介護派遣の時給相場は○○で変わるらしい
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
介護職の人材ニーズが高まっていますが、介護職派遣の時給の相場も話題になっているようです。
介護派遣の時給の相場は比較的高めという認識があるようですが、実際のところはどうなのでしょうか。
介護職に派遣として携わる人たちは、高時給相場といわれる中で何を知り、どう仕事に取り組んでいくべきかを一緒に考えてみましょう。
介護派遣の時給相場の基準項目
派遣での介護職の時給相場は、高くなっているのが現状です。
時給の相場は高かったとしても、実際の時給の幅はとても広いようです。
介護業界の派遣の仕事の時給は、何によって相場が決まっていくのかという点を把握しておきましょう。
たとえ、相場が低かったとしても高時給を得ていく介護人材を目指したいものです。
介護職のどの仕事か
介護職の派遣の求人を検索するとその事業所の種類が様々であることに気付くでしょう。
以前は老人ホームと一括りだったものが、現在では特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、ケアハウス、グループホームなど様々です。
それぞれの施設での業務内容は共通項も多いですが、派遣としての介護業務の内容も異なります。
また、入居者の対応ではないデイサービスセンターやリハビリセンターなどもあります。
利用者の自宅を訪問してサービスを行う訪問介護の仕事もあります。
もちろん、介護施設や事業所の財政状況によって個々に時給相場が変わってくることは他の業界の企業と同じです。
しかし、全体的にどの仕事に携わるか、事業所がどの形態で事業を行っているかでも時給の相場は異なってくるようです。
従事者の経験と資格
まず、介護業界では、様々な介護職種が連携をとって介護サービスが成り立っています。
専門職といわれる職種は、介護福祉士、理学療法士、介護事務、看護師、作業療法士、社会福祉士、臨床心理士、ホームヘルパーやケアマネージャーなど国家資格や専門資格を持っている人だけが携わることのできる仕事です。
難易度の高い資格も多く、資格取得に長い期間を要するものもあります。
その実務経験期間が資格取得の要件になっているものもあります。
資格があることで、関われる介護職の範囲も広くなり、高度で難易度の高くなるため、派遣であってもかなり時給の相場が高いことで知られています。
どの地域で働くか
日本では介護保険制度が制定されています。
多くの介護事業を行う事業所が、国の介護に関する法定と密接に関わっています。
今後、地域の自治体ごとの介護に関する取り組みも盛んになって行くと思われます。
それが全国一律ではなく、各自治体の介護支援の取り組みの充実度がその地域に属する介護事業所の運営にも大きく影響を与えていくことになります。
単純に都市圏と地方の生活水準が異なることでの、介護派遣の時給相場の違いもありますが、加えて上記のように地域の介護への重視度によっても時給相場が異なってくるようです。
介護派遣の時給相場が高い理由
介護業界の派遣業務の時給相場は高いという認識が強まってきています。
介護派遣の時給相場が上がり続けていることを問題視する見解もちらほら見かけます。
高齢化の進む日本では、国の財政にも影響を及ぼすほどの大きな課題となっている証拠です。
派遣の時給相場が上がる理由には、どんな背景があるのかを見ていきましょう。
人材不足
まず明らかなことは、要介護者の増加に対して、介護する人手が足りていないということです。
このことについては、介護業界でなくても多くの人が認識しているところでしょう。
介護派遣であらゆる働き方を提供し、時給相場も全体的に上げることで人員確保の一策となっているのです。
事業所の手間が省ける
人材不足であれば、従来からあった直接雇用でのパートやアルバイトではだめなのかという疑問が上がります。
慢性的な人材不足は、直接雇用をする時間、手間も省かなければならないほどに逼迫しているといわれます。
できるだけ多くの人員を確保するために、介護施設では正社員、派遣社員、パート、アルバイトなど様々な雇用形態の介護スタッフが存在することになります。
その多種多様な雇用形態に伴う煩雑な事務業務を行う人材と経費と時間が必要になります。
介護派遣スタッフの投入は、雇用者が介護施設ではないためこの点を解決してくれるのです。
時給相場を上げてでも事業所には、メリットがあるのです。
そのメリットの認識の広がりが、さらなる時給相場の高騰にも繋がっているのではないでしょうか。
正社員にするとコストがかかる
介護施設の事業者にとって、直接雇用での正社員、派遣社員、パート、アルバイトとの契約は長期化するにつれて経費が増します。
年数ごとにボーナスや昇給も伴い、退職金なども含まれてきます。
付与する有給日数も増やすことになるでしょう。
直接雇用する介護スタッフの勤続年数が長くなるにつれて、財政状態を圧迫し続けることになるのです。
介護派遣スタッフの登用は、それらの雇用者の義務からも解放することになります。
やはり事業所のメリットは大きく、時給相場を高くしてでも派遣スタッフが歓迎される理由です。
時給相場高めの介護派遣で気を付けること
時給相場が高いといわれる介護派遣ですが、その時給面だけに着目して仕事を探すことは避けましょう。
介護業界で派遣として働く際には、心に留めておくべきことが他にもあると思われます。
キャリアという意識を持つ
介護業界の人材不足は深刻化の一途を辿っています。
確かに未経験の人にも、無資格の人にもかなり門が広くなっている業界でもあります。
未経験、無資格の人にとって、自分でも比較的高相場の時給が得られる業界というだけで選択する人もいるかもしれません。
派遣に限ったことではありませんが、なぜ介護業界なのか、なぜその介護職なのか、なぜその介護施設や企業なのかという点を明確にしておきましょう。
望むポイントに沿った介護職を見極めることに役立つのも派遣として働くメリットのひとつです。
介護業界の仕事は、大きなことから小さなことまで直結で人の役に立てる仕事です。
派遣やアルバイト介護に携わる以上、自分の目指すスキルや経験を見据えて取り組むことが大切だと思います。
介護派遣のデメリットやリスクを知っておく
派遣での介護職は、時給の相場が高いため好条件の勤務先が見つかりやすいでしょう。
しかし、その前に、どの介護派遣会社を選択するかが重要になってきます。
この選択を間違ってしまうと、派遣として働くことのデメリットを増やすことになるでしょう。
勤務先を決めるときの相談から、勤務しているときのバックアップ体制の質も介護派遣会社によって異なります。
介護派遣会社の数も急増していて、それぞれの扱う派遣求人の時給相場も異なっているようです。
以前は派遣で働くデメリットとなっていた、有給休暇、社会保険などの福利厚生の制度を整えた派遣会社も増えているので、各社のサービスやサポート内容をしっかり確認されることをおすすめします。
介護派遣の時給の相場は高い!他の条件もチェック!
介護派遣の時給の相場は高くなっています。
しかし、介護派遣という働き方を選択することのメリットは時給相場の他にもたくさんあります。
現在の介護派遣会社の時給以外の面の特徴もしっかり確認して利用していかれることをおすすめします。
きっと多くのデメリットを軽減・解消していくことができるはずです。
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