第二新卒女性の転職活動のポイントまとめ
- カテゴリ名:今日からの転職活動
新卒と社会人の中間といわれている「第二新卒」。
はっきりとした条件のもとに区別されているわけではありませんが、たいていの場合、卒業から三年以内で、新卒の際に就職をして社会人経験のある若者をいいます。
こうした理由から第二新卒は将来性があり、また、社会人経験もあることから採用の機会は多くあると言われているんですよ。
さらに今回注目したいのは第二新卒のなかでも女性の第二新卒です。
第二新卒の女性が男性と比べてどのような環境下にあるのか、これから詳しく見ていきましょう。
第二新卒の女性の転職市場
転職活動をするうえで、第二新卒の女性という立場に当たる人はまず最初に、どういった市場価値のもとにあるのかを考えてみてください。
第二新卒の女性としての自分の立ち位置を理解することで転職を成功させることにぐっと近づくはずですよ。
新卒の際に一度就職活動をしているからといって油断は禁物です。
若さと低賃金での採用枠が広い
第二新卒は何と言っても卒業から三年以内の人を指すので若く、将来性が高い層であると言えます。
さらに新卒で入社すると研修やイベントなどで教育費用がかかりますが、第二新卒ではそういった教育を終えているケースが多いですよね。
第二新卒は余計なコストがかからないので企業にとっては負担が少ないんですよ。
女性に関して言えば、雇用形態が正社員に限らず、契約社員、パートなど幅広く、正社員でなければその分賃金も低くなる傾向にあるので、第二新卒の女性は採用枠が広くなっています。
未経験でも飛び込みやすい
業界にもよりますが、国家資格が必要な職種など特別な環境を除けば、第二新卒の女性は若さを武器に未経験の業界にも入りやすい傾向にあります。
前職の経験を踏まえて、違う業界への転職を希望する人は珍しくありません。
意欲や活かせる経験によっては、これから経験を積んで成長できる時間と伸びしろがあるので、可能性を見込まれるチャンスは大いにあります。
気になっている業界があれば、未経験であることを気兼ねせずに、挑戦してみてくださいね。
第二新卒&女性の転職のリスクとチャンス
第二新卒の女性が転職するうえで知っておくべきことが、30代で行う転職活動との違いです。
20代のうちであれば未経験でも伸びしろに期待を持ってもらいやすいですが、30代になれば過去の実績や実力に目を向けられることが多くなる傾向にあります。
つまり、第二新卒であることで選択の幅は広くチャンスも多いといえますが、今後の方向性を決める大事な時期であって、業界を決めるラストチャンスと言っても過言ではありません。
さらに女性であれば結婚や出産に左右されやすいので、年齢によってはすぐ辞めてしまうというような懸念を持たれやすいでしょう。
転職活動をするうえで、第二新卒の女性ならではのリスクとチャンスはしっかり念頭に置いてくださいね。
第二新卒の女性が正社員転職する際の心得
第二新卒の中でも女性であると雇用形態は幅広いと前述しましたが、正社員として働きたいという強い意思があれば、いくつか心得ておくべきことがあります。
男性と違ってキャリアとライフのバランスに折り合いをつけなくてはならないので、融通の利きにくい正社員を選ぶとなると、一層将来のことを見据える必要が出てくるでしょう。
キャリアやライフの将来プランを描いておく
現代の女性の大きな課題となっていますが、第二新卒の女性にとってもキャリア、ライフのプランニングはかかせません。
全て思い通りになるものばかりではありませんが、道すじを立てておかなければ、転職の軸も定まらないですよね。
女性として、結婚、出産を希望する年齢に合わせてどうやってキャリアも積み上げていくか、なかなか難しくイメージもつきにくいところかもしれませんが、女性であれば面接でも聞かれやすいポイントです。
ここをうやむやにして転職してしまうと、キャリアとライフの板挟みにもなりかねませんので、じっくり向き合っておきましょう。
企業に頼りきりにならない主体性を持つ
第二新卒の女性に限りませんが、転職活動をするなかで、どうしても企業に合わせようとして主体性を失ってしまうことがあります。
しかしその場は合わせられても、自分の意志に反したことを長く続けるのは難しいですよね。
第二新卒の女性で、さらに正社員であれば余計に企業に頼らざるところが多くなってくるかもしれませんが、合わせるばかりではなく、主体性を忘れないように行動しましょう。
第二新卒の女性のメリットを長所とつなげる
転職活動において自己アピールをする際には、自分特有の長所と、第二新卒の女性であることのメリットをうまくつなげられると効果的です。
第二新卒の女性であることのメリットは前述しましたね。
前職での活かせる経験、また、これからの成長を期待させるような素直な態度を持って転職活動に臨んて行きましょう。
面接での応対力は仕事力
転職活動における面接は、単に合否を判定するためだけの場ではありません。
面接ひとつの中にも、仕事の中で大切な要素がたくさん含まれているんですよ。
例えば、自己紹介ひとつとっても要点をまとめて話ができるかの論理性、また相手の話のなかにどのような意図が含まれているかのヒアリング力など。
第二新卒の女性だからこそ持ち得る、経験を活かした、細かい気配りのある面接を実現することで、今後の即戦力になることをアピールできますよ。
第二新卒&女性の転職に役立つ転職サイトとエージェント活用
転職活動をすると決めて、求人サイトや転職サービスに登録する人も多いでしょう。
でもせっかくなら、第二新卒の女性の特徴にぴったりのサービスを選びませんか?
大手のサービスの中で女性特有の悩みや希望に合わせた求人、サービスを受けることもできますし、女性専門に転職を斡旋するサービスをおこなっているところもあります。
20代&女性に特化したサイトやエージェントに着目
女性専用の転職サービスでは、第二新卒の女性に手厚い傾向があります。
求人数も何百とあるので、希望の内容に近い仕事が見つかる可能性も高いです。
件数が多いからと言って契約社員やパートばかりのものでなく、正社員採用の求人もあるので安心してくださいね。
登録しておくだけでもセミナー情報など役立つサービスが受けられますので、ひとりでむやみに転職活動をするより効果が高いのではないでしょうか。
各サービスによって得意分野など特徴がありますので、希望する業界などが決まっていればそれに合わせたサービスを選んで利用してくださいね。
第二新卒の女性の転職者への懸念を払拭する
第二新卒の女性が転職活動をするうえで最も企業側から懸念に思われるのは、退社に関わることと言っても過言ではありません。
まずは、なぜ数年のうちに会社を辞めてしまったのか。
そして会社を辞めた理由と合わせて、結婚、出産によって会社を辞める可能性が高いのではないか。
第二新卒の女性が転職活動、特に面接などをするうえで非常につっこまれやすいポイントなので、例えマイナスの理由であったとしてもプラスにとらえて伝えていきましょう。
自分の考え方も前向きになるはずですよ。
ここで先ほど考えたキャリアとライフのプランも生きてきますね。
今後どのように仕事をしたいのか、自分の中で明確にしておくことで転職活動を乗り切るだけではなく、人生の指針をぶれないものにすることができるのではないでしょうか。
応募書類の添削や模擬面接サービスを受ける
第二新卒の女性というと、新卒や経験豊富な社会人とは異なる立ち位置にあるので、転職活動を進める際には前述したような女性に特化したような転職サービスの活用をおすすめします。
特に希望の強い企業のある場合には、主観的なアピールにならないように、客観的なアドバイスをもらいましょう。
社会人としてだけではなく、第二新卒の女性だからこそ必要な転職活動のコツを教えてくれるはずですよ。
特に面接対策は、ひとりではなかなか改善点が見つけられないものなので、転職のプロの知識をもとにブラッシュアップしていってくださいね。
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