未経験でIT企業に転職するならおさえておきたいポイントまとめ
- カテゴリ名:今日からの転職活動
転職したいけど業界選びに悩んでいる、新しく成長性の高い業界に転職したい、そう考えているならIT業界への転職はいかがでしょうか?
数ある業界の中では若い業界ですが、ITがごく身近になった今、他業界と比べても非常に存在感を発揮しています。
人材需要も高まり将来性がある優良企業も多いとあって、転職先の業界としても注目を集めていますよ。
ただし、専門性が高いイメージがある業界ですから、転職するには不安が大きいという方もいるでしょう。
IT業界がどんな業界なのかよく調べてから転職に踏み切ることも大切ですよね。
ここでは、IT業界への転職をおすすめする理由や職種紹介、転職に求められることなど、IT業界の転職事情を紹介します。
目次
転職するならIT企業が狙い目!
IT企業への転職は今非常に狙い目。
業界の中では新しく不安定だと思われがちなIT企業ですが、なぜ今IT企業への転職がおすすめなのでしょうか?
ここでは、IT企業への転職が熱い理由を解説します。
インターネットの普及で需要が増えた
家庭や個人で手軽にインターネットを利用する時代、さまざまなサービスはインターネットなしでは提供できないほど身近な存在になっています。
「インターネットなんて」と言っていた人も今や普通に使うようになり、一般消費者の認知度は非常に高まりました。
近年のインターネットの普及により需要が一気に増え、IT企業にとっても人材確保は重要課題の一つ。
競争が激しい業界でもあるため、より優秀な人材を採用しようと、企業も積極的に採用活動を行っているのです。
企業の急成長が可能
IT業界では多くの革新的な商品やサービスの開発が進んでおり、成長スピードが速いのが特徴です。
すでに成熟した他業界に比べ、どの企業でもヒット商品を開発するなどして躍進できる可能性があるのがこの業界の魅力。
企業の急成長が可能で働き手にとっても、やりがいやモチベーション向上につながりやすくなります。
入社ハードルが高い大手企業ではなく、中小やベンチャーを狙って将来性に期待するのも一つですね。
未経験でも活躍できる
IT系企業は業界自体が若いため、歴史が長い業界に比べると未経験からの転職組も多く、スキル次第では活躍も可能です。
常に新しいことを吸収していくことができる人材ならば、経験値が低くても十分にチャンスがあるでしょう。
IT業界に興味がある人は今からでも全く遅くないので、可能性を狭めずにチャレンジしていけます。
IT企業の転職にはどんな仕事があるの?
IT企業に転職すると言っても一体どんな仕事があるのか気になりますね。
専門知識やスキルが必要な技術者というイメージが強いでしょう。
業界内の転職でないと難しい気もしますが、意外と一般的な職種もあるので選択肢から除外するのは早いですよ。
ここでは、IT企業の仕事について解説します。
売り手市場のエンジニア
IT企業でもっとも売り手市場なのがエンジニアです。
IT系エンジニアとひとくちに言ってもさまざまな職種や仕事内容があり、選択肢が広いのも特徴。
SE(システムエンジニア)、PG(プログラマ)、ネットワークエンジニアなど多くの仕事があります。
技術職なのでスキル重視で努力次第で若手でも評価されやすいのが魅力。
年収も職種によって異なりますが、300万~800万円のゾーンが主流です。
忙しくて激務のイメージが強いエンジニアですが、最近はエンジニアの働き方も見直されつつあり、残業が少ないエンジニアも増えてきています。
企画の経験を活かすならディレクター
最近はITディレクターなどの新しい職種もでき、エンジニアに比べて就いている人が少ないため狙い目の仕事でもあります。
システムの企画からサービス運営までの一連の仕事を担当するのがディレクターです。
立場としてはエンジニアの監督する立場にあるため、年収にも期待できるのが魅力。
企画の経験があり、IT知識やスキルもある人ならば、ディレクターに転職するのも一つでしょう。
営業職は異業界からでも転職しやすい
IT業界にはエンジニアやディレクターなど現場で専門スキルを発揮する人だけでなく、自社サービスを売り込む営業職も存在しています。
ある程度のIT知識は必要ですが、専門職までは求められず、それよりも売る力があることが大切。
異業界からの転職組であっても、営業経験者ならば比較的転職しやすいと言えるでしょう。
営業職はどのIT企業でも随時募集しているため、希望の企業をじっくり探すこともできます。
事務職の募集もある!
一般消費者や他社向けのサービスを開発、運営する技術者や営業職のほか、その人たちが自社で働く環境を整えるバックオフィス系の募集もあります。
経理、総務、人事などの事務職であれば、IT系の知識やスキルを多く求められることはありません。
事務職という定番の職種でありながら、最先端のIT技術に関わるような革新的な企業で働けるのも魅力ですね。
ただ、事務職はどの業界でも人気が高いため好条件の求人はすぐに埋まってしまい、ライバルも多数。
事務職経験がある即戦力で、自身の強みをアピールできる人が有利です。
IT系企業へ転職する際に求められること
IT系企業へ転職を成功させるためには何が必要なのでしょうか?
IT系企業は近年人気が高いため、企業が求める資質をしっかり理解してアピールしていくことが大切です。
ここでは、IT系企業へ転職する際に求められることを解説します。
やっぱり大事!コミュニケーション能力
IT企業というとパソコンに向かって誰とも会話しないイメージがありますが、実はそうではありません。
職種ごとに担当工程があり、職種間の連携も不可欠。
専門知識がない外部の人にわかりやすく説明したり、依頼元の希望を汲む「聞く力」も必要で、コミュニケーション能力が求められます。
IT系スキルを持つ人が少なかった時代ではないため、もはや「人とコミュニケーションを取るのが苦手だからIT系へ」とはいきません。
知識やスキルがありつつ適切なコミュニケーションを取れる人を企業は求めています。
知識やスキルを磨くだけでなく、コミュニケーションスキルを向上させる努力は不可欠と言えるでしょう。
常に学ぶ!という姿勢を持とう
IT業界は常に新しい技術やサービスが生みだされています。
移り変わりが激しい業界のため、常に学ぶ姿勢がある向上心の高い人が求められます。
昔手にした知識やスキルに執着するより、いつでも新しいものを吸収する柔軟性がある人がいいでしょう。
一般的にIT企業では若い人が多いと言われるのは、向上心や柔軟性に優れているから。
裏を返せば若くなくても、2つの要素を満たしていれば転職も可能と言えるでしょう。
資格やスキルはある程度持っておいたほうがいい
この業界では学歴よりスキルが非常に重視されます。
知識レベルの裏付けとなる資格や、強みになるスキルはある程度持っておいたほうがいいでしょう。
資格の場合は古いものではなく、常にブラッシュアップしていることが分かるような最近のものもあれば有利。
加えて経験があれば転職活動も比較的スムーズにいきます。
スキルについては具体的に何ができるのかを、職務経歴書の中詳細かつ分かりやすく書くようにしましょう。
IT系の転職を考えるならこの転職サイトがおすすめ
IT系企業への転職を成功させるためにはプロのサポートを受けるとスムーズです。
求人紹介だけでなく、書類添削や面接対策までさまざまな転職サポートをしてくれる転職エージェント、サイトを利用して効率的な転職活動をおこなっていきましょう。
ここでは、IT系企業の転職におすすめの転職エージェント、サイトを紹介します。
doda
求人数 | 36,622件 |
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IT系求人数 | 8,607件 |
特徴 | 専門サイト「dodaエンジニアIT」がある |
IT系セミナー・イベント | 随時開催 |
36,622件の公開求人に加え、非公開求人130,092件と豊富な求人数を誇るdoda。
幅広い業界、業種の求人を扱っていますが、専門サイト「dodaエンジニアIT」も持っており、IT系転職にも強いのが特徴です。
IT系の非公開求人は30,000件以上。
大手からベンチャー企業まで幅広く取り揃えているため、求職者の希望に沿った求人紹介が受けられます。
個別相談会や合格診断、有名企業経営者のインタビューなど、気軽に見られるコンテンツも充実しているので、IT業界についてもっと詳しく知りたいと感じている人にもおすすめです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大級の求人数が魅力の大手総合型エージェント。
公開求人30,224件のほか、非公開求人145,052件の計175,276件となっています。
IT、通信業界の公開求人は8,332件、非公開求人は32,448件、Web、インターネット業界は公開求人が5,422件、非公開求人が19,822件となっており、IT関連企業を多数扱っていることがわかりますね。
リクルートグループという大手の強みを活かしてさまざまな企業とパイプがあるので、大手や優良ベンチャー企業など質が高いIT系求人を紹介できるのが特徴。
職種も社内SEからITコンサルタントまでさまざまな職種を扱っています。
転職活動をスムーズに進めることができる便利ツールも充実しているので、上手に利用して活動の効率化をはかりましょう。
レバテックキャリア
求人数 | 1,392件 |
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IT系求人数 | 1,392件 |
特徴 | IT、Web業界専門エージェント |
IT系セミナー・イベント | 個別相談会、プログラミングスクール紹介あり |
レバテックキャリアの特徴は、なんといってもIT、Web業界専門であるということ。
IT系企業からの信頼も厚く、レバテックキャリアでしか扱っていない求人も多数持っています。
専門エージェントのため、キャリアコンサルタントもIT系知識が豊富。
専門的な話ができ、仕事内容を踏まえた転職相談をしやすいのも魅力です。
総合型エージェントに比べると求人数こそ劣ると思われがちですが、それは担当者が企業に直接訪問して話を聞き、1社ずつしっかり審査しているから。
企業の開発方針や社風にも詳しく、企業研究の点でも有利になりやすいです。
非公開求人もあり、求人の質にとことんこだわったエージェント。
また、IT未経験の人にプログラミングスクールを紹介してくれる「レバテックビギナー」というサービスもあります。
数あるプログラミングスクールの中から希望の職種に合ったスクールを提案。
特典で割引などもあるので、未経験でスキルがほしいと考えている人にも優しいですね。
IT系業界への転職を考えるならまさにうってつけのエージェントと言えるでしょう。
マイナビエージェント*IT
求人数 | 1,755件 |
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IT系求人数 | 1,755件 |
特徴 | IT業界専任のキャリアアドバイザーがいる |
IT系セミナー・イベント | 転職相談会あり |
大手マイナビが展開する、IT系に特化した専門エージェントです。
マイナビエージェント*ITの特徴は、IT業界に特化した専任アドバイザーがいること。
専門知識をもち、親身に相談に乗ってくれると利用者から定評があります。
特に20代、30代の世代に強みを持っているため、転職経験がなく不安が大きいという方におすすめです。
IT系の中でも多種多様な職種を扱っていて、細かい希望に沿った紹介をしてくれるのも魅力。
どんな仕事をしたいか、詳細までイメージしておくとより適性にあった求人に巡り合えるでしょう。
パソナテック
求人数 | 1,700件 |
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IT系求人数 | 1,700件 |
特徴 | 転職のほか、派遣案件も多数 |
IT系セミナー・イベント | テーマごとに多数のイベントあり |
人材派遣会社のパソナグループが展開するIT系に特化したエージェント。
全国各地の企業に人材を紹介してきたため、企業とのパイプが強いのが特徴です。
正社員求人だけでなく、派遣や紹介予定派遣などの案件も紹介できるため、自分の希望にあった働き方ができます。
ITに興味はあるけど家庭の事情があるなど、働く女性にもおすすめのエージェントです。
忙しくてワークライフバランスが叶いにくいと言われるIT業界においても、定時で帰れる働きやすい仕事が見つかります。
無料で参加でき、希望の働き方について相談や情報収集ができるイベントも多数開催しているので、IT業界で本当にやっていけるのか不安がある人は参加してみるといいでしょう。
IT系への転職で気をつけたいポイント
IT業界には未経験可能の求人もあり、新しくチャレンジしたいという人にとっては大きなチャンスとなるでしょう。
ただし、未経験でやみくもに応募するのはリスクもありますよ。
ここでは、IT業界で未経験可能な求人に応募するときに気をつけたいポイントを解説します。
未経験可でも、優遇されるのは経験者
まず知っておきたいのは、「未経験可」は未経験者を優先的に採用するわけではないということ。
当然ながら経験者が優遇されます。
応募はできるけれど経験者に比べて不利であることは間違いないので、それなりに覚悟して転職活動に臨みましょう。
未経験可だからといって、一から育ててくれるわけではありません。
中小やベンチャーも多いIT業界では人材育成にかける余裕がないことも問題になっていて、基本的には自分で勉強して覚えていくという姿勢が重要です。
経験者たちと張り合うには、やる気と向上心があることが必要で、口先だけではなく、現時点で取り組んでいる勉強やスキル構築など、面接官を納得させるだけの努力を提示するといいでしょう。
資格より実務が大事!
未経験者の場合はとにかく資格を取って転職しようと思いがち。
確かに資格は一つの武器にはなりますが、それよりも実務が大事です。
資格取得に時間ばかりかけて何の経験もしていないとなると、「具体的には何ができますか?」と聞かれてしまうことでしょう。
勉強熱心で資格取得を目指すのもいいですが、同時に少しでも実務に携わることを目指すべき。
派遣やクラウドソーシングなどで少しずつ実務経験を積み、希望の正社員求人にチャレンジするなども一つの方法です。
パソコン操作ができない人は門前払い!
いくら未経験でも応募できるといっても、パソコン操作ができることは大前提です。
企業は学校ではなく、ゼロから丁寧に育ててくれるわけではありませんから、門前払いされてしまうでしょう。
パソコン操作すらできないのにIT業界に転職を考える、計画性のなさも疑われてしまうことになります。
本気でIT業界に転職したいならパソコン操作を覚えることは基本中の基本。
それにプラスして専門知識やスキルがどの程度あるのかという話になります。
IT業界への転職が熱い今がチャンス!
IT業界は急速に発展している業界ながら、その需要がなくなるとは考えられず、将来性が高い側面ももっています。
企業数や求人件数も急増していて、新しい職種も生みだされているため、多くの人にとってチャンスがある業界。
IT業界の転職市場は活性化していますから、転職するなら今は非常に狙いどきと言えるでしょう。
スキル重視のため無防備で臨むことは控えたいですが、学び続ける向上心の高い人ならば挑戦すべき。
転職エージェントなどもうまく活用し、希望の企業に転職を叶えていきましょう。
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