塾講師への転職における注意点と成功のコツ。やりがいと現実のバランスを見極めよう

塾講師への転職における注意点と成功のコツ。やりがいと現実のバランスを見極めよう

教育業界に興味がある人にとって、塾講師になることは王道の転職です。
求人も比較的多く、未経験可の求人もあるので、応募にチャレンジしやすい職種と言えるでしょう。
ただし、塾講師は想像以上に大変な仕事でもあり、安易に考えて転職すると「こんなはずではなかった。」と感じることも。
仕事の大変さをよく理解したうえで、より適切な塾を見極めることが転職成功の鍵となるでしょう。
ここでは、塾講師への転職で気をつけたい点と、転職成功のコツを紹介します。

塾講師への転職、ここに気をつけよう!

塾講師は子供たちの教育に関われてやりがいがある仕事ですが、仕事として従事するには注意点もあります。
慎重に転職先を見極めないと後悔することもありますよ。
ここでは、塾講師への転職で気をつけたいポイントを解説します。

ハードな仕事であることは覚えておきたい

重い物を運ぶ、屋外で作業するといった明らかな体力仕事が少ないためか、塾講師がハードな仕事だというイメージを持たない人もいます。
しかし、はっきり言って塾講師の仕事は非常にハード。
理由は拘束時間の長さにあります。

塾講師は授業をするだけでなく、授業の準備やテストの採点などその他の事務仕事が山ほどありますし、授業がない時間帯には営業チラシを配りに行くことも。
塾は子供たちの学校が終わってから授業が始まるため、基本的に夕方からの勤務で不規則な勤務形態です。
深夜まで残業するということもよくあるので体が疲れやすくなります。
激務が辛くて辞めてしまう人も多い仕事であるという点は覚悟しておきましょう。
講師の労働環境にも配慮した、働きやすい塾を選ぶことが重要です。

休みが少ないため家族の理解が必要

受け持つクラスによっては土日も授業がありますし、夏期、冬期講習などもあります。
自分の子供と遊んであげたい、家族のために時間を作ってあげたいと思ってもなかなか難しいのが塾講師。
授業以外にも準備等で出勤することがありますから、業界全体として休みが少ないのも特徴です。

塾講師の求人を見てみると、年間休日は90日台ということもザラにあります。
比較的休みが取れる一般企業の場合、年間休日は120日は最低でもあることが一つの基準。
塾業界に多い90日台はかなり少ない休日だと言えます。
夏休みやクリスマスなども普通に授業はあるため有休も取りにくく、家族や恋人などの理解が必要になるでしょう。

転勤もあるから事前に確認しよう

全国に教室がある大手の塾の場合、転勤が頻繁におこなわれることがあります。
3年前後で別の塾に異動ということもよくありますから、転勤有無については事前に確認しておくべきでしょう。
大手の塾は教室ごとに教育の質に差が大きいということはあってはならず、評判が高い講師でもずっとその教室にいるわけではありません。
地元で人気が根付いて個人塾を開業されても困るため、講師には転勤をおこなわせるのです。
とはいえ転勤がないことを売りにしている塾もあります。
応募企業を絞るためにも、自分の希望を明確にすることも大切ですね。

成果報酬か固定報酬かによって年収が異なる

正社員の塾講師は原則固定報酬で安定性はありますが、中には成果報酬を取り入れている塾もあります。
人気がでれば授業の回数も増えていくため、成果報酬にすることでより積極的な授業作りに取り組んでもらうことが一つの狙いです。

固定報酬の場合は年齢や経験年数を主軸として決定され、年収相場は300~400万円台。
ベテラン塾講師になれば500万円以上という人もいますが、休日が少なく激務の割には決して高いとは言えない年収相場です。

成果報酬の場合は頑張り次第なので、固定報酬を上回ることも十分にあるでしょう。
ただ、正社員の塾講師求人は固定報酬が主流で成果報酬型は少なめです。
安定しなくていいから高い年収を狙いたいなら、非常勤やアルバイトなどで人気講師を目指すのも一つです。

塾講師への転職を成功させるためのコツ

決して楽な仕事ではない塾講師ですが、教員免許は不要、未経験からでもチャレンジ可能な塾も多く、教育業界に興味がある人にとってはなりたい職業です。
講師たちの労働環境に配慮したいい塾もあるので、そうした優良塾を探していきたいですね。ここでは、塾講師への転職を成功させるためのコツを紹介します。

授業風景を見学させてもらう

塾によって教育方針や授業のスタイルが異なりますから、授業風景は可能であればぜひ見学させてもらいましょう。
依頼してみると快諾してくれる塾も多いので、求人広告に「見学可」と記載されていなくても一度聞いてみるといいですね。
実際の授業が無理でも、録画したものを見せてもらえるならそれでもいいでしょう。
授業のイメージがつかみやすくなります。
子供たちの真剣度や講師の授業の内容などを見ると、ある程度塾のレベルが判断できるでしょう。

筆記試験対策は必須

塾講師になるには筆記試験対策は必須です。
教員免許がある、高学歴であるなどの場合でも、現在の学力レベルの把握のために国語や数学などの基本的な問題を解く可能性が高いでしょう。
学生時代に勉強ができていても大人になって忘れてしまっていることも多いため、空いている時間を使っておさらいしておきましょう。
難関学校進学を専門としている塾でもない限りは、難問ばかりが並ぶということはありません。
市販されている対象学年用の参考書や問題集などで対策すれば十分です。

どんな教育に携わりたいかが重要

塾講師になりたいという人は「子供たちの教育に携わりたい。」という思いが少なからずありますよね。
どんな教育に携わりたいのかはしっかりと自己分析しておきましょう。
塾によって教育方針や達成目的が異なります。
勉強が苦手な子にも丁寧に教えたいのか、ハイレベルな学生相手に自分の知識を思う存分発揮したいのかによって、今後のモチベーションに関係します。
教育といっても角度はさまざまなので、どんな生徒をどのように導くための塾なのか確認しておかないと、転職後にギャップを感じやすくなります。

競業避止義務契約がないか確認

塾から別の塾に転職する場合には「競業避止義務契約」といって、同業他社への転職を一定期間禁止する契約が設けられていることがあります。
入社時の契約書などに書かれている、就業規則に書いてあるなどしますので、どんな契約か確認しましょう。
競業避止義務契約がある場合、違反するとトラブルの元です。
業界内でよくない噂が立っても面倒なので、転職前にしっかり見ておきたいですね。

授業が終わったあとの塾を外から見てみる

塾の授業は夕方からが多く、生徒たちが帰宅した後にも事務仕事が待っています。
深夜にまで及ぶ残業は珍しくありませんがハードワークになりがち。
希望の塾の所定労働時間や勤務形態を確認したら、残業がどれぐらいおこなわれているのか実態を確かめたいところです。

残業の実態確認は面接で直接聞いてもいいですが、経営者が嫌がる質問でもあるので聞き方に工夫が必要。
そこで、授業が終わったあとの塾を外から見てみるのが一つの方法です。
明かりがついているかどうかで、残業がどれぐらいあるのかがある程度予測できます。
遅くまで誰かが残っている状況が頻繁に見かけられるなら、残業が常態化している可能性が高いということ。
少し慎重になってもいいでしょう。

塾講師の転職はやりがいと現実のバランスの見極めが重要!

塾講師の仕事はやりがいがありますが、現実問題として拘束時間が長い、休日が少ないといったデメリットもあります。
すべてを満たす塾を探すことは困難ですが、より適切な落としどころはあります。
やりがいと現実のバランスをしっかり見極めて、自分にとっていい転職になるようにしましょう。

 

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