派遣で仕事することを考えている。なら派遣会社について知っておくべき!
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派遣というものを聞いたことはある、もしくは派遣で仕事をしたことがあるという人は多くても派遣会社が具体的にどういったものなのか知っている人は少ないのではないでしょうか?
そこで今回は派遣会社の種類やメリットなどを解説します。
そもそも派遣とは?
そもそも派遣とはアルバイト、正社員とはまったく異なります。
アルバイトであれば仕事先と直接やり取りをして仕事をするのがあたりまえですが、派遣は派遣先と契約が存在しません。
派遣スタッフが契約するのは派遣会社であり派遣会社の社員なのです。
もっと簡単に言えば派遣社員は派遣先へ仕事をしに行くだけということです。
そのため派遣先と契約を結んでいるのは派遣会社になります。
派遣のメリット
派遣として働くことには多くのメリットがあります。
例えば未経験の仕事でも就業できる可能性があるため、様々な職種や経験をすることができます。
時給面においては、アルバイトに比べ給与が良いと言えるでしょう。
また、期間、時間、就業場所をある程度希望できることによって、自分にあった予定を柔軟に組むことが可能です。
その他にも、仕事で悩んだときは派遣会社へ気楽に相談することができますよ。。
派遣のデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
主に考えられるのが派遣先の業績が悪化すれば派遣社員が最初に契約終了になりやすいこと。
「派遣切り」という言葉があるほど、派遣での契約は突然打ち切られる可能性が高いです。
また、契約期間が3カ月更新など短く設定されることも多く短期で終了になることもあり、正社員として働くより不安定と言えるでしょう。
給与面では時給だけで見ると比較的高い気がしますが、ボーナス支給がないことが多く、年収に換算すると正社員雇用よりはるかに少ない給料の場合も。
メリットとデメリットを自分なりに解釈し選択する必要があるでしょう。
派遣会社とは?
派遣会社とは仕事を斡旋する会社のことです。
派遣社員を必要としている企業と派遣での仕事を探している人材のマッチングを行います。
マッチングし派遣が始まったあとも派遣社員の管理をし、派遣先にてしっかりと就業しているることを確認します。
それと並行して派遣先とコミュニケーションをとることも派遣会社の仕事です。
そうして派遣社員が仕事をした時間に応じて派遣料金を派遣先から支払ってもらうことで成り立っています。
登録型派遣ってなに?
派遣で仕事をするにはまず派遣会社へ登録する必要があります。
登録しておくことで希望に合う仕事を紹介してもらうことができます。
登録は登録会へ行く方法が一般的でしょう。
登録会へは履歴書などの面接へ持参する物を持っていけば問題ありません。
登録会での注意としては登録できたからと言ってすぐに仕事を紹介してもらえるとは限らないということです。
あくまでも登録ですのでマッチングできなければ仕事の紹介に時間がかかることも多いでしょう。
派遣会社の種類
派遣会社にも種類があり「一般労働者派遣」「特定労働者派遣」の2つがあります。
派遣と世間で言われているのは基本的に一般労働者派遣です。
一般労働者派遣は登録型にあてはまります。
特定労働者派遣は自社の社員を派遣するというスタイルです。
ですが特定労働者派遣は先日(平成27年9月30日)の法改正で、これ以降は届け出ができなくなりました。
そのため一般労働者派遣だけを覚えておけば、今後は問題ないでしょう。
派遣会社の社員はどんな人がいるの?
会社ですからもちろん社員がいるわけですが派遣会社にはどういったポジションの社員が存在しているのでしょうか?
会社により規模が違うので会社により若干の違いはありますが基本はあまり変わらないでしょう。
まずは営業マンです。
新規の派遣先を開拓することを一番の仕事にしています。
派遣社員の管理を主に行う管理者は派遣社員の就業管理を行います。
そのため派遣社員が一番やりとりを行うのはは管理者でしょう。
なにか仕事で悩みがある際などなんでも気軽に相談することができます。
他にも、主に面接を行うコーディネーターという人もいます。
派遣会社は何を基準に選べばいいの?
派遣会社にもいろいろな特色があり得意としている業種があります。
製造関係の派遣先をお客様にしている会社もあれば事務などのデスクワークを得意としている会社もあります。
このように得意な分野が派遣先により存在していることは把握しておいたほうがいいでしょう。
製造関係の分野を得意としている派遣会社に事務の仕事を希望し登録しても紹介までに時間がかかることになります。
派遣会社の得意分野を見るにはホームページを見て特色を掴んだり,実際に求人を検索して得意分野を推測するなどして判断しましょう。
派遣会社選びは転職活動の効率を上げるポイントです。
登録時のポイント
基本的に派遣会社は登録人数を増やしたいので登録会で不採用になることはあまりないでしょう。
ですが登録会での印象が悪いと派遣先の紹介を率先して行ってくれなくなることは十分考えられます。
不採用にならないとはいえ社会人としてマナーを守り転職への熱意を伝えることが重要でしょう。
派遣会社での雇用形態は?
雇用形態は基本的に3か月、半年と短期的に契約することが多いです。
理由としては派遣先の経営に変動しやすいポジションのため業績が悪いと契約を延長しないというパターンがあること、また派遣社員も短期的に契約を結ぶことで気軽に就業を始めることができるなどといったことがあります。
人によっては契約期間が短いことに不安を感じることもあると思いますが、派遣会社を有効活用し他の派遣先を紹介してもらうなどポジティブに考えることが重要でしょう。
派遣スタッフの福利厚生
派遣社員の福利厚生は他の社員と変わらないと考えていいでしょう。
一定の条件(就業時間、所得など)を満たせば社会保険の加入はしなければなりません。
派遣会社により差が出やすいのは交通費です。
交通費は派遣会社により規定がありますから入社する前に十分確認したほうがいいでしょう。
産休と有給の取得はできる場合ですが対応の早さなどには派遣会社により差があります。
なるべく入社前に確認しトラブルを避けましょう。
気になる給料
派遣社員の給与は派遣会社が給与を決めるためアルバイトなどに比べ高いことが多いです。
派遣先と契約した派遣料金から派遣社員へ給与を支払っているため給与、時給は派遣会社で決めることができます。
派遣会社からすれば人材を紹介し働いてもらうことで利益がうまれるのですから、なるべく高い給与、時給を設定し人材を集めるという流れになり給与が高くなるのです。
派遣社員から正社員になれる?
「派遣だがこの職場でなるべく長期で働きたい」「できれば正社員になりたい」と思うこともあります。
正社員になることは派遣先により決まると言ってもいいでしょう。
派遣社員を正社員にすることは派遣先にとって難しい選択で、経営状況や人事の判断が必要になります。
そのためまずは過去に正社員になった派遣社員がいるかリサーチしましょう。
過去に例があるのであればチャンスがあるでしょう。
転職中に「とりあえず派遣でいいが将来は正社員がいい」という考えがあるのであれば紹介型派遣というものを活用しましょう。
紹介型派遣は当初は派遣で就業し、一定の期間が経ったら正社員登用するという契約です。
紹介型派遣を活用し将来につなげることはいい選択でしょう。
派遣を活用しよう!仕事は社員だけじゃない
派遣と派遣会社について少しでも理解できたでしょうか?
派遣会社を十分に活用することは転職のチャンスを増やすことになります。
今後は派遣会社の立ち位置を十分に理解し今後の転職へ臨んでみてはいかがでしょうか?
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