意外に穴場の夏の転職!この時期の転職市場の特徴
- カテゴリ名:今日からの転職活動
転職市場の盛んな時期として考えられるのは、新年度の始まる春か、下半期がスタートする秋です。
しかし春の転職市場は、企業が新卒採用に力を入れているために、中途採用までチャンスが回ってこないという可能性も少なくありません。
転職者にとっては春よりも秋の採用のほうがやや有利ともいえるでしょう。
それとは逆にやや鈍いのが夏の転職市場です。
特に日本では、夏は8月のお盆休みに伴う長期休暇で、企業側も転職者側も、活動が鈍る時期でもあります。
お盆休みがない外資系の会社や、1年中人材を募集しているベンチャー企業に転職を希望する場合は最適な時期といえるでしょう。
お盆の間は面接などを行わないこともあるようですが、お盆が終わったらすぐにでもエントリーしてはどうでしょう。
夏の求人は少ないですが、同時にライバルも少ない時期です。
夏のこの時期を上手に利用することで、ライバルより一歩リードすることができるのです。
夏の時期の転職市場の動きと特徴
一般的には求人数がぐんと減る夏の転職市場ではありますが、企業は水面下で動いています。
下半期の10月に向けての採用活動の準備を始めるのがこの時期です。
この時期の求人は、どちらかというとキャリア志向で、即戦力を求めた求人が非常い多くなるのが特徴です。
一般的な企業の夏の採用活動の状況
お盆などの長期休暇がある夏は、一般的に転職市場も一度落ち着きを見せる時期です。
しかし実際には夏のボーナス後に転職をする人は多く、それに伴って7~8月に人員補充をしなければならない企業が出てくるのも夏です。
春からの採用活動が落ち着き、中途採用に的を絞った採用活動ができる時期とも考えられています。
月ごとに変動がみられる
1月から3月は4月入社に向けての求人数が増えていく時期です。
企業は中途採用者の教育コストも下げたいと考えているので、新卒と中途の採用を同時期に行う企業も少なくはありません。
4月と5月で一度落ち込む転職市場ですが、6月のボーナス後に退職者が増える傾向にあります。
7月はボーナス後の退職で減った人員の補充のための求人があるので、求人数が少し増えますが、8月のお盆や長期休暇で求職者の動きが悪くなります。
そして、下半期に向けた転職活動が活発になるのが9月、10月です。
春に次いで活発となる時期です。
11月になるとまた落ち込み、企業は4月採用を見据えた採用活動に切り替えていきます。
今期での採用活動が落ち着き、企業の繁忙期とも重なり、さらに年末年始や登記休業などがある12月は一年の中で最も求人が落ち着く時期です。
ボーナス後の夏!7月時期の転職活動
6月のボーナス支給を区切りに転職活動を始めたり、退職するひとは少なくありません。
これを見越して秋の人員を確保するために、7月から徐々に中途採用の募集を増やす傾向にあるようです。
穴埋め採用も多く未経験OKもあり
夏はボーナス後に退職した社員の穴埋めとしての募集が多い時期です。
わりと急を要した求人にもかかわらず、時期的に応募者の数が少ないために、転職者に求められるスペックも多少低く設定されてる場合もあるようです。
そのような求人のなかには、未経験者でもOKというものもあります。
未経験の人が異業種に挑戦しやすい時期ともいえるでしょう。
自分のボーナスタイミングも考慮する
ボーナスの支給時期に伴う人員削減に応じた転職活動ですが、自分のボーナスのことも念頭に置いて活動しましょう。
ボーナス支給後の7月に次の会社で働き始めることを想定するならば、転職の準備を始めるのは4月ごろから開始しないといけません。
しかし、あまり早めに会社に退職の意向伝えると、ボーナスの査定に響く可能性があるので気を付けましょう。
ボーナス査定に響かないようにするのなら、支給額が決まってから退職届を出すなどの対策が必要です。
自分のボーナスのタイミングをよく考慮して、計画的に転職時期を決めましょう。
お盆連休に注意!8月時期の転職活動
企業の夏休みは会社によって異なるのであらかじめ担当者に確認しておきましょう。
休みを加味したうえで、必要なことは先に連絡しておくなど、きちんと日程調整しておくことが評価につながるかもしれません。
しかし、採用担当者に返答を急かしたり、緊急以外での急ぎの連絡を求めることはやめましょう。
ライバルは少ない!内定確率の高い月
8月は日本ではお盆があり、多くの人が夏休みをとる時期です。
特に日本人はキリの良いところで退職を考える傾向があるので、転職活動が鈍りがちです。
ですが、ライバルが周りの流れに合わせて休暇モードになっているこの時期に、自分が休まずに転職活動に打ち込めれば、内定の確率も高くなるというわけです。
周りが休暇モードになっているので、自分も休みたいところですが、ここはぐっと我慢して、次のステップに進む準備に集中しましょう。
企業のタイミングに合わせて優位
夏の求人は、急を要する求人が多いのが特徴です。
ボーナス支給後の急な欠員の補充や、新年度からスタートしたプロジェクトで人員が不足になったなどの理由で募集する場合が多く、企業と転職者の条件とタイミングが合えばすぐにでも入社を要請され、話がトントン拍子に進むこともあります。
活発化に先手!9月時期の転職活動
春に次いで求人が増えるのが秋です。
8月は、9月に向けての求人が徐々に増えていく時期です。
夏休みの時期とも重なっているこの時期は、転職活動を本格始動するには難しいといえます。
しかし、少しずつ求人が増えるこの時期に先手を打って活動することで、良い条件の転職先が見つけやすくなるのも確かです。
厳しい状況を逆手にとって、先手を打っておくことで、9月の転職活動へのアプローチがスムーズにいくに違いありません。
10月入社に向けて計画する
下半期が開始する10月は求人が増える時期です。
10月入社を視野に入れた場合、転職活動に要する期間が2~3か月であることを考慮すると、7~8月の夏の時期から転職活動を始めることが必要です。
秋になってから本格始動するよりも、事前の準備を整えることもできますし、情報収集も十分にできるはずです。
即戦力人材案件が多くなる
企業は下半期頑張りで、上半期の業績の巻き返しを図りたいと考えています。
しかし、下半期に突入するこの時期は、急な欠員や新しいプロジェクトに必要な人員を補充するための求人が多いために、企業は即戦力を求めています。
スキルや経験を活かして働きたい人は秋の入社を目指して計画的に転職活動を始めてみてはいかがでしょうか?
夏をうまく利用して転職活動を成功させよう
転職市場が落ち込む夏ですが、企業は下半期に向けて水面下で動いています。
転職者は活動もいったん休憩となりがちな夏ですが、ライバルが最も少ないこの時期を活用しましょう。
秋の求人に向けた準備期間として活動するのも非常に有効です。
長期休暇でも気持ちをしっかり持って、周りに流されずに活動することが大事です。
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