不採用かも?!応募書類と面接の反省ポイントは?

不採用かも?!応募書類と面接の反省ポイントは?

転職の際に、不採用の通知を受けることは残念なことですが、適切な振り返りをしておくことで次の応募に活かすことができます。
不採用になった応募も面接も一回一回が貴重な経験。
次に応募する企業への職務経歴書や面接の回答の質を上げる材料になるはずです。
ここでは、不採用時の振り返りのポイントやタイミングについて詳しく見ていきましょう。

不採用時の理由は企業の問題!反省点は見えてこない

不採用になったときに、なぜ不採用なのかを企業に求めても、反省に有効となるような答えは得られないことがほとんどかもしれません。
転職エージェントを介していて、コンサルタントによって企業の意向が確認され、理由を聞き出すことができるケースもあるようですが、実際の本音が語られることは少ないものです。

企業の理由は企業の都合が多いもの

企業が採用の際に考えるのは、適格な応募者を採用することです。
自分がダメだから不採用になったというわけではなく、他に適格と判断された人が採用されたというだけのこともあります。
その企業独自の採用基準に合わなかったというだけかもしれません。
そういった部分というのは、自分の反省には当てはまらないことが多く、次の応募先に活かせる可能性は低いでしょう。

本当のことは聞き出しにくい

不採用になったとき、自分のマイナス点を知るために、応募した企業に問い合わせたいと思うる人もいるかもしれません。
反省して次に活かすという姿勢は大切なことですが、たとえ、マイナスポイントがあったとしても、真実が知らされることはほとんどないでしょう。
聞いたところで、次の応募に役に立つ返答が得られることは少ないようです。

不採用のときの応募書類を反省してみる

不採用になったときは、自分の応募内容について自分で分析をしてみましょう。
書類選考を通過できなかった場合は、その時点が振り返るタイミングです。
最低限のこととして誤字脱字がないか、自分独自の言葉で表現できているかを再確認。
また、求人の内容に対するアピールが具体的に盛り込まれているかなどを、採用担当者になったつもりでもう一度読み返してみましょう。

面接での質疑応答の内容から見えるもの

面接に進めていたのであれば、面接の中でどんな質問がされたかを思い出します。
確認ポイントは、自分が聞いてほしいことを質問されたかということです。
担当者は、事前に職務経歴書をチェックして、面接での質問をあらかじめ考えているもの。
職務経歴書の内容への反応として、魅力的で興味を持たれた部分、もしくは、詳しく確認したい部分に着目した質問があるものなのです。
もちろん、信憑性を確かめるためという意図の質問もあるでしょう。
なぜ、その質問に繋がったのかを考えてみると、改善点が見えてくることがあります。

聞いてほしいことを深堀りされたか?

特にチェックしたいのは、自分がその企業にアピールしたい部分が、面接官との質疑応答の中に出てきたかということです。
的を射たアピール情報を文章化できていれば、面接官は、その点をさらに詳しく聞いて、選考材料にしようとするでしょう。
自分がアピールしたい部分と企業の求める人物像が一致していたかどうかの確認ポイントになるでしょう。

不採用のときの面接時の自分を反省する

面接のときのひとつひとつの質問を思い出して振り返りましょう。
面接での回答というのは、たとえ違う企業に応募して、微妙にアピール内容が異なってくるとしても、自分のことなので繰り返す確率が高くなります。
気になった部分があれば、改善をして自信をつけておきましょう。

心残りの回答はなかったか?

練習していたことを覚えられていなかったという点は問題にはなりません。
練習した内容を、本番での面接官とのやり取りの中で、うまくピックアップできたかという点もポイントです。
重要な内容を深堀りされたときに、うまく言葉にできなかったことがあったら改めて文章化しておきましょう。
予想していなかった質問があったら、まずは、焦らず冷静に考えられたかを振り返ります。
さらに、回答は満足のいくものだったか、終わった今だから思いつく回答の方法があれば書き出しておくといいでしょう。

ネガティブな言葉、印象を与えていなかったか?

思わずネガティブな言葉が出たり、ネガティブな要素の説明で気持ちの転換がうまくいかずに意欲的な表現で終われなかったことがあれば、ひとつの反省点でしょう。
転職や退職理由、失敗や問題ごとの対処、スランプのときの対処法なども、もう一度、考え直すことも得策です。

面接官が聞きたいことを話せたか?

事前に面接官が求める人物像は把握しておく必要があります。
面接の際に、そのイメージに合わせた内容を提示できていたかを考えてみましょう。
面接官もプロであればあるほど、率直な相手の反応で判断することは難しいかもしれません。
面接官のアンテナにビビビッとくるような返答や質問ができたかを振り返ります。
そこで、納得のいく回答ができていたと思えるなら、それでOK!なのです。

不採用の反省を活かして前に進もう!

文章の構成、話の論点、話し方や面接の雰囲気など、何らかの反省点が浮かんでくることでしょう。
その点を加味しながら、次の応募先は、またゼロからの対策です。
応募や面接の経験があるというだけで、ゼロプラスアルファの力が備わっているはずです。
不採用は残念なことですが、落ち込んでいても何も変わりません。

次の企業を探す

焦りは禁物ですが、次のチャレンジに進み続けることが大切。
同じ内容の職務経歴書を次の応募で使うことは避けましょう。
これをやってしまうと、同じ手間の繰り返しが続くだけになりがち。
不採用が重なると、精神的にも負担は大きくなりやすいものです。
手当たり次第では、成功転職からは遠のきやすいことを忘れずに検索しましょう。

個人情報や資格などの基本情報はそのままで十分ですが、特に志望動機、自己PR、職務経歴の中の業務経験については、再度吟味する必要があります。

次の企業が求める点に注目

同じ企業は存在しません。
同じ職種に応募するにしても、求める人物像は微妙に違うものです。
同業界、同職種の企業に応募した経験があると、比較もでき、相違点は見つかりやすいかもしれません。
それらを反映した職務経歴書の内容、面接の質疑応答の準備を再構築する必要があります。
内定への確率を上げるために、応募者としてその企業、その求人内容への適性の密度をできるだけ高めて応募することが大切です。
そのために企業情報を調べたり、研究を重ねるうちに、新たなモチベーションが自分の中にまた湧き上がってくるでしょう。

不採用でも反省点を活かして次に進もう!

不採用で応募や面接の経験が増えることは喜ばしいことではありません。

しかし、一回一回が終わるごとに自分の考え方や価値観、表現の方法が広がっていくこともあります。
反省するべき点を見極めて、改善できたら、あとは前進あるのみ!です。

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