未経験でもエステティシャンになれる!転職に関する知識を紹介します

未経験でもエステティシャンになれる!転職に関する知識を紹介します

美容業界の中でも華やかな「エステティシャン」。
そんなエステティシャンには未経験でも転職は可能なのか?
ここでは詳しくご紹介していきます!

エステティシャンとは?

エステティシャンとは、美容のプロフェッショナルとして肌や体の全身の悩みを解決し、美しくする職業です。
全身といっても、髪の毛に関しては美容院になります。
エステティシャンは基本的に訓練を積んだ手技を施すことになりますが、特別な機械や道具を用いて施術をすることもあります。
お客さまに満足を得ていただけるように、カウンセリングを行うことも大切な仕事です。
要望をしっかりとヒアリングすることで、どのような施術を行うかを判断します。

エステティシャンになるためには?

エステティシャンは、国家資格が必要な職種ではないため、絶対に取得しなければならない資格はありません。

エステティシャンの代表的な資格とは?

エステティシャンは特別に必要となる資格はありませんが、腕を磨くために自己啓発として受験する人も多いようです。
ステップアップを目指していたり、転職を考えている場合には、取得しておくとよいかもしれません。

  • 日本エステティック協会「認定エステティシャン
  • CIDESCO-NIPPON「CIDESCOディプロマ
  • 日本エステティック業協会「AEA認定インターナショナルエステティシャン

エステティシャンは資格を取得するべきか?

最近のエステサロンのレベルは上がってきているため、専門性を売りにしているサロンも多いようです。
そのためには、自分の強みが何かをアピールするための分かりやすい方法として、資格があげられます。
資格を保有していることで、専門的な知識を持っていることの証明になりますので、お客さまから安心感と信頼感を得ていただくことができます。

資格の取得方法と注意点

エステティシャンの資格の中には、難易度が高くなればなるほど実務経験が問われる場合があるため、学生などが取得することができない場合があります。
また、受験する協会の正会員にならないと、資格として認定されない場合もあります。
以下が、該当しますので注意が必要となります。

日本エステティック協会

  • 「認定エステティシャン」
  • 「フェイシャルエステティシャン」
  • 「トータルエステティックアドバイザー」

認定エステティシャン(正会員)試験とは?

さまざまな民間団体が認定している資格の中でも、国内で知名度も高くエステティシャンを目指す多くの人が取得する資格が、日本エステティック協会の主催する正会員試験です。
試験内容は、フェイシャル(手技・機器)とボディ(手技)、ワックス脱毛からなる技術力の実技試験と、エステティシャンセンターで行われる筆記試験です。

筆記試験は、100問出題され4肢択一式になります。
受験資格としては、日本エステティック協会が認定している専門学校や通信講座で300時間のカリキュラムを修了している者に限られます。

試験の受験料は?

認定エステティシャン(正会員)試験の費用は、10,368円になります。

エステティシャンに役立つその他の資格は何か?

エステティシャンの仕事は、国家資格を必要とする職業ではありませんが、これらの民間資格を取得していた方が優位に働くことがあるようです。
取得することによって、技術の向上で仕事の幅が広がるだけでなく、給与での優遇を受けることも十分にあります。
また、海外など国際的に働きたい場合の資格もありますので、検討してみるとよいかもしれません。

  • 日本エステティック業協会(AEA)「インターナショナルエステティシャン」
  • 国際エステティック協会「認定エステティシャン」
  • CIDESCO「認定インターナショナルエステティシャン」
  • ソワンエステティック協会「認定介護予防エステティシャン」

エステティシャンの仕事とは?

エステティシャンの仕事は、主にカウンセリング、フェイシャルトリートメント、ボディトリートメント、脱毛の4種類に分けられています。
施術方法については、人の手で行うか、美容機器を使って行うかはサロンの方針によって異なりますが、どちらが良いとか悪いとかはありません。
エステサロンのコースは、一般的には美白や痩身、肌質改善などアンチエイジング効果を期待できるものになっており、カウンセリング後に施術を行う流れになります。
そのほかには、施術後の片づけ作業や使用しているタオル類の洗濯、清掃など裏方の仕事もサロンの運営には必要な仕事になってきます。

  1. カウンセリング……エステティシャンは、お客さまのカウンセリングを行い、肌の状態や手入れ方法などを入念にチェックし、今後のエステティックをどのように行っていくかを提案します。
  2. フェイシャルエステ……肌トラブルを改善・防止して美肌をつくる「スキンケア」と、小顔を作り出すための施術を行う「痩身エステ」の2種類に分かれています。
    顔面をマッサージすることで血行の流れを良くし、肌トラブルを改善させていきます。
  3. ボディケア……、全身をマッサージすることにより、美肌・痩身を作りあげていきます。
    マッサージにより老廃物を取り除くことで、発汗作用を良くしてダイエット効果を促していきます。
    ハンドマッサージから美容機器を使った施術まで、その状態に最も適した方法を提案します。
  4. 脱毛……、レーザー脱毛などの専用機材を使って、全身や部分部位の脱毛を行います。
    部位にもよりますが、8~10回程度の施術が必要になります。
    近年は女性だけでなく、男性の脱毛のニーズも高く、男性専用の脱毛コースも用意されています。

エステティシャンの報酬は?

エステティシャンの給与は、勤務形態によって異なります。
専門学校などを卒業して正社員としてエステサロンに就職する場合や、開業して自分の店舗を持つ場合、また歩合制の職場もあるようです。
もっとも一般的なモデルケースとして、30歳前後の場合の平均年収は、300~400万円と言われています。
年齢とともに給与が上がるというよりは、経験値やスキルがある人ほど、多くの収入が得やすいという実情があります。
自分の売上や成績次第で左右されることも少なくありません。
また、開業した場合、顧客を持って軌道に乗るかどうかの分かれ目で、年収も大きく異なります。
実際は、個人エステサロンの多くが経営に苦しんでいるようです。
しかし、成功した場合には、平均年収500万~数千万円以上と言われており、サロンで従事していた時よりも多くの収入が見込めるでしょう。

メディカルエステとは?

メディカルエステとは、あまり聞き慣れない言葉ですが、病院などの一部の機関ではとても需要があります。
メディカルエステとは、医師と連携して医学的な観点からエステを行うもので、綺麗になりたいというよりは、体の問題を解決するために誕生したエステなのです。
メディカルエステの特徴は、一般的なエステにはない最先端の美容成分や機器を使用することができるため、根本から悩みを改善できる点や、医師が関わっている安心感が大きいと言えます。
最近では、皮膚科と併設しているサロンが増えてきているようです。
メディカルエステに就職したい場合には、メディカルエステ専門学校に通うのが正規のルートのようですが、知識や実務経験のあるエステティシャンである場合は、採用してもらえることもあるようです。

エステティシャンの就職先

エステティシャンの主な就職先はエステサロンが一般的ですが、なかにはホテルや美容室、リラクゼーションサロンなどに進む人もいます。
また、ある程度のスキルを身につけた場合には、自分でサロンを開業する人もいるようです。
基本的には、どこのエステサロンも提供している施術は同じですが、お客さまの求める目的が異なると言えます。
たとえば、ホテルにあるエステサロンは、結婚式に向けての準備として訪れる女性が多いようです。

エステティシャンの悩みとは?

どの職業にもありますが、仕事をするうえでエステティシャンにおける多くの人が感じている悩みは、体力仕事だということです。
施術内容にもよりますが、立ち仕事からマッサージなどの全身運動であることも多く、足腰に大きな負担がかかります。
また、手を酷使することから、手荒れなど湿疹に悩まされることもあるようです。
そのほか、女性中心の職場ということで噂話などが多くなる傾向のなかで、ストレスを感じている人も少なくありません。

エステティシャンに向いている人は?

エステティシャンは、万人に向いている職種とは言えないでしょう。
エステティシャンは、決して華やかな仕事ではなく、お客さまの要望にどれだけ親身になれるかが重要です。
お客さまの中には綺麗になりたいという美意識の高い人も多いため、自分自身も美意識を持って身なりを整えておく必要があります。
いくら腕が良くても、見た目が見苦しいとお客さまに不信感を与えかねません。
また、美容についての知識を学ぶことに対して苦にならないことや、お客さまのニーズを聞き出すためのコミュニケーション能力も問われます。
これらが苦手と感じてしまう人には、厳しい職業になるかもしれません。

エステティシャンの今後

いかがでしたでしょうか。
エステティシャンは、専門的な技術や知識を必要とする仕事ですが、実務経験を積むことで、給与面の優遇なども見込めることが可能です。
しかし、勤務時間が安定しないことや、福利厚生が整っていないサロンも多いため、辞めてしまう人も少なくありません。
今後のエステサロンの数は、脱毛サロンなどの大型チェーンを筆頭に増え続ける傾向にあります。男性向けサロンなどの、専門性に特化したサロンは需要があるのです。
従来のエステは女性向けのものだという認識から、男性市場にも目をつけたことにより、顧客獲得に繋がります。
時代の変化とともに成功している市場では、エステティシャンの獲得に走ることが見込まれ、待遇面においても期待できるようです。
いずれにせよ、エステサロンが乱立している現状に変わりはありませんので、安心して働ける職場であるのかは、自分自身でしっかり見極める必要があります。

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