転職で何社応募する?「数」より内定に近づく方法
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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転職活動をしていて、何社くらいに応募するのが賢明かな?と考えることもありますよね。
1社では確率的に不安という心境はよくわかります。
しかし、応募先の数が増えれば増えるほど、そのデメリットが大きくなる点も知っておきましょう。
より短い時間で、より少ない労力での転職活動についてまとめてみました。
転職での求人応募を絞り込むメリット
求人が出ているからと言って闇雲に応募することはおすすめしません。
一社一社、求人されているポジションは同じでも、その内容や求められることは異なります。
何十もの応募をしたとしても、その半数以上は意味のない手間で終わってしまう確率が高いです。
それよりも、企業を知り、求人内容を理解し、それが自分にフィットしていると思えるものに絞ることで、転職活動の時間や労力の削減に繋がるでしょう。
企業と自分のマッチ度が上がる
応募の際に本当にその企業や求人に「惹かれるか」を自問しましょう。
そのためには、企業情報や求人の内容をしっかり確認する必要があります。
闇雲な20社よりも、吟味した5社のほうが書類選考を通過する確率は上がる傾向があるようです。
企業や求人内容をよく理解しないままだと、自分の希望と異なる仕事に応募する確率を高めます。
万が一、その企業から内定が出て入社できたとしても、自分にとっても企業にとっても不幸な転職になってしまうでしょう。
絞り込むには、理解や思考が必要です。
絞り込んでいるときに、自分の軸や希望も必要で、それらを明確にすることにも役立ちます。
納得した会社に応募して入社できれば、その事前作業も自分と仕事のマッチ度を挙げる助けになってくれるものです。
転職までの手間が少ない
転職活動で一社当たり、どのような工程をどのくらいの時間を掛けて行っていますか?
転職活動では、一社当たりに掛ける時間を狭く深く持つことがポイントです。
何社もの応募をすると、応募のために必要な浅い作業が増えるばかり。
応募したあとの一社一社の進捗状況の管理も煩雑になるのではないでしょうか?
応募した瞬間から、すでに選考は始まっているものです。
絞っていることで、ミスや間違い、遅れなども減らせるでしょう。
熱意と自信の上昇で内定率がUP
応募先を絞り込むことで、応募先について考える頻度が高まります。
企業情報や求人内容をもとに提出書類を作成し、入念に編集するでしょう。
採用担当者に響く言葉を盛り込むために、企業のことを調べたり、イメージを膨らませたり。
企業や仕事の内容と自分との接点を探っていくうちに、モチベーションが上がります。
面接の準備でも同じことが言えます。
その他大勢でない「その一社」のための言葉や表現を、自分の経験や個性から探し出すうちにどうしても入社したい!という気持ちが高まってくるでしょう。
…だから入社したい!…だからこのポジションに就きたい!が内側から湧いてくるのです。
これが絞るか、絞らないかの大きな違いです。
不思議なもので、熱意や自信は洋服のようにさっと作り出せるものではありません。
熱意や自信は、スキルや能力を盛り立てる大きな材料なんですよ。
経費や時間の削減
複数に応募して、いくつかの書類選考に通過したことを考えてみましょう。
もちろん、どの会社と縁があるかは誰にも分らないものです。
しかし、面接に行く時間や経費はそれだけ余計にかかることは言うまでもありません。
それでも、入社するのは一社だけ。
2、3社なら、大差はなくても、10社、20社になると大きな違いですよね。
転職での応募の数を絞るリスクは?
では、反対の視点から検討してみましょう。
応募する企業を少数に絞ることにもデメリットは存在します。
絞り込んで集中してトライしたとしても、タイミングや他の応募者との兼ね合いなどで、常にうまくいくとは言い切れません。
内定が得られない場合の時間
応募数を絞ったときに、もしそれらの応募で書類選考に通過できなかったり、面接に進めたとしても内定が得られなかった場合は、完全に振り出しゼロの状態に戻ることになります。
次の応募先を探し、企業や求人内容の研究をして、再び応募のステップを踏むことになります。
精神力との戦いになりがち
応募数を絞っても内定に近づけないと、精神的なダメージは大きいものです。
なぜなら、応募の段階で入社意欲は上がってますし、他社の可能性もない状態になるからです。
他にも応募している場合、良くも悪くも、いくらかの余裕はあるかもしれません。
しかし、自分で駒を進める必要があります。
成功の転職に繋がらない偽物の余裕に頼ることをしないのなら、強い精神力がいるでしょう。
面接や仕事の機会を逃す可能性
多数の応募でメリットがあるとすれば、内定するかしないかは脇に置いたとしても、面接の回数が増えるということが挙げられます。
面接は、実践の場として何よりのトレーニングになるものです。
人生で2、3回目の面接よりも、10、20回目の面接のほうが精神的にはラクになり、話す言葉もスムーズでしょう。
絞っていれば、その機会の確率は低くなりますよね。
もし、面接で内定が取れなくても、一回の経験として、見えない精神的な効果があることを覚えておいてくださいね。
転職での応募を効率的にするための対策
絞るか、絞らないかは、どんな求人が見つけられるかというタイミングもあるかもしれません。
もしかすると、自分の探している条件で数社の求人が目に飛び込んできて気になることもあり得ます。
実際に効率的に進めるには、どういう指針を持って、どのような活動が有効なのでしょうか。
周りの傾向や平均値に囚われない
転職は、自分と企業の縁です。
自分と企業の組み合わせは世界にひとつ。
傾向や平均値に囚われて、自分の応募や行動を判断することはもったいないかもしれません。
その組み合わせだから不採用があったり、めでたく採用!ということが成り立つのです。
世の中の統計論は参考にはできても、絶対ではないと捉えるほうが、行動の幅が広がるでしょう。
転職活動は、何にせよ、行動がものをいうのです。
エージェントを活用する
より詳しい企業情報を得たり、在職中の転職活動の時間削減のことを考えると、転職エージェントの活用はおすすめです。
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