資本金で企業の安定性がわかるのか

資本金で企業の安定性がわかるのか
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転職していて、企業情報に「資本金」が記載されています。この「資本金」の額は、1,000万円や1億円などとさまざまな金額です。
できるだけ安定したい企業に入りたいと思って探している場合、この金額の大きさの違いは気になるところです。やはり、大きい金額の企業の方が、安定していると考えてもいいものでしょうか?
今日は、「資本金」で企業の安定性がわかるのか?について考えてみたいと思います。

 

「資本金」とは

「資本金」というのは、会社を経営していく上で、運転資金となるお金のことを指していますね。「資本金」がまず登場するのは、会社の設立時です。株主さん達から会社に対して「会社の運転資金の活動のために使ってください!そして、儲かった分の配当は頂きます」といって、当初出してもらう資金が、この「資本金」のことなのです。

 

資本金で企業の安定性がわかるのか?

通常、「資本金」の金額が大きいほど、大きな会社として見えるとは思いますが、資本金と会社規模の関係とは(リンク)より、実際はそうでもないことがあり得るわけです。
なぜなら、大きい金額の「資本金」は、潤沢な資金がある企業に見え、安定しているように感じられるからです。
しかし、工場などを持っているメーカーなどは、毎年多くの設備投資がかかる場合もあります。そのため、決算書に記入される固定資産として計上されるため、「資本金」の金額が大きく見えるわけなのです。
また、企業情報を注意深く見てみると、「資本金」が少ない会社でも、大規模な事業展開などをして、今期は大きな売上高を計上している会社も存在していることに気づかれるでしょう。逆に、「資本金」が何億円という会社であるにも関わらず、巨額の負債を抱えている場合などもあります。
つまり、「資本金」の多さで、会社の安定性は判断はできかねると考えられます。資本金が多くても、負債(借金)や売上などの数値などが企業によって異なるわけですから、「資本金」だけでは会社の安定性を表すことはできません。

企業の安定性を表す指標

しかしながら、転職する会社を探す時に、企業の安定性は、最も気になるところです。
企業の安定性を判断されるならば、「資本金」だけでなく、自己資本比率など他の指標も参考にされた方が、まだ判断材料としては安心といえるでしょう。

自己資本比率とは?

自己資本比率=((総資本-他人資本)÷総資産)×100
一般的には、自己資本比率が高いほど負債(借入金)が少ないと判断されることが多いです。借入金の金利や元本返済の負担が少ないということは、資金繰りが楽である等の理由から、健全な経営であると言えるからです。
この自己資本比率が、40%以上あれば、倒産は少ないと考えられていますので、現状においては安定した企業とは言えるでしょう。
もちろん、売上、経常利益、資産、負債(借金)などの数値も企業ホームページにおいて確認され、総合的に判断されることをおすすめいたします。

 

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