職務経歴書の職務要約を上手に書く方法

職務経歴書の職務要約を上手に書く方法

経歴を短い文章でまとめた職務要約は、「応募者がどんな人で何ができるのか」が一目でわかる、「つかみ」の部分です。
職務経歴書をいくら細かく丁寧に書いても、忙しい人事担当者には最後まで読んでもらうのは難しいです。職務要約は簡潔に、これが大切です。

職務要約を簡潔に書く際のポイントとは?

職務要約を簡潔に書くと言っても短ければ良いわけではなく、押さえるべきポイントは網羅していなくてはなりません。
ここでは、職務要約を簡潔に書いていく上で要になる点をお伝えしていきます。

企業が何を求めているかを理解してまとめる

転職を成功させるためのコツの一つに、企業が求めている人材であることをアピールすることがあります。
どんなに優秀で高いスキルがあっても、企業のニーズに合わない応募者は残念ながら内定を勝ち取ることは難しいでしょう。
ですから、職務要約で人事担当者の心をつかむために必要なのは、企業が何を求めているのかを知ることです。
それは企業研究の中で明らかにしていくのですが、具体的には何をすれば良いのでしょうか?

求人情報はキーワードを意識して読むのがコツ

企業研究の一環として必ず触れるのが求人情報です。
実は求人情報にはさまざまな「企業側からのメッセージ」が含まれています。
そのメッセージとは「わが社ではこんな人を求めています。」ということです。
求人情報を読むときにはつい給与や待遇などの条件欄ばかりを気にしてしまいますが、「企業目線に立ったキーワード」を意識しながら読み込むようにしましょう。
例えば、スキルや経験、人物像、自社でやってほしいことなどがあります。

スキルや経験を満たしていることが一目瞭然

スキルや経歴は「営業経験3年以上」「簿記3級相当の知識」など、どんな人に来てほしいのかが具体的に書かれていることも多いです。
企業が求めるスキルや経験を満たしているのか、満たしているならばそれが一目でわかるように職務要約に組み込みましょう。
例えば「住宅営業として5年間」「経理実務経験が10年」など、数字を使ってわかりやすく書きます。

求める人物像に合致していることをアピール

企業がどんなタイプの人材を求めているのか、その人物像にも注目してみましょう。
それぞれの業務には適性があり、例えば事務職ならコツコツ目の前の仕事に取り組める人、営業職ならばフットワーク軽くどんどん人脈を広げていける人などです。
もちろん企業によっても求める人物像は異なります。企業が求める人物像は、求人情報なら「慎重に業務に取り組んでくれる人を歓迎します。」などキャッチコピーに示されていることもあります。
この場合なら「前職ではミスのないよう慎重に業務に取り組むことを心がけてきました。」など、人物像に合致するキーワードを含めた職務要約にします。

自社でやってほしい業務が遂行可能であること

求人情報の中には具体的な業務内容が書かれていて、応募者とのミスマッチを防ぐためにも詳細な業務内容を書く企業も増えてきました。
それはまさに企業が自社でやってほしいことなので、その業務ができる応募者であることをぜひアピールしたいわけです。
自分のアピールポイントはいろいろあっても、特に求人情報に書かれている業務内容の中で、自分ができることを職務要約に入れましょう。

他に盛り込みたいのは応募者の歴史。これでダメ押しの一手!

企業が求めているものに合致するキーワードの他にも、職務要約に盛り込みたい内容があります。それは「応募者の歴史」です。
ここでは、「人事担当者を安心させ実績アピールで釘づけにする」ことを念頭に、応募者の歴史が分かるような背景や実績を短くまとめます。

出身校、新卒で入社した会社名、職種など

人事担当者にとって応募者は見ず知らずの人ですから、「どこの誰で学校を卒業して何をしていた人なのか。」が分からないと不安を覚えます。
出身校や新卒で入社した会社、その際の職種などを簡単に説明すると、応募者の背景が見えやすくなります。
例えば「〇〇大学を卒業後、〇〇会社に入社して7年間、個人向けの生命保険営業として多くの方に商品の提案をしてきました。」など、職務要約の導入として簡潔にまとめます。

成果や実績を数字と比較対象でわかりやすく

これまで担当してきた業務の中で、どんな成果を挙げてきたのか、その実績を具体的に書きます。
「営業職100人の中で売上順位2位」「前年比150%達成」など、可能な限り数字を使い、比較対象も添えることでわかりやすい実績アピールとなります。
ここで人事担当者を「おっ」と思わせることができれば、職務経歴書を最後まで読んでくれる可能性がぐっと高まります。

何文字ぐらいで書くべき?職務要約の文字数とその理由

最後に、職務要約は何文字ぐらいで書くのが良いのかについてお伝えします。
あまりだらだらと書いていては読む方も疲れて、最悪読まれないなんてことも。

最適な文字数になるように気をつけましょう

理想は100文字~200文字でコンパクトに

文字数の理想は100~200文字、長くなる場合でも300文字は超えないようにしたいところです。
職務要約はすべての経歴を書いたものではなく、あくまでも詳しく読んでもらうためのつかみにあたるものだとお伝えしました。
職務要約を読み、興味をもってもらうことを前提としているので、これ以上長くても短くても職務要約としては適さないのです。

長すぎても短すぎてもだめな理由

300文字を超えるようなあまりにダラダラと長い文章を書いても、的確にまとめる能力が不足していると思われます。
基本的なビジネススキルを疑われてしまうかもしれません。
反対に50文字などの短い文章では、さすがに伝えられる内容が限られてしまいます。
ここまでお伝えした内容を盛り込み、人事担当者が一気に負担なく読める量、それが100~200文字なのです。

まとめ

職務要約しだいでは、苦労して書いた職務経歴書が読まれないこともあります。
「簡潔に」を大前提として、「企業ニーズに合致していること」「応募者の歴史が一目でわかること」、この2つを意識することが大切です。
今回の記事を参考に、人事担当者の心をつかむ職務要約の作成に取り組んでみてください。

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