家族経営企業に転職すべきでないって本当?家族経営のメリット・デメリット

家族経営企業に転職すべきでないって本当?家族経営のメリット・デメリット

ブラック企業という言葉が浸透してから、家族経営企業がその典型だとして悪いイメージを持たれることが増えました。
家族経営企業とは、ある一族のみで構成された組織によって運営されている企業のこと。大企業の中にも家族経営企業はありますが、一般的には株主の目が届く上場企業ではなく、経営者一族が株式を保有している中小零細企業のことを指すことが多いです。
転職を考える際に家族経営企業は避けたいと思う人も多いでしょう。
ただ、家族経営企業を一律に悪だと決めつけるのは得策ではありません。
何ごとも表と裏があり、自分にとって何が適しているのかを見極める必要があるからです。
ここでは、家族経営企業に転職することのメリット・デメリットを紹介します。

家族経営企業に転職することのメリット

悪いイメージを持たれた原因となったブラック企業も存在しているわけですが、実際には日本の中小企業の多くが家族経営を基本としており、そのすべてが悪いわけではありません。
中には優良な家族経営企業もあり、従業員の満足度が高いケースもあるのです。
ここでは、家族経営企業に転職することのメリットを紹介します。

職場の雰囲気が良く楽しく仕事ができることも

家族と数人の従業員で経営しているような小規模経営の場合、アットホームな雰囲気でわきあいあいあいと仕事ができることがあります。
まるで自分の家族と仕事をしているようで、楽しく気を使わずに仕事に取り組めるという会社も実在しているでしょう。
仕事は業務内容だけでなく職場の雰囲気も大切。
職場の雰囲気がいいことで、個々の能力が発揮されやすいという利点がありますよ。

出世街道に乗りやすい?経営陣との距離が近い

家族経営企業の場合、経営陣と一般社員との距離が近くなりやすいです。
直接話をする機会も多く、仕事の話だけでなくプライベートの話を聞かれることもあるでしょう。
人はコミュニケーションをとった相手に対して心を開き、相手のために何かをしてあげたいと思いますよね。
例え経営者であっても人間ですから、根本的な感情は変わらないもの。
経営陣と距離が近くコミュニケーションを取りやすい環境にある家族経営企業では、出世の道が近くなる可能性があります。

意志決定がスピーディーで仕事を進めやすい

仕事上重要な決めごとをする場合、大抵は役職者などの意志決定者に指示を仰ぐことになります。
家族経営ではない会社の場合、組織形態が複雑でトップに稟議をあげるまでに時間がかかることが難点。
係長、課長、部長と忙しい役職者の決裁をもらい、やっとのことで社長の最終決裁がされることになります。
決裁を待っている間の時間はその案件は進まずクライアントにも迷惑をかける、場合によってはタイムロスが売り逃しにつながることも。
意志決定のスピードが遅いのは大きなデメリットになります。

その点小規模な家族経営企業であれば、決裁までのスピードが速いのが利点。
クライアントにとっても仕事がスムーズに運ぶのはメリットで、機動力に欠ける大企業よりも重宝されるかもしれません。

家族経営企業に転職するには注意も必要!

メリットもある家族経営企業ですがデメリットもあります。
転職活動時には注意も必要ですよ。
ここでは、家族経営企業に転職する前に知っておきたい注意点を紹介します。

経営者の考え方次第でどう転ぶかが分からない

組織の仕組みがシンプルでスピード感ある経営が強みの家族経営ですが、あくまでも経営者の考え方によるところが大きいという側面も。
経営者の質や人間性がダイレクトに仕事のやりやすさに影響を与えます。
つまり、経営者の良し悪しによって会社そのものの魅力が大きく変わるということ。
もちろん家族経営でなくとも経営者の質は求められますが、経営者以外にも多数のブレーンがいるためそう簡単に崩れることはありません。

親族以外の意見が通らないことも

社長一族で経営陣を担っている場合、親族以外の新しい考えや意見が通らないことがあります。
「血は水よりも濃い」と言われるように、赤の他人より血族を大事にしたいと思うのは会社経営においても同じ。
外部の風を採り入れないため経営方針が偏ったり、円満にやろうとして誰も厳しいことが言えなかったりして会社経営に良くない影響を与えることがあります。
従業員としても、どんなに頑張ってアイデアをだしても親族以外の意見が一向に採用されることがなければ、モチベーションが下がって能力を発揮できなくなるでしょう。

「アットホームな会社」を売りにする企業は危険?

求人広告などで「アットホームな会社です。」をキャッチコピーにしてある会社を見かけますが、少々危険な文言でもあります。
通常求人広告のキャッチコピーは企業の魅力をアピールし、より応募者を募るためのもの。アットホームという曖昧なことを売りにするということは、その企業で働くメリットが実はなにもないということの裏返しかもしれません。

また、本当にアットホームな雰囲気が売りだったとしても、誰にとっても利点になるとは限りません。
仕事もプライベートも一緒に行動するほどの仲良し職場は、人によっては苦痛でしかないのです。
当然ながら転職先を決める際には、キャッチコピーの影響を受けずに総合的に判断する冷静さを持つべきですね。

子供が誰よりも可愛いのは社長も同じ

親にとって子供は誰よりも可愛い存在で、例え社長であっても同じ。
子供の可愛さを会社経営に持ちこんでしまう経営者も多くいます。
何の経験もない社長の息子が経営陣の一人になり、やりたい放題やってしまうなんて会社も実際にはけっこうあります。
社長の息子ということで誰も注意できないのですから、親である社長が教育するしかないのですが、息子可愛さゆえに放置してしまう例も。
もちろん、親の会社であっても謙虚な姿勢で実力を築き上げる素晴らしい二世もいますから、一概に言えることではありません。
ただ、周囲の環境もあり謙虚さを保つことはなかなかに難しいのでしょう。
社会人経験のない二世が経営陣にいて横柄な態度を取る会社では、従業員の満足度が低いlことが多いです。

転職すべき家族経営企業の見極め方

転職先には家族経営ではない会社を選びたいと感じる人もいるでしょう。
ただ、家族経営自体は多いので選択肢の幅を狭めてしまうことにもなります。
問題なのは家族経営かどうかよりも、家族経営であっても転職先として適切かどうか。
ここでは、転職すべき家族経営企業の見極め方を紹介します。

同族かどうかを知る方法

まずは経営陣が同族のみで占めているかどうかを確認しましょう。
会社HPの経営陣紹介欄や会社変遷を見てみると分かることも多いですよ。
経営陣の名字が同じであったり、会社変遷に社長の就任歴などが書かれています。
面接官である役職者の名字を確認するのも一つ。
社長以外の面接官の名字が社長と同じであれば同族の可能性が高まります。

親族以外も役職登用されているか

家族経営を主軸としていても、重要ポストに親族以外をしっかり登用していれば問題ありません。
外の風をきちんと入れ、同族だけで経営することのリスクを回避しようとしている証。

また、経理部長など会社資金にかかわる重要ポストも親族以外が望ましいです。
経理部長が同族の場合、会社を私物化して利益を役員報酬のみに還元している可能性も。
従業員にとっては頑張ってもリターンがないというリスクがあります。

経営者が商工会などの集まりに積極的に参加している

地域の商工会などでは、さまざまな業界の経営者クラス同士で交流を行う取り組みがあります。
家族経営の中小企業の場合は、他社についても知り視野を広くもつ意識が大切。
家族経営企業であっても、経営者が高い意識を持ち異業種の人たちと交流していれば、視野が狭くなることを防いでくれます。
経営者がこうした集まりに積極的に参加している会社であれば、成長性にも期待できると言えるでしょう。

社内外問わず評判を確認してみよう

従業員の満足度や社外からの評判は大切。
口コミサイトを見てみる、同業の知り合いがいれば聞いてみる、面接官の考え方に触れる質問をしてみてもいいでしょう。
実際に働いている人や社外的な対応がどうなのかで会社としての魅力を確認することが可能です。

実態が重要!転職する前にきちんと確認すべき

家族経営企業に転職するにはメリット・デメリットがあり、人によって何が適切かは異なります。
家族経営かどうかより、実態をきちんと見極めて自身の適性にあった会社であるかが重要。
転職前に企業研究をしっかり行い、どんな経営を行っているのかを確認したうえで転職を決めるようにしましょう。

 

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