面接の緊張を一瞬で克服できる簡単なコツがあった!
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
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面接が苦手と敬遠する人が一番に言うことは、やはり緊張でうまく話せなくなることです。
想定質問への答えもいろいろ準備して臨んだ面接も、いざ本番となると緊張のあまり普段通りに話せず、不合格となったこともしばしば。
願わくば、緊張を克服して気楽に面接が受けられる方法があればいいのになって思いますよね。
その希望を一瞬で叶えられる、こんな克服方法があったのです。
目次
面接官が見るポイントはここ!
緊張の克服方法を紹介する前に、いったい面接官は応募者のどこを見ているのかお話ししましょう。
なぜなら、意外と面接官は応募者が気にするようなところにあまり興味がないからです。
もちろん面接なので、質問がありその質問にいかに答えたかというのが根本ですが、取り調べの尋問ではないので、理路整然と答えてただけで満足かというとそうではありません。
たとえば「趣味は?」と聞かれ、「サッカーです。」と答えたとしましょう。
質問に対する答えとしては間違っていません。
しかし、面接官はこれでは満足しません。
たとえばサッカーをどんなふうに楽しんでいるかを知ることで「普段の活発度」「目標への一生懸命さ」ひいては「人間的な魅力」など、見えない部分まで感じ取ろうとします。
この「感じ取ろうとする」というところが大切なのです。
サッカーの話を始めたとたん、目をキラキラさせて話し出した、となると本当に好きなんだと感じ取れるわけです。
理屈でサッカーの魅力と日頃の取組を語ってほしいとは思ってないのです。
応募者と面接官の気にするところの違い
ところが、応募者が面接に対して持っているイメージは「うまく話すこと」というのが普通ですよね。
実は、このうまく話さなければならない、という意識が自分へのプレッシャーとなり緊張につながっているのです。
応募者が考えている、うまく話すということは、多分「サッカーを始めたきっかけ」「練習の厳しさ」「これまでの戦績」「ひいきのサッカーチーム」を順番にメリハリ付けながら話すことでしょうが、そううまくいくものではありません。
中には話すのが好きな、いわゆる「口のうまい人」がいます。
しかし、面接官は「口のうまい人」を採用しようとしているのではありません。
仮に営業マン募集であっても、「口のうまい営業マン」が一番モノをよく売る営業マンではないということを知っています。
これは他の質問でも一緒で、志望動機を聞かれ、応募者がホームページやインターネットで調べた内容を丸暗記して語っても嬉しくありません。
ベテランの面接官なら「あ、よく覚えてきたなあ」と思うだけで、「入社意欲」は感じ取れません。
緊張はまじめな証拠でプラス評価
面接を終えた人がよくいうセリフが、「ああ、緊張して何も言えなかった!」というもの。
結論的にいえば、面接官は応募者の緊張にはあまりマイナスではありません。
応募者はみんな緊張するものだと思っているからです。
むしろ、緊張は「一生懸命さ」を伝えてくれるもので、これは応募者の「まじめさ」につながると判断します。
少なくとも緊張する人で、「適当な言い回しで面接官をごまかそう」なんて人はいません。
逆に、「こんな言い方をすれば面接官は喜ぶに違いない。」と美辞麗句を並べる人はたくさんいます。
つまり、緊張は面接ではプラス評価になっているということを、ほとんどの“緊張タイプ”の人は気づいていないのです。
一瞬で言いたいことが言えるようになるコツ
それでは、ここから具体的な“緊張克服”のコツを紹介していきましょう。
コツというのは、瞬間の気持ちの切り替えのことで、あまり深く考えず実行することが大切です。
特に、緊張タイプの人は深く考えすぎる傾向にあるので要注意です。
汗をかいてもOK
手に汗を握る、って言いますよね。
緊張するタイプの人は、「汗=自分の緊張」というストーリーを勝手に作ってしまいます。
しかし、手に汗をかいてるかどうか、面接官にはまずわかりません。
仮に見えたとしても選考には一切関係がありません。
手以外、額や首筋に汗が滲むことがあります。
これは、「この部屋の空調のせい」と思います。
そして面接中でもいいので、「すみません。ちょっと汗を拭かせていただいていいでしょうか。」と率直に申し出ます。
ネクタイの結び目に視線
面接官の視線は確かに気になりますよね。
もし、目と目が合うのが緊張の原因と考えるなら、相手のネクタイの結び目に視線を落とします。
落としたといっても、距離があれば面接官には視線をはずしたとは思われません。
少し目線を変えるだけで緊張感をほぐせるなら試してみましょう。
天井を見たり、斜め横に視線を持っていくと避けられたと気付かれてしまいますので、注意が必要です。
「緊張してますか?」と聞かれたら
面接官はよく「緊張していますか?」と尋ねてきます。
これは、「今日はイイお天気ですね。」程度の面接官の口ぐせです。
面接される方は緊張するものだと思っているので、挨拶をしているようなものです。
しかし、質問といえば質問なので一応返事はしましょう。
「ハイ、面接慣れしていなくて緊張しております!」としっかり答えます。
隠す必要はありません。
普通は、優しい面接官なら「大丈夫ですよ!リラックスして下さいね。」と返事が返ってきます。
面接官からこの答えを引き出せたらOKです。
「すみません!」より「ありがとうございます!」
いろいろ質問され、なかなか答えがうまく言えなかったりしたとき面接官のフォローが入る時があります。
「ゆっくり答えてくれればいいですよ。」とか「緊張しなくても大丈夫ですよ。」とか。
このとき、緊張している自分に引け目を感じ「あ、すみません!」と連発してしまいますが、すかさず「ありがとうございます!」と言うようにすると、気分がまったく異なり引け目を感じなくなりますよ。
気にせず「聞き返す」「言い直す」
緊張していると、時々、面接官の質問が聞き取れないことがあります。
この時、「え?」とたじろがずに「申し訳ございません。もう一度お願いできますでしょうか?」と率直に聞き返すことで印象はガラッと変わります。
また、質問の答えをいいかけて途中でちょっと違うなと思い、言い直したい時があります。
この時も、グダグダになる前に「申し訳ございません。
初めからもう一度話させて下さい。」と正直に答えます。
ここで止まらずに一気に最後まで行くと、意味不明なことを言ってしまうことになります。
想定質問の準備は適当に!
緊張する人の原因のひとつに、「準備をしすぎる」ということがあります。
面接の心構えや面接準備の方法をインターネットなどでいろいろ調べすぎることです。
特に、面接の想定質問に対してどう答えるかを実際のセリフで用意している人は要注意です。
答え方を実際のセリフで覚えると必ず失敗します。
覚える必要はまったくありません。想定質問といっても、面接官は少しずつ質問を変えてくるからです。
「長所をPRして下さい。」という質問を想定していて、「長所のうち、他者から褒められたことをPRして下さい。」と質問されたら、答えは変わってきます。
ここで「うっ!」となると頭が真っ白になってしまうのが、覚えすぎる人です。
採用は総合評価
採用選考で面接の比重はある程度大きいものがあります。
しかし、面接がすべてではないということ。
そして、面接で見るポイントはあくまで「ヒューマンスキル」(人間的魅力)と言われるものです。
履歴や職歴は提出の書類に詳細にしっかり書き込んでおけば、面接官が知りたい目的はほぼ済んでいるのです。
したがって、質問を「うまく切り抜けよう」という気持ちより、書類ではわからない「自分の人間的な魅力を知ってもらおう」という気持ちに切り替えることで、確実に緊張克服の一歩を踏み出すことができるのです。
人間的魅力とは、「一生懸命さ」「まじめな態度」「心からこの会社に入りたいと思っている」「面接機会をもらったことへの感謝の気持ち」などです。
なにもテクニックはいりませんよね。
面接官は、質問にまじめに答えている時の表情や言葉遣いから自然と読み取ってくれるものです。
面接は自分らしさの演出
いかがでしたでしょうか。面接される方はどうしても受け身になってしまい、どう思われているかという不安が先に立って、それが緊張につながるということがよくあります。
自分が緊張していることは面接中にそんなに気にすることではありませんので、あまり気にせず自分らしさを出して臨みましょう。
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