いつでもどこでも!マインドフルネス瞑想の効果と注意点
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マインドフルネスという言葉をよく聞くようになりました。
日常や仕事にストレスを感じることが昔より増えている現代の自然なニーズかもしれません。
ここではマインドフルネスとは何か、その方法と効果、マインドフルネスを実行したいなと思っている人のために知っていて欲しい注意点についてまとめました。
マインドフルネスとは
マインドフルネスという言葉は、実は色々な捉え方ができます。
そのまま英語にすると「気持ちが満たされた状態」のことを意味するので、いったい何をするのか分かりませんよね。
世の中に取り入れられるようになったマインドフルネスって何なの?
という疑問を解いていきましょう。
マインドフルネスの由来と中身
現代に広がっているマインドフルネスは、今ここにある、この瞬間に意識を向けることです。
この意識習慣によって、ストレスの軽減や仕事のパフォーマンスを上げる「自分の心」を手に入れていきます。
これをマインドフルネスと名付けて世の中に広めた発祥はアメリカです。
ただ、この概念の基になったのは東洋の「禅」の思想です。
禅の思想ややり方をベースにしながら、現代に合わせたマインドフルネスの考え方ややり方が登場したのです。
古来から伝わる禅の瞑想と、マインドフルネスでの瞑想は、やり方もその効果にも共通する部分はあるものの同じではありません。
また瞑想することだけがマインドフルネスと捉えるのも早計のようです。
習慣の取り入れ方
世界中の人たちがマインドフルネスを目指して心のトレーニングを生活や仕事の中に取り入れるようになっています。
GoogleやApple、Facebookといった大企業でも、マインドフルネスを社員に実践することを推奨し、1日の仕事の中で瞑想時間が設けられていると言います。
じつは、マインドフルネスのための瞑想は、いつでもどこでも行うことができます。
古くからの瞑想のやり方に囚われる必要はないのです。立っていても、歩いていても食べていても、今を感じることができます。
瞑想、瞑想と難しく考えなくても大丈夫なのです。
ただ、現代の生活習慣では、今を感じる余裕のない人が増えています。
今に集中できないと、過去や未来にばかり囚われたり、目の前の幸せを十分に感じることができなくなります。
ですから、1日の中でできるだけたくさんの今を意識する、しっかり感じることが必要です。
瞑想の時間を設けることで、忘れがちな今を大切にするという意識を習慣化していこうとするのがマインドフルネス瞑想なのです。
マインドフルネス瞑想法
では、実際にマインドフルネスの瞑想をどのようにすればいいのか、その方法を見ていきましょう。
前に書いた通り、いつでもどこでも、そして1~5分という短い間でも継続によって効果が実感できるようになります。
今を感じるとはどういうことなのかを意識して試してみてください。
マインドフルネス瞑想のやり方
目標時間を決めてタイマーをセットするといいでしょう。
- 背筋をまっすぐにして目を閉じ呼吸に意識を向けましょう。
- この姿勢で呼吸への意識に慣れたり集中力が途切れると雑念が湧いてきます。
- 雑念についてその先を考えることを避け、呼吸に意識を戻します。
- 考えない!ということも考えない方がいいです。
- ひたすら吸う息と吐く息を観察しましょう。
- 呼吸に伴うお腹や胸、肩の動き、呼吸のしやすさやしにくさなどに意識を向けると集中しやすくなります。
マインドフルネス瞑想のコツ
基本的なやり方は、禅の瞑想ととても似ていますよね。
瞑想は心を無にすることを目指します。
これで脳疲労の解消にもなると言われています。
でも、一般人の私たちにはこの無「何もしない、何も考えない」というのが難しいですよね。
上記のマインドフルネス瞑想の方法でも雑念をうまくコントロールすること定着させるために、呼吸を意識しながらも、ひとつの「マントラ」を唱えて言葉に集中を助けてもらったり、音楽や自然音などを取り入れることも可能です。
この雑念のコントロール力をつけることが、ストレスの軽減や仕事のパフォーマンスをアップする効果にも繋がるのです。
マインドフルネス瞑想の効果
マインドフルネスにはどのような効果があるのでしょう。
科学や医学の見地から立証されているものではありませんが、心理学の面ではその効果を示す研究結果があるようです。
実践を続けている人たちは、様々な効果を実感しているようです。
今ここヂカラのアップ
今ここに意識を向けることができるようになります。
喜びや楽しさも十分に味わうことでせっかくの良い心の経験を逃すこともありません。
今の時間を有効に使うことで、その先の未来へと確実に着実に自分を積み重ねることができるのです。
ストレスの軽減
ネガティブなことを考えることが少なくなります。
心があちこちに彷徨うと人はストレスを発生させる感情を抱きやすいのだそうです。
マインドフルネスの瞑想によって、思考も心も整理され、ストレスの元も解消できるようになります。
集中力と記憶力=理解力
呼吸でも身体の動きでも何か1点に集中することがひとつの集中トレーニングとなり、そのプロセスで頭の中がシンプル化されるので、記憶する力、理解する力も次第に高まると言われています。
コミュニケーション力UP
自分に自信が持てるようになり、心に余裕ができます。
自分がしっかり確立されていると周りとのコミュニケーションも円滑になっていくのです。
クリエイティブ性の向上
瞑想を行うことで感覚が研ぎ澄まされると言われています。
どういう風な状態か、どんな気持ちかなどを内観していくので、今まで使わなかったような表現をしたり、感じたことのない気持ちを味わったりします。
思考や発想のための材料や視点が増えてより創造的になるのです。
マインドフルネス瞑想の注意点
瞑想というとスピリチュアルなイメージを抱く人も多いと思います。
もちろん精神的な効果も得られるので、全く違うものとは言えないのかもしれません。
でも瞑想をすれば、たちまちパワーが得られるかのような幻想を持つのは禁物です。
魔法の杖ではない
マインドフルネスの瞑想はトレーニングと捉えましょう。
瞑想自体は何かを可能にしたり、解決するわけではありません。
あくまで自分をマインドフルネスの状態に導き、それを習慣にするためのツールです。
効果を実感するためには、自分が変化するまで継続することも大切です。
目的をしっかり持つ
マインドフルネスには、瞑想によって脳を休めたり心を落ち着かせることも可能です。
そのときの心身の状態というのはリラックスしています。
でも同じ瞑想を行うことで集中力が増したり、的確な判断をするなど心をキリリと引き締めておかなければならない場面にも役立つと言われます。
ここに矛盾を感じる人は、鋭い視点の持ち主です。
ここにマインドフルネスの大切なポイントがあります。
瞑想をするたびに、その時間の瞑想によってどんな状態を得たいのかということと、自分がなぜ瞑想を行うのかという目的をしっかりと認識しておく必要があります。
そうでないと瞑想に振り回されてしまいます。
仕事のときにリラックスしすぎて眠くなってしまったり、今ここで満ち足りているからいいや!と向上心や目標を見失ってしまうことにもなりかねないのです。
自分に主体性を持って取り組むことが大切です。
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