ここが違う!派遣とフリーターのメリット、デメリット
- カテゴリ名:今日からの転職活動
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あなたは派遣労働者とフリーターの違いを説明できますか?
派遣の方がフリーターより少しはましだという程度の知識しか持っていない人は多いのではないでしょうか。
しかし、細かい定義をすると
1・派遣
派遣会社に在籍して派遣先で仕事をする人。
2・フリーター
定職に就かず、きままな仕事をする人。
と分けることが出来ます。
そこで自分は派遣かフリーターどちらに向いているか分からない人のために、それぞれのメリット、デメリットを紹介します。
それぞれの特徴を知って自分なりの仕事を見つけてください。
フリーターのメリット、デメリット
まず始めはフリーターの特徴を紹介します。
フリーターの一番の特徴は、自由度の高い働き方ができることにあります。
自由度が派遣よりも高い
フリーターと言っても様々な形があります。
お店や企業で短時間で働いている人、繁忙期のみ働く人、日雇いのような仕事があるときだけ働く人などです。
どれも一つの場所に固定されることなく、比較的短時間で働く人のことをフリーターと呼んでいます。
派遣がフルタイムを基本としていることが多いので、自分の時間が多く持てる働き方と言えます。
稼ぎ方次第で派遣よりもお給料がもらえる
働き方次第でフリーターは派遣よりも稼ぐことが出来るかもしれません。
その自由度を活かし、アルバイトの掛け持ちをすることで稼ぎたいときに沢山働くことが可能です。
一定期間沢山働いて、その後自分の時間に没頭出来ることができるでしょう。
失業したときのデメリット
フリーターの一番のデメリットは、働くことの保障の低さではないでしょうか?
雇用保険や健康保険、年金などの社会保険の加入条件は、一ヶ月の労働日数が四分の三以上かつ会社に雇われた時の契約日数が一定期間以上としているため、フリーターはこの条件を満たすことは難しく、未加入の人が多くいます。
また、フリーターは雇用の安定度が派遣よりも不安定になります。
派遣は契約の段階で働く期間が決まっていますが、フリーターは働いた分だけ時間給でお給料をもらうのが一般的のため、突然病気や怪我、家庭の事情などで仕事がなくなったり、収入が減ってしまう可能性があります。
派遣のメリット、デメリット
派遣とは、派遣会社に登録して派遣先を紹介してもらう働き方です。
雇用関係が派遣社員、派遣会社、派遣先の三者になるので少し複雑になりますが、派遣社員は派遣会社の所属となりお給料は派遣会社からもらうことになります。
フリーターとの一番の違いは、派遣会社に所属することによる安定度と自分の得意なスキルや能力を活かせる点にあります。
フリーターよりも安定した仕事
派遣はフリーターよりも働くことの自由度が下がりますが、その分安定して働くことができるでしょう。
派遣先との契約で半年や1年間の更新で仕事が約束されるので、腰を据えて仕事に打ち込めます。
また、一定の条件を満たせば社会保険の加入もできますし、派遣先によってはその会社の福利厚生施設や制度を使うことができます。
フリーターよりも責任ある仕事を任される場合が多いので、より深く会社の仕事をやっている実感が持てるでしょう。
自分の能力やスキルを磨ける
登録時に記入したスキルや能力を磨いたり、新しいスキルを身につけることが出来ることが派遣の特徴です。
今まで身につけた資格等を会社組織の中で活かせる経験は非常に大切です。
資格の勉強した内容が実際にどのように運用されているか知る機会は働いてみないとわかりません。
今後別の派遣先でも実践に即した経験を活かしてステップアップも可能です。
トラブルがこじれる可能性
派遣の働き方は三者が関わっていると紹介しましたが、その分だけトラブルが起きたとき際にこじれる可能性があります。
フリーターの場合は雇用主と本人との交渉がメインとなりますが、派遣は派遣会社が間に入っている関係でトラブルが複雑になりがちです。
派遣社員は何か問題が起きると、派遣社員の担当を通して解決することになります。
派遣社員にとって派遣先はお客様でもあるので、いきなり苦情を言うわけにはいかず、今後の付き合いを考えて対応します。
派遣会社によっては納得いかない対応される場合があるので注意が必要です。
自分に合った働き方を選ぶことが重要
派遣とフリーターの特徴を解説しましたが、どちらにも良い面、悪い面があることは理解できたと思います。
そこで派遣とフリーターに向いている人のタイプを紹介します。
フリーターに向いている人
フリーターは自由度が高い仕事ができることから短時間だけ働きたい人や趣味や勉強をしている人に向いています。
例えば、プロのアスリートをやっている人がその仕事だけでは生活出来ない場合、生活費を稼ぐ為にアルバイトをしたり、難関の資格に向けて勉強中にその学費を稼ぐ為に働いているのは良く聞く話です。
一つのところでフルタイムの仕事が出来ない人にとって、フリーターの働き方はとても便利です。
しかし、何も目標を持たずにずっとフリーターを続けていくことはリスクを伴います。
年齢が若い内は色々な経験が出来て良いですが、ある程度の年齢になると病気のリスクや安定した仕事を就きたいと思ってもハードルが上がってしまいます。
また、フリーターは自由度が高い分、誰にでも出来る仕事を任されることが多いですが、仕事のスキルを上げたいと考えてるならば、派遣の方が良いでしょう。
フリーターを考えている人は、目標を明確に持って、年齢等の区切りを設けて働くことが大切です。
派遣に向いている人
次に派遣に向いている人はどの様なタイプでしょうか?
一つの会社に腰を据えて自分のスキルや能力を磨きあげたい人はフリーターよりも派遣の方が良いでしょう。
フリーターよりも専門的な知識が必要な仕事ができるのでより高度な仕事のスキルが身につきます。
また、フリーターでの仕事の経験よりも派遣で企業で働いた経験は履歴書や職務経歴書に書きやすくなるので、自分のスキルでステップアップを目指している人には向いています。
次に、フリーターよりも安定性や福利厚生を充実させて働きたい人です。
契約の段階で、働く期間が決められる派遣はその期間は仕事を続けることが出来ます。
派遣先の福利厚生も使える可能性もあるので安心して働きたい人は向いているといえるでしょう。
しかし、いずれ正社員や契約社員になりたいと考えている人は注意が必要です。
ただ派遣を続けているだけでは、正社員や契約社員の道は厳しいといえます。
派遣先を決める段階で紹介予定派遣がある所を選ぶか、派遣から正社員になった実績がある企業を選択する必要があります。
派遣で働くことを考えている人は、今後自分がどの様になりたいが明確にしておきましょう。
自分に合った働き方を見つけよう
いかがでしたか?
フリーターと派遣の違いと特徴を紹介しましたが、どちらも言えることは自分の生活スタイルやワークライフバランスを考えて選択することではないでしょうか。
自分の時間を大切にしたい人はフリーターを仕事でステップアップしたい人は派遣を選ぶと良いかもしれません。
フリーターと派遣の特徴を良く理解して、あなたが納得できる働き方を見つけてください。
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