発声が重要。
少しでも声が小さいと、その時点で厳しく注意されることになります。

上司や先輩からの誘いにNOはなし

アパレルに限らず体育会系の業界では、仕事以外の時間も上司や先輩に従順であることが求められます。
例え約束が入っていようと、次の日の仕事が辛くなろうと、上司や先輩からのお誘いには原則NOはありません。
仕事とプライベートをきっちり分けたいという方も多いでしょうが、店舗方針によってはいい顔をされない可能性も覚えておきましょう。
店舗やチームで仕事をすることが多いアパレル業界ですから、チームワークを構築するために必要なことなのかもしれませんね。

女社会だからこそ甘やかされないから

アパレル業界が体育会系である理由の三つ目は、女社会であることです。
もちろん男性向けアパレルもあるので一概には言えませんが、ファッションをけん引するのはやはり女性消費者。
それゆえアパレル業界で働く人も女性が多くなるのです。
女社会と体育会系、どんな関係があるのでしょうか。

重い荷物持ちや高い棚の整理も女性の仕事

男女ともに同じ仕事をするべきだという意見も聞かれますが、実際問題としては、男女それぞれに得意・不得意分野が一定数存在します。
その中の一つが重い物を持つ、高い場所にあるものを扱うなどの業務。
男女には体格の違いがありますから、この業務は男性の方が得意なケースが多いでしょう。
社内の男女比バランスがある程度取れていると、男性社員が進んでこうした業務をやってくれることがあります。

しかし、女性だらけの職場ではそんなことはありません。
どんなに体力仕事だろうと、怖い相手からのクレーム処理だろうと、そこにいる女性社員が対応することになります。
そのため女社会においては女性の強さは半端じゃありません。
女性だからという理由で免除される仕事などありませんから、何でも自分でやる根性がつくわけです。

モノマネに一気飲みも?

社内の歓迎会やお花見など、職場の皆でイベントを行うこともありますよね。
もちろん人によりますが、一般企業では男性若手社員がイベントの盛り上げ役を買って出ることも多いでしょう。
しかし、女社会では女性若手社員が盛り上げるしかありません。
筆者も新人時代に女性上司から、やったこともないモノマネや一気飲みを促された経験があります。

上司からの叱咤に手加減なし

上司が部下を叱咤する機会はどの業界でもあるでしょうが、男性に比べて身体的に劣る女性の場合、強く怒鳴ったりすると怯えさせてしまうこともあります。
そのため男性上司の中には、女性には配慮した叱り方をするという人もいるようです。
叱咤が原因で女性部下が泣いてしまい、パワハラを指摘されるリスクを回避する狙いもあるでしょう。

女社会の場合、このように男女で叱り方に区別をつけることがなくなります。
はっきり言うと、皆平等に手加減なく叱咤します。
叱られる方の部下も、女性だから優しくされることはないため、気が強くなる人も多いのですよ。

アパレル業界は体育会系が多い!転職するなら覚悟を決めよう

華やかで優雅なイメージが強いアパレル業界ですが、実はかなりの体育会系です。
仕事がハードで上下関係が明確、女性向けアパレルの場合は女社会独特の厳しさもあります。
もちろん、社風は企業によって異なりますから、当てはまらない企業もあるでしょう。
ただ、一般的なイメージだけでアパレル業界への転職を考えているという方は、転職後のギャップを感じてしまう可能性も。
店舗訪問を行う、面接で質問するなどさまざまな手段を駆使して、社風の事前確認も行っていきましょう。

 

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