入社後の試用期間とは何か

入社後の試用期間とは何か
Unsplash / Pixabay

求人を見ていると、よく目にする言葉に「試用期間」というものがあります。
この試用期間という制度、なんとなく知った気になったまま読み飛ばしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、試用期間について改めてその特徴を把握し、職探しの一助にしていただきたいと思います。

 

試用期間とは

試用期間とは、長期雇用の契約をすることを前提とした上で、従業員の能力や勤務態度などを見極めるための期間です。
一般的には、一ヶ月から半年ほど(企業によります)、通常の業務と同じように仕事をしてもらい、長期雇用をする上でなにか大きな支障がないかを検討します。
その期間中に特に問題がなければ、晴れて正式採用という形になります。

 

研修期間との違い

「試用期間」とよく似た言葉に、「研修期間」というものがありますね。
では、この2つにはどういう違いがあるのでしょうか。
まず、大きな違いとして、試用期間中の仕事内容が挙げられます。

試用期間では、通常の業務を問題なくこなせるかというのが大事なポイントなので、課せられる業務は基本的に、すでに正式採用されている社員と同じものになります。
一方、研修期間とは、新入社員が通常業務をこなすために最低限必要な知識やスキルを教育される期間であると言えます。

よって、研修期間には様々な講習や、企業によっては研修施設での泊まりがけのプログラムを課すところもあります。
「試用期間」は通常業務を行いながらの適性の見極め、「研修期間」は通常業務以前の教育の期間というわけです。

 

試用期間の注意点

世の中には、「試用期間」という言葉をよく理解していない企業、またはこちらの無理解につけ込んで「試用期間」という言葉を都合よく使おうとする企業も、残念ながら存在しないとはいえません。
例えば、試用期間だからと言って、社会保険がない、簡単に解雇できる、給料が低い、などと言った場合には、これは法律に触れている可能性があります。

試用期間とは言っても、雇用契約には違いありません。よって、短期の雇用などの例外を除けば社会保険への加入は義務付けられていますし、解雇には正当な理由と、30日前の事前通告か30日分の賃金の支払いが必要です。
試用期間には通常よりも給料が下がる、というのは多くの企業で採用している制度ですが、下げた結果として支払われる給料が、都道府県の最低賃金を下回ってしまってはいけません。

このように、試用期間の特徴について最低限の知識を把握することで、求職活動に活かすこともでき、さらに自身の労働者としての権利を守ることにもつながります。

 

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