派遣の一人暮らしとは?派遣社員が一人暮らしをするうえでのポイントを解説

派遣の一人暮らしとは?派遣社員が一人暮らしをするうえでのポイントを解説

派遣社員は正社員に比べて不利なイメージが強く、経済的な自立が難しいと思われることがあります。
しかし、実際には派遣社員でも一人暮らしを楽しみ、将来に向けた貯金まで堅実におこなう人も。
では、派遣社員が一人暮らしを実現させるためにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、派遣社員が一人暮らしをできるのかの検証をおこない、一人暮らしをするときのポイントを紹介します。

派遣社員の一人暮らしの現状とは?

派遣社員の収入水準や、他の働き方と比べてどうかを確認しましょう。
さらに、一人暮らしにかかる費用を予測すれば、実際問題として一人暮らしが可能かどうかが見えてきます。
ここでは、派遣社員が一人暮らしをできるのか検証します。

派遣の平均年収、月収について

派遣社員がどのくらい稼げるのかですが、2017年6月度の関東、東海、関西の三大都市圏の派遣社員の平均時給は1,620円。
8時間×月20日として計算すると25,9200円になります。
一般的なサラリーマンの手取りは総支給の7.5~8割程度ですから、税金や社会保険料で2割引かれたと仮定すると207,360円になります。
派遣は賞与がないケースが多いため、そのまま12ヶ月分に換算すると、年間の手取りは250万円程度が1つの水準だと考えられます。

アルバイト、パートよりやはり有利

一方、同月の「アルバイト、パート募集時平均時給調査」では時給平均が1,012円という結果。
フルタイムで働いても総支給161,920円。
アルバイトでもフルタイムなら社会保険加入ですから、手取りは129,536円となります。
もちろん、税金や社会保険料は一律で引かれるわけではなく、時給は職種によっても異なるため一概には言えません。
ただ、これを見る限り派遣社員の月収はアルバイトやパートよりはるかに有利ですし、「派遣って思っているより低くないのだな。」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。

参考リクルートジョブズ

正社員より不利と言うけれど

派遣社員は正社員より給与や福利厚生が恵まれていないと言われます。
特に各種手当や賞与、退職金など金銭面でのメリットは少ないと言えるでしょう。
しかし、一般的に言われる「恵まれた賞与」「多額の退職金」などは、いわゆる大企業や公務員などが取りあげられているだけという見方も。
日本企業の99%以上を占めると言われる中小零細企業では、賞与も退職金もそもそもない、という正社員も少なくありません。
全体を通じて「正社員より不利」とは一概には言えないのではないでしょうか。

一人暮らしにはどれくらいお金が必要?

派遣社員が一人暮らしできるのかを判断するために、一人暮らしにかかるお金を知っておきましょう。
一人暮らしの費用は、大きく分けて、初期費用、引っ越し代(家具購入費含む)、毎月の生活費の3つの要素があります。
住居地や利用業者によって差がありますが、おおよその目安は下記のようになります。

・敷金、礼金、仲介手数料など初期費用 30万円~
・引越し代、電化製品や家具の購入費 10~20万円
・毎月の生活費 10~15万円

はじめて一人暮らしをする場合は少なくとも50万円は必要だと言えるでしょう。
東京など家賃相場が高い場所で暮らす場合は、収入のうち多くを家賃が占める可能性もでてきます。
ちなみに、毎月の一人暮らしにかかる生活費内訳例はこのようになっています。

・家賃 6万円
・光熱水費 1万円
・食費 3万円
・通信費 1万円
・交際費 1万円
・医療保険など 5千円
・そのほか(日用品、被服費、美容代など)2万5千円
合計:15万円

先ほどご紹介した派遣社員の平均手取りは207,360円でした。
初期費用や引越し代は貯金でまかなう必要がありますが、毎月の生活費を単純に見る限りでは、派遣だから一人暮らしができないということはありません。
贅沢しなければ貯金だってちゃんとできる水準です。

参考アパマンショップ「一人暮らしにかかる費用」

副業しやすいのも強み

派遣社員で働く場合、副業をして収入を増やすという選択肢もあります。
正社員に比べると、副業がしやすい働き方と言えるでしょう。
特に最近はネットを利用して手軽に副業ができる時代ですから、プラスαの収入を得ることはさほど難しくありません。
なぜ派遣が副業しやすいのかと言うと理由は2つ。
1つは、正社員は副業を禁じられていることが多いが、派遣の場合はそこまで厳しくないからです。
2つめは、正社員に比べて時間的余裕がでやすいこと。
残業なしの契約を選べば定時で帰れますし、正社員のようにサービス残業をさせられることがありません。
もちろん、派遣会社によっては派遣社員の副業を禁止していることもあります。
派遣会社の就業規則をしっかり確認しましょう。

派遣社員が一人暮らしをするポイントとは?

派遣社員が一人暮らしをするのは、物理的には可能だと言えます。
しかし、決して余裕があるとは言えないのもまた事実。
ひとたび支出コントロールができなくなれば、あっという間に厳しくなってしまうでしょう。
しっかり自立するためには気をつけたい点がありますよ。
ここでは、派遣社員が一人暮らしをするポイントを解説します。

時給だけでなく手取りをしっかり把握しよう

派遣の給与は、「時給×労働時間×月の労働日数」というシンプルな計算式で成り立っています。
一人暮らしを考える派遣社員は、この計算を元に、給与をシミュレーションしておくことが必要でしょう。
ただし、給与額面からは税金や社会保険料が引かれることも忘れてはなりません。
あくまでも重要なのは自由に使える手取りがいくらになるか。
基本ですが見逃しがちなポイントです。

勤務地と住居地のバランスを重視

派遣社員が仕事を選ぶ場合に真っ先に目が行くのが時給ではないでしょうか。
高時給の求人は見つかりやすいですが、時給だけを見てむやみに飛びつくのは危険。
派遣は交通費がでないことも多いため、場合によっては月1~2万円程度の交通費を自腹で払うことになります。
通勤距離だけでなく乗り換えが少ないなど利便性の高さもポイントになってきますから、勤務地と住居地との全体的なバランスを重視するようにしましょう。

勤務日数がもっとも少ない月で計算

時給計算の派遣社員は、月の労働日数によって給与が変動します。
時給1,620円で8時間労働の場合、労働日数が20日の月と22日の月とでは、その差は25,920円。
一人暮らしの食費のほとんどがまかなえてしまうほどの金額です。
「あれ?今月やけに厳しいな。」とならないよう、生活費をシミュレーションするときは、1年の勤務日数がもっとも少ない月で計算しておきましょう。

生活費以外にかかる分も予測しておく

社会人になると、生活費以外にかかるお金も多く発生します。
急な出費になりやすいのは、冠婚葬祭費。
特に派遣社員がもっとも多い世代である20代後半~30代前半は、周囲が結婚や出産することが多いため、お祝いごとに大きなお金が必要になります。
ほかには、車が手放せない地方勤務の場合は車にかかる諸費用もよけておきましょう。
自動車税、自動車保険料、故障時の修理代など多くの維持費がかかります。
これらのお金は、毎月かかる必要経費として計画的に積立ておくといいですよ。

給与アップを目指してスキルを磨く

次の契約更新時に給与アップの交渉をしたり、好条件の案件を紹介してもらうためにも、自身のスキルは常に磨いておきましょう。
派遣会社は派遣社員のスキルアップ支援に積極的で、無料で利用できるスキルアップ制度が多くあります。
登録先の派遣会社でどんな制度があるのか調べ、希望の職種で有利になりそうなスキルを磨きましょう。

派遣社員だって一人暮らしの楽しみ方とは?

一人暮らしが難しいと思われがちな派遣社員ですが、堅実な生活を心がければ十分に一人暮らしができます。
安定的と言われる正社員以上に、しっかりと貯金をしている派遣社員も多くいますよ。
まずは毎月の手取りを確認し、初期費用を含めていくらお金が必要なのかを計算しましょう。新しい仕事を紹介してもらえるようにスキルを磨き続けることも大切です。
計画性を忘れずにいれば、楽しい一人暮らしが実現可能でしょう。

一人暮らしの派遣社員が貯金する方法とは?

将来への備えとして貯金をしておくことも大事です。
一人暮らしをしている派遣社員は、正社員に比べて貯金に対する不安も当然ありますよね。
一人暮らしをしている派遣社員でも貯金する方法はあります!
ここでは、一人暮らしの派遣社員が貯金するうえでのポイントをまとめてみました。

銀行の定期積立を活用する

一人暮らしをしている派遣社員が貯金するうえで、「貯金」する意識を変えることが大切になります。
月々の給料の残りを貯金にあてるのではなく、先に貯金したい金額を抜いてしまうことを徹底すれば地道ですが確実に貯金できます。

そこで銀行の「定期積立」が活用できます!
定期積立は、毎月決まった金額を定期預金口座に自動的に振り替えてくれるサービスになります。
給料日に合わせて利用すれば、給料が入ったらまず先に決まった金額を自動的に貯めることができます。

無理のない方法を選んで貯金する

定期積立で貯金する方法のほかには、
・家計簿をつけてお金の管理をする
・副業する
・交通費を節約するために、自宅付近で派遣先を探す
などが挙げられます。
一人暮らしの派遣社員だからいって諦めず、無理のない方法でコツコツ貯金していくことが大切です。

最後にそもそも派遣とは?

派遣とは、雇用契約を派遣会社と結び、実際に働く場所は派遣会社と契約を結んだ派遣先企業にになります。
最後に派遣という働き方をより活用するために派遣ついての記事もまとめてあるので、今一度派遣という働き方を知るためにも参考にしてみてください!
参考記事派遣とは?意味と素朴なギモンを徹底解説!

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