求人広告のキャッチコピーは冷静に。注意すべき文言とは

求人広告のキャッチコピーは冷静に。注意すべき文言とは

各求人広告に記載されている魅力的なキャッチコピー。
企業に興味を持ったり、実際に転職を決めるきっかけになるということもあります。
しかし、どんなキャッチコピーも見せかけのメリットに惑わされないことが大切です。
冷静に見る目を持たないと痛い目にあうことがありますよ。
ここでは、求人広告を見る際に気をつけたいキャッチコピーを解説します。

好条件求人は表と裏を考えよう

給与や福利厚生などの条件面は、転職先を決める際の重要な要素になりますよね。
しかし、好条件求人は見た目に惑わされないことが大切。
裏にあるデメリットもしっかりイメージしておきましょう。
ここでは、好条件求人の注意点を紹介します。

高収入可能求人は冷静に

「高収入も可能です。」「月収100万円以上稼げます。」など、高収入を売りにしている求人広告は少し注意が必要です。
基本的に2つの点を冷静に考えてみましょう。

1つめは広告内容自体の信憑性。
会社の業績なども踏まえ、本当にその収入を得られるのかどうかということです。
求人広告に掲載するには、どの媒体でもある程度の企業審査がありますが、実際誰にいくらの給与を支払っているかまでを細かくチェックすることまではしないのが一般的。
虚偽かどうかは判断しにくいため、信じきらない方が無難です。

2つめは誰でもその収入を得られるわけではないという点。
そもそも「可能」「稼げる」はあくまでも可能性の問題であって、前提条件として必ず「成績が良ければ」がつきます。
自身の実力や適性を客観的に見極めて、本当に良い成績を挙げることができるのか。
厳しいようですが冷静に考えなくてはなりません。

各種手当や祝い金は全員に該当するわけではない

多くの人が気になるのがお金のこと。
さまざまな手当がついていたり、入社祝い金がもらえるような会社は魅力的に映りますよね。しかし、手当や祝い金は全員に該当するわけではなく、制度として設けているだけのことです。
各種手当には必ず会社ごとに受給要件が厳しく設けられています。
要件を満たした人しかもらえませんので、手当が多いことを理由に転職を決めるのは危険。
入社祝い金についても同様で勤続要件がある、基本給水準を下げて敢えて入社祝い金に充てているという会社もありますので注意が必要です。

社員旅行やイベントなどの福利厚生

福利厚生も会社の魅力を図るうえでひとつの材料になりますよね。
社員旅行や社内イベントがあれば、従業員のことを考えた素敵な会社に思えるかもしれません。
しかし、この手の福利厚生は意外とトラブルが起きがち。
自由参加のはずの社員旅行やイベントがほぼ強制で、勝手に有休を使われる、費用も実費でいつのまにか給与天引きされていたなど。
必ずしもメリットがあるわけではないと思っておきましょう。

応募者に何を求めてる?人材にまつわるキャッチコピー

求人広告には企業側が求める人材像が示されたキャッチコピーがよく使われています。
ここでは、人材にまつわるキャッチコピーの注意点を紹介します。

未経験者歓迎求人の裏の意味

「未経験者歓迎」と書かれていると、経験が少ない人にとって安心材料になったり、未経験でもチャンスがあるという点でメリットになります。
人を育てる余裕があるという点で企業判断の物差しにもなりますね。
ただし、裏を返すと「猫の手も借りたいほどに忙しい」「人が次々と辞めてしまうからとにかく新しい人を雇いたい」などの募集背景があることも。
入社してから大変な思いをする人もいますから気をつけましょう。
残業の多さや教育体制の有無など事前に確認しておきたいですね。

「〇〇活躍中」は暗に応募者を限定している

企業が募集広告を出す際には、各労働法によって、応募者の適性や能力以外の点を採用の条件にしてはならないと定められています。
例えば年齢や性別を限定して募集をかけることは典型的な禁止事項。
ただ、実際問題として企業は若い人に来てもらいたいとか、男性がいいとか希望があるわけです。
そこで逃げ道として浸透しているのが「事実であればOK」ということ。
「20代女性募集」はNGでも「20代女性が活躍しています」であれば単なる事実なのでいいとされているのです。
「〇〇活躍中」は、キャッチコピーでありながら企業が欲しい人材を示しているということになります。
企業の思惑を理解したうえで応募に踏み切ることも必要です。
面接してくれても、実際には年齢や性別を理由に不採用になるならば、これほど時間の無駄はありません。

やる気、やりがいなど基準が不明確なもの

「やる気をもって取り組める人を歓迎」「やりがいがある職場です」などの文言は基準が不明確で企業の求める像が分かりにくいという難点が。
何をもってやる気ややりがいと呼ぶのか、価値観が異なる以上誰にもわかりませんよね。
求人広告は文字数が限られており、その中で必要な求人情報を示さなくてはなりません。
曖昧な文言より、可能な限り事実を伝える方が入社時のギャップが起きにくいため、明確な情報量が多い内容ほど応募者側に立った求人広告と言えます。
応募者が本当に知りたい情報が少なく、基準が不明確な文言を多用している求人には少し注意が必要です。

アピール点がないだけかも。逃げ道がある文言には気をつけよう

キャッチコピーの中には「事実を述べたもの」と「人によってどうとでも取れるもの」とがあります。
特に後者の場合は注意が必要です。
逃げ道があらかじめ用意された文言を信じると後悔することも多いですし、単にアピール点がないという理由で使われていることもあります。
ここでは、逃げ道がある文言について紹介します。

急募・増員募集はいつでも当てはまる

「急募」「増員募集」といったキャッチコピーを見ると、人によっては「急いでいるなら採用確率が高まるかも。」「増員ということは業績がいいのかな?」など思うことがあるかもしれませんね。
しかし、これらの文言は深読み厳禁です。
応募者が魅力的に感じそうな給与や待遇を提供できない企業が、「書くことがないからとりあえず書いておこう」として書くケースも多いのですよ。
急募も増員募集もウソではありません。
いつだって早く採用したいし、今より人を増やすための募集なのです。

「わきあいあいとした職場」にあるリスク

「わきあいあいとした職場です。」というキャッチコピーは、どことなく働きやすそうな印象を持たれる人もいることでしょう。
しかし、わきあいあいとした職場は、誰にとってもいい職場ではありません。
単に仕事に集中せず私語が多いだけなのかもしれませんし、プライベートまで干渉されて息苦しく感じる人もいるでしょう。
もちろん、実際に入ってみたら社員同士が全く仲が良くなかったということもあります。

「丁寧に教えます」は何が基準?

即戦力が求められる転職組とはいえ、新しい会社で働くには分からないことも多いというもの。
教育体制はできるだけ整っていた方がいいという方も多いでしょう。
その場合、求人広告に「わからないことも丁寧に教えます。」と書いてあると安心材料となります。
ただ、どの程度丁寧に教えてもらえるのかはわからないので、鵜呑みにするのは危険です。
また、実際に教えてくれるのは人事担当者ではなく所属職場の上司や先輩。
人事担当者の教育に対する考え方と所属職場の人たちの考え方は異なることもあると覚えておきましょう。

誰にでもできる簡単な仕事・軽作業

「簡単な仕事」「軽作業」などのキャッチコピーに惹かれることがあります。
しかし、簡単や軽作業などの基準は、あくまでも人事担当者の基準。
その人にとっては簡単で軽微な仕事であっても、別の人からすれば難解で大変な仕事ということはあるのです。
大変かどうかを判断するのは人事担当者ではなく自分。
実際にどんな仕事を行うのか、それは自分が取り組める範囲のものなのかは事前に確認しておきましょう。

キャッチコピーは惑わされやすいけど内容が大切

数ある求人の中から見つけ出してもらうために、企業の人事担当者はあの手この手でキャッチコピーを考えてきます。
魅力的なキャッチコピーでつい「応募してみようかな。」と思うことがあるでしょう。
しかし、キャッチコピーはあくまでもつかみにあたる部分。
それだけで転職先を決めることなどできません。
惑わされやすいものも多いので、実態をしっかり見極めて転職するようにしましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーをフォローしよう!

こんな記事も読まれています