物流・運送業界に転職したい第二新卒が知っておくべきこと
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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第二新卒で物流・運送業界への転職を成功に必要な基礎知識から、第二新卒としての具体的な志望動機の例文までを紹介します。
物流・運送業界への転職の際に第二新卒が知るべきこと、物流・運送業界に転職するおすすめの時期についても触れています。
「第二新卒」や「物流・運送業界」という条件での転職活動のポイントを押さえて、効率的に内定をゲットしましょう!
目次
物流・運送業界に転職したい第二新卒のための基礎知識
物流・運送業界に転職したいと考える第二新卒の人のための基礎知識を紹介します。
社会経験の浅い若手の第二新卒は、物流・運送業界という仕事を見る視野もそんなに広くはない可能性があります。
物流・運送業界も給与などの好条件やイメージに引っぱられる転職だと成功はしにくいかもしれません。
意外にポジティブな要素もあるので、楽しみに読み進めてみてください。
物流・運送業界とは
物流・運送業界とは、主にトラックを用いて荷主の荷物を運送する貨物自動車運送事業のことをいいます。
運送業界に属する種類は大きく分けて3種類に分けられ、主にヤマト運輸や佐川急便などの宅配系、日本通運などの総合物流系、そして山九や日立物流などのロジスティクス系があります。
物流・運送業界などもITの進化により、さまざまな変化がありますので、第二新卒で転職する人は、その種類のおおまかな内容を知っておくだけでも転職先の射程範囲を広げることにもつながることになります。
物流・運送業界の職種
幅広く存在している物流・運送業界ですが、そのひとつひとつの中にもあらゆる職種が存在します。
転職サイトなどでは、職種を条件にして検索すると、複数の種類がヒットすることも多いです。
たとえば、担当エリアを受け持ち、顧客に対し、商品の宅配を行うSD職と言われる、宅配員を意味するセールスドライバー職は皆さんにご存知ですね。
また、法人の物流に対してソリューション提案を行う法人部門や、荷主から預かった商品の入庫や保管、出荷までの管理をする物流管理や配送管理、また在庫管理などの仕事があります。
第二新卒で物流・運送業界に転職する際には、こうした職種の特徴も理解しておきましょう。
3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)化による業務拡大
物流・運輸業界では、従来の物流業の配送や保管たけでなく、包装などの流通加工、配送時の顧客対応などへ業務を拡大して行うなど、物流に関する業務を一括受託する3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)化による業務拡大の流れがあります。
そのため第二新卒など社会経験がある幅広い人材が求められており、異業種からの転職も有利に進めることができるでしょう。
インターネット通販増加による個人物流の増加
国内の消費者向け電子商取引(BtoC-EC)は12.8兆円規模にまで成長し、2018年には20兆円を超えることも予測されるなど市場拡大を続けています。
この要因には、インターネット通販による個人物流量の増加していることがあります。
厚生労働省の調べでは2016年1月時点の「自動車運転の職業」の求人倍率は1.87倍。
大手インターネット通販事業者自身が自社物流を導入する動きもみられ、新たな雇用創出の機会が期待されてるといえます。
第二新卒で物流・運輸業界に転職しようとするなら、こうした社会環境も理解もしておくといいでしょう。
第二新卒で物流・運送業界に転職するために必要なこと
第二新卒で物流・運送業界に転職するためには、どんなことが必要になるでしょう。
上記で紹介したように、物流・運送業界といってもさまざまな業界の種類や職種が存在しています。これらを踏まえながら、第二新卒者のメリットをうまく生かして成功転職につなげましょう。
活かせる経験やスキル、強みをアピール
物流・運送業界職を募集される企業にとって第二新卒の転職者を採用する最大のメリットは社会経験があることです。
前職が物流・運送業界であったらなおさらですが、そうでなくサービスや販売職であったとしても、人と触れ合う経験値があり、それまでの仕事での経験やスキルから自分の強みを分析し、面接できちんと伝えることは有効と言えます。
新卒のときに比べて、社会経験をすることで自分の強みに関する認識も変わってきているかもしれません。
第二新卒者は転職活動に入る前に、これらの点をしっかり自己分析し、準備しておくようにしておきましょう。
未経験者・第二新卒での採用枠がある
転職サイトによっては、初めての物流・運送業界職で第二新卒OK!という求人も多くなっています。
この背景には、物流・運輸業界では業務拡大により業務が広がりのなか、慢性的な人材不足は深刻になっていると言える事情もあります。
初めての物流・運送業界で不安な方は、こうした情報が掲載されている転職サイトを利用することが1番の近道と言えるでしょう。
第二新卒で物流・運送業界を狙う転職活動のポイント
物流・運送業界への転職を目指す第二新卒者の転職活動のポイントを紹介していきます。
適切な転職活動のステップを踏むことで、リスクを最小限にしていくことが大切です。
転職活動でのポイントを押さえて、第二新卒の武器を活かし自分にピッタリの転職先を見つけましょう。
情報不足は危ない!詳しい人の意見を必ず聞く
第二新卒で物流・運送業界に転職したいと思うとき、仕事についての理解は欠かすことができません。第二新卒者で物流・運送業界の経験がある人でも、転職時にしっかり理解できているかどうかわかりません。
業界や職種にできるだけ詳しい人の意見やアドバイスを聞いておかれることをお勧めします。
業界経験者の先輩
業界や職種に就いている先輩や知り合い方に聞いてみましょう。
毎日の仕事の流れや、物流・運送業界で働くことで感じていることを聞くと参考になるはずです。
特定の職種については、その職種の役割や重要点まで聞き出せるといいですね。
業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談
物流・運送業界に精通している転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。
キャリアアドバイザーであれば、物流・運送業界の動向などもリアルタイムで把握していることが多いです。
物流・運送業界のことだけでなく、第二新卒者が転職について考えることにも有効なアドバイスがもらえるはずです。
転職エージェントを有効活用
物流・運送業界に転職したい第二新卒者の人は、 転職活動では、転職エージェントに登録されることをお勧めします。
是非、 第二新卒や金融業界に強い転職エージェントを見つけてみてください。
2つか3つ、複数の転職エージェントに登録して、求人を比較検討できるといいですね。
第二新卒が物流・運送業界に転職するのにおすすめの時期
第二新卒が物流・運送業界に転職する際には、物流・運送業界を取り巻く採用活動のタイミングについても知っておくと役に立ちます。
すべての企業が一致するわけではないので詳細の確認は必要ですが、目指す企業がまだ決まっていない第二新卒の人は参考にしてみてください。
3~4月の転職は求人増加及び新卒研修が受けられる
第二新卒での物流・運送業界職希望では、未経験でも受け入れられる企業が多く、3~4月の入社を目指した転職活動がおすすめと言えます。
また4月であれば、同じく未経験の新卒の社員と同時期に入社することが多く、初めての物流・運送業界の方でもしっかりした研修や教育を一緒に受けられる可能性が高いと言えます。
9月10月は転職が多い時期
一年の中でも、春の時期とともに、9月10月は最も転職市場が活発になる時期ともいわれています。
そのため第二新卒者を対象にした物流・運送業界求人案件も増えます。
6月のボーナスをもらってから転職活動に入る人や、3月決算の企業にとっては下半期の戦略に対して人員体制を再度整える時期での募集もあります。
全体的に、転職活動をするライバルが増える時期とも言われています。
社会経験のある第二新卒の強みを活かして、物流・運送業界での転職を成功する確率を高めましょう。
冬のボーナス後も転職が増えるので狙い目
通常、企業では6月と12月にボーナスとして支給されます。
そのため12月のボーナス支給をもらってから、転職する人が増える傾向があります。
第二新卒にとっても転職時期として狙い目といえるでしょう。
第二新卒が物流・運送業界に転職する際の志望動機の例文
第二新卒が物流・運送業界に転職する際の志望動機は、企業に合わせて行うことが第一と言えます。
ただ、第二新卒の状況によっても志望動機の内容が変わってくると思います。
物流・運送業界経験者、職種未経験者、物流・運送業界未経験者という状況における志望動機の例文を紹介します。
物流・運送業界から物流・運送業界に転職する際の志望動機
前職では、主に個人や法人などの顧客に対して荷物を届けていました。配送業務は、物を運ぶことで、人と人を繋ぐことができる素晴らしい業務だと強く感じております。
個人宅配は、留守が多いこともありましたが、雪の時などの配送時に無理だと思っていたものが届いた時に、すごく喜ばれた顔が今でも忘れられません。今度はより顧客が必要としている○○の商品を専門に届ける仕事がしたくなりました。
物流・運送業界の基本は心得ておりますが、貧欲に○○商品の知識を吸収し、即戦力となれるよう頑張りたいと思っております。
物流・運送業界の異なる職種の物流・運送業界に転職する際の志望動機
前職は倉庫管理の仕事をしていました。運転は好きな方ですが、このたび貴社が1年間の大きなトラック運転ができるまでの研修システムがあることを知り、応募させていただきました。
即戦力を求められる中で、未経験でも育てて長く働いてもらう環境づくりという貴社の思いに精一杯応えて頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
異業種から物流・運送業界に転職する際の志望動機
前職は、家電の販売員をしておりました。私は、せっかくの商品を直にいつも顧客まで届けたいと思っていました。そのため、人々の日常生活を支えている物流業界には、以前から強い思い入れがあります。なぜなら社会を物の流れで支えており、今日の日本の経済や生活において、欠かせないものであると感じております。
とくに、貴社は3PL事業を中心に特に高い業績をおさめていると知り、日本の経済や生活を支えている物流業界の中でも、特に大きく貢献している貴社で働きたいと思い応募させていただきました。日本の物流に私も貢献したいと考えていますので、是非ともよろしくお願いいたします。
第二新卒の物流・運送業界職への転職は未経験でも成功できる!
物流・運送業界で第二新卒、もしくは未経験者でもOKという求人があることをお伝えしてきました。
この場合、教育体制が整っていることも多く、安心して仕事を覚えていけるでしょう。
一方で、そのせっかくの学びが「適性がない」「思っていた仕事と違う」となるのを避けるためにも、第二新卒者は、転職活動での情報収集、転職エージェントなどを活用してしっかり理解しておきましょう。
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