面接でも有効!初心者のプレゼンの質を上げる話し方
- カテゴリ名:一歩進んだ仕事術
プレゼンが大好き!という人はそんなに多くはないかもしれません。
緊張して、間違うかもしれないという心配、相手の行動に繋げることへのプレッシャーなどを感じている人のほうが多いでしょう。
プレゼンの中身も重要ですが、話し方もプレゼンの成果を左右します。
ここでは、初心者でもうまくいくプレゼンのための話し方のポイントについてまとめてみました。
目次
プレゼンでの話し方と緊張コントロール法
人前で話すことに慣れないうちは緊張するものですよね。
しかし、プレゼンターには、たくさんの役割があります。
過度の緊張があると大切なことを伝えられない時間で終わってしまいかねません。
ぜひ、プレゼンターという立場を上手に活用してリラックスして本番に臨んでください!
緊張は集中力に変えよう
本番前に緊張を意識すればするほどどんどん身体が硬くなり、声も出にくくなるものです。
プレゼンの目的は「聞き手にとってメリットに繋がる行動をとってもらうこと」。
そのために、準備の段階、プレゼンの直前、もちろんプレゼント中でもできることはたくさんあります。
どの段階でも、意識の方向を聞き手に集中させることが緊張を解くことを助けてくれるでしょう。
いいプレゼンにしたい、成果に繋げたいという責任やプレッシャーがあるならなおさら意識してみてください。
プレゼンでは、緊張している暇はないくらい忙しいんですよ!
プレゼンは聞き手と一緒に作る時間
プレゼンは、学校の教授が行う講義のように一方通行のものではありません。
聞き手の反応や理解度に合わせたり、意見や回答を得ながら一緒に作り上げていくもの。
一人でいい時間や内容を提供しようとすると大きな負担かもしれません。
しかし、共同で進められると考えれば気が楽になりませんか?
たとえ一人で進めきれたとしても、ほとんどの場合、聞き手の満足感は得られないそうです。
聞き手のプレゼンへの参加を促すこともプレゼンターの役割のひとつなのです。
ネガティブ意識は不要
聞き手は、良い情報を知りたがっています。
プレゼンの初心者は、自信のなさが姿勢や声を通して雰囲気に出ることがよくあります。
さらには、知識不足、準備不足、プレゼンのスキル不足を謝ってしまうということも。
これらのすべてが、聞き手が見聞きするネガティブな情報ということは明らかですよね。
見た目もプレゼンの中身も、プレゼンの雰囲気も含めて、ポジティブな情報を発信することを心掛けましょう。
胸も声も張って!まずはそこから。
「堂々」を演じると気持ちも伴ってくるものです。
自信に満ちている(ように見える)人からの話に、聞き手は耳を傾けるのです。
プレゼンに巧みな話し方は不要!何が要る?
聞き手に、堂々としたポジティブな印象を与えるためにできることがあります。
退屈せず、居眠りもなく、集中して最後まで聞いてもらうためにも工夫が必要。
プレゼンで大切なのは、巧みな話術や高度なテクニックではありません。
どんなことに気を付ければいいか具体的に見ていきましょう。
プレゼンの練習をする段階から意識してみてください。
「あー」や「えー」の理由と回避法
「からぁー」「…のでー」など語尾を伸ばしたり、言葉の間に「えー」が連発される話はとても聞きにくくなります。
「緊張なのか?」「癖か?」聞き手はそのことが気になって、プレゼンの内容に集中できません。
これらがなぜ出るのかという理由として、
・自分の話すことが曖昧、まとまっていないなどで間を持たせるため
・不慣れな言葉を使って、次の言葉が出てこない
・間を埋めることで安心する
などがあるようです。
間を感じないためにも、ゆっくり話してみましょう。
あらかじめ話すことは明確にし、自信の持てる内容に作り上げるのもポイントです。
綿密に暗記するのではなく、流れと話のポイントを練習で頭に叩き込みましょう。
無意識の習慣になっていることもあるので練習時には、誰かに見てもらうか、そうでなければ撮影して確認します。
癖がなかなか治らない人は、練習時にBGMを流すと間が消えて間延び言葉が減ることもあるそうです。
プレゼン中の簡単な立ち振る舞い方
聞き手の目の前での身のこなしもポイントを抑えると印象と進行がガラリと変わります。
プロジェクターなどの活用時に覚えておきたいのが3点です。
・まず画面をポインターなどを使って示す
・次に聞き手のほうに向きを戻す
・そして話し始める
これによって、プレゼンの進行のあんちょこにもなります。
見た目も違和感がなくスムーズ。
スライドを使うプレゼンは、この繰り返しです。
身振り手振りは大げさかなと思えるくらいでちょうどいいと言われます。
堂々とアイコンタクト
目の動きもとても重要で、プレゼンの印象を大きく左右します。
スクリーンや、どこか一点にばかりを見つめて話さないようにしてください。
聞き手の全ての人と、まんべんなく目を合わせるようにしましょう。
大勢であれば、かたまりごとに見るようにします。
スピードと間を適切に使い分ける
プレゼンの中で意識的に「間」を入れましょう。
沈黙を恐れる必要はまったくなく、むしろ、メリットだらけだということを知ってください。
・言葉をしっかりと受け止めてもらいやすくなる
・聞き手に考えたり、理解させる時間を与えることになる
・話の流れに抑揚がつき、聞きやすく理解しやすい
早口になりやすい人も気を付けましょう。
聞きやすい速度は1分間に300字ほどと言われています。
棒読みにならないように注意して、要点を話すときに若干速度を下げると伝わりやすくなるそうです。
プレゼンで質問を活用する話し方が効く
プレゼンの随所に問いかけを散りばめることで、プレゼンを活気づけることができます。
聞き手にとって単調で受け身の時間にしないための有効な手段です。
プレゼンでの始まりの問いかけの効果
プレゼンでの冒頭を質問から始めることは、聞き手の注意力を引き、いわゆる「掴み」として有効です。
聞き手に関連性の高い、回答を思い浮かべやすい質問にするのがコツ。
YESやNOで答えられるものよりも考えてもらう質問がベターです。
・○○は、どうすれば良くなると思われますか?
・○○は、なぜ評価が高いのでしょうか?
・○○は、何が阻害になっているのでしょうか?
質問のあとに2、3秒間の間を取り、聞き手の思考を巡らせる時間を提供しましょう。
質問によって、プレゼンの内容の当事者意識(参加)を促せるのです。
プレゼンでの中盤での問いかけの種類
プレゼンの最後には、質疑応答の時間を設けることは多いでしょう。
しかし、途中でも質問を受け付けることでプレゼンの時間に活気が出ます。
聞き手からの質問でなく、プレゼンターの問いかけも役立ちます。
・このとき、皆さんならどう対応しますか?
・キーポイントは何だと思われますか?
・どんなことに気を付けますか?
回答を求める必要はありません。
目的は、ここでも聞き手の注意力を引くためです。
自分の思考を巡らせる聞き手は、しっかりそのプレゼン内容に参加していることになります。
受け身で話を聞いているだけよりも興味が倍増するはずです。
面接での話し方にも応用できる
上記で紹介したことは、転職時の面接の際にも役立ちます。
面接官とのやり取りのほうに意識を向けることで緊張への意識は和らぐでしょう。
堂々とした話し方や立ち振る舞いは良い印象を良くします。
話し方のクセや速さなどの注意点もプレゼンで気を付けることと同じです。
また、質問という点では、最後によくある「逆質問」以外でも有効。
例えば、面接官からの質問の意味がよく分からなかったりする場合は、「それは~~ということですか」「もう少し具体的にお伺いできますか?」というように確認をしましょう。
面接官からの情報が増えることで、回答がしやすくなり、そのまま答えを絞り出すより、面接官とのコミュニケーションが円滑になるはずです。
初心者でも話し方次第で優秀なプレゼンができる
慣れないうちは、緊張が気になって大切なプレゼン進行に集中できないことが多いです。
こちらで紹介したことを練習時から意識して取り組んでみてください。
本番で緊張する代わりに、各ポイントを意識するとプレゼンの成果はきっと向上させられると思いますよ!
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