ビジネスでの英語力を上げる3つの基礎固め
- カテゴリ名:ワークライフバランス
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あなたの仕事は英語が必要ですか?
ビジネス英語をどう学べばいいのか分からない人たちのために、ビジネスシーンでの英語のコミュニケーションの基礎を整える3つのポイントを説明します。
必要語彙の強化、文法の確認、積極的なアウトプットなど、仕事で役立つ短期集中の強化学習法をお伝えします。
基礎がしっかりしていると、現場でも応用度が高まって実力を伸ばす後押しになりますよ!
ビジネスで必要な英単語から徹底強化
英語力の中で、最低限必要な単語を持っておくことは、ビジネスシーンでは必須となります。
伝える場面も多くなるので、必要単語とともに、言い回しの表現を数多く持つことをおすすめします。
より伝わりやすくなったり、相手の言っていることの理解が容易になるでしょう。
ビジネス英語の単語の習得のポイントについて紹介します。
覚えるべき単語を絞ろう!実はそんなに大量ではない
ビジネス英語は、日常会話で使っている単語とビジネスシーン独特の言い回し、そして業界や職種ごとの専門用語を使っていきます。ビジネスシーンの言い回しも業界用語も、それほど膨大な量ではありません。
日常的な会話を助ける単語としては、中学で学習した2,000~3,000語程度と言われています。
この中には、this、can、on、with、know、takeなど超基本的なものも含まれていますから、多くの人はすでに知っているものも単語がたくさん含まれます。
ビジネスシーンでの言い回しは、その職場ごとによく使う定型表現を覚えておきます。業界用語は、分野によって異なりますが、一般的な仕事では200~300単語なのだそうです。社会人の場合、新しく覚える単語は、2,000語にも満たないかもしれません。
ネイティブが持つボキャブラリーは2万語とも言われています。そこに追いつこうとするなら、途方に暮れそうですが、2,000語なら短期間でも習得は可能です。
深めよ!使いこなせるレベルまで
単語の習得では、使えるレベルにまで発展させておく必要があります。
単語は知っているのに、英文作成や会話の中で使えない人がとても多いのが現状。その単語がどのシチュエーションで使われ、どう文章の中に組み込んでいくのかを知ることが大切です。
そのためには、例文をできるだけたくさん参照し、ピックアップし、最終的には、自分でも作って話したり、書いたりするところまで練習していってください。
インターネットで単語だけで検索するだけでも、多くの文章に触れることができるでしょう。とにかく「知っているだけで使えない」という状態を脱しましょう。
効率的なボキャビル法
単語を覚えるときに、1単語につきひとつの意味で覚えるだけでは、忘れる確率も高くなり、非効率です。英語を実践する場でも、ひとつの対訳でしか捉えていないと活用度を狭めてしまいます。ひとつの単語も、いろいろな角度から、多くのものに関連付けて覚えることをおすすめします。
例えば、反対の意味の単語、類義語とのニュアンスの違い、ほかの単語との組み合わせで変わってくる意味、自分の仕事で活用できるシーン、活用する際に関連してきそうな単語などに広げていくのが効果的です。
記憶への定着度を高め、文章作成や会話のシーンでも浮かびやすくなるでしょう。
英文法に不安があるなら短期集中で攻略
仕事で英語が必要になると、毎日使うということも増えてくるでしょう。
実践の場で使うというのは、この上ない上達方法のひとつでもあります。
ビジネスシーンでは、そのなんとなくの英語だと、進捗を滞らせたり、ビジネスチャンスを逃したりということに繋がってしまうことがあります。
基礎文法に自信がないという人は、復習しておくことをおすすめします。
中学レベルで十分!
日常会話は、文法を崩したものも多く、より多くの英語に触れる必要がある一方で、ビジネスは比較的ルールに即した英語を使うことが求められますので、文法は必要であり、役立つものなのです。
少々退屈で苦手という人も多いですし、文法学習は必要ないという声も聞かれます。
しかし、文法は、初級~中級者が短時間で英語を使いこなしていく助けになるものです。
英語にはたくさんの文法項目がありますが、日常の仕事で使っていくものは中学の時に習った分でも十分にこなすことができます。
文法もやっぱり「使いこなせるまで」
文法を学習するときに、意識してほしいのが、文法項目を確認して終わらないことことです。そこで終わると、完全な文法学習とは言えず、文法学習と英語の実践がかけ離れたものになるでしょう。文法学習が苦手になってしまう一因でもあります。
一つの文法項目を学習したら、実践レベルに落とし込んでいきましょう。その文法を使ったフレーズを作ったり、発声したりして、どんどん触れて自分のものにしてください。
ここで初めて文法を理解したと言うことができるでしょう。
定期的な確認とブラッシュアップ
文法については、長く学び続ける必要はありません。
基本項目を一定期間で集中してこなしたら、そのあとは半年~1年など定期的に確認していけば、忘れてしまうことを防げるでしょう。基本項目なら、文法書などの大掛かりなものでなくても、さっと確認できるアプリやウェブサイトなどを活用するのもおすすめです。文法事項について、新しい知識にも触れやすくなるのでブラッシュアップにも有効でしょう。
間違いやすい言い回しなどをチェックすると表現方法を増やすきっかけも見つかります。
おすすめの文法学習サイト
体系的に文法をチェックするのにおすすめのサイトを紹介しておきます。
それぞれ趣向が異なるので、使いやすい好みのものを探してみてください。
・英これ「英語中学英文法」ページ
http://eigodekore.com/basic-grammar-course/
60回に分けて文法の徹底習得ができます。
・英語喫茶
28日間での文法プログラムが公開されています。
・参考書より分かりやすい英文法解説
中学&高校で学習する英文法の中で英会話に役立つものが詳しく解説されています。
・英語王子が教えるやり直し英文法
http://delta-scope.com/introduction/index.html
サイト内の対話形式で解説されるので気軽に学習できます。
・英文法大全
忘れたときや確認したいときに英文法の辞書のような感じで使えます。
集中してビジネス英語をアウトプット
ビジネスで英語を使う際は、アウトプットすることに慣れておく必要があります。
基礎力を固める段階でも、アウトプットすることを意識して学習しましょう。
その後の実践に役立ちやすいだけでなく、実践の中での吸収力も高まるはずです。
書くアウトプット
書くことは、少々面倒に感じられるかもしれませんが、時間をかける価値のあるアウトプットです。頭に浮かんだ文章を書いてみることがアウトプット能力を高めます。英語で日記を書いたり、メモを取ったりという習慣でもいいでしょう。ブログ、Twitter、SNSを活用して英語で交流していくのも効果的です。
「英語で何というのだろう」「英語でどんな表現ができるかな」を潰していくことが、自分の英語を使う現場に一番役に立つ単語やフレーズの習得に繋がるのです。
これは、ライティング能力を高めるだけでなく、スピーキングで思ったことを英語で発することにも役立っていきます。
声に出す機会を作る
口を動かす機会をできるだけ多く作りましょう。声の大きさは、大きければ大きいほどスピーキングを向上させる効果が高いそうです。話す相手がいないときでも、自分にきちんと聞こえるように話してください。
また、スマートフォンのSiriに話しかけるのも効果的な方法のひとつ。発音が間違っていると受け止めてくれないので、発音チェックにもなります。
確かな発音で発声できることは、リスニング力を高めることにも繋がっています。
一文を広げると実践に効く
単語を覚えるときに、例文を活用することをおすすめしました。
文章に関しても、より実践的なことをイメージするのが効果的です。一つの文章を、会話やストーリーにして広げてみましょう。挨拶でも質問でも、いくつもの受け答えの可能性が浮かぶでしょう。
実際の仕事のシーンを思い浮かべながら考えてみるというのがポイントです。英語でのやり取りの幅が広げられるはずですよ!
ビジネス英語は、基礎からスタート!
ビジネス英語の取っ掛かりとして、語彙、基礎文法の確認、積極的なアウトプットで基礎を固めることをお伝えしました。
実際のビジネスシーンでは、学習するときのように、いちいちチェックしたり、誰かから指摘されることも少ないです。
基礎を自分で固めておくことで、ミスや誤解も減らすことができます。
現場での英語の実践力を磨いていくためにも、基礎をしっかり習得しておきましょう。
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