停滞期!現職続行か転職かで迷ったときの見極めポイント
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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仕事に悩んだり、行き詰ったり、気分が乗らない…毎日仕事をしていると経験することがあります。
さらに、苦痛や不安に発展してしまうことも少なくありません。
転職かな?なんとなく心に浮かんだら、より良い道を選べるように自分の状態を見極めましょう。
目次
転職を考える理由を見極めよう
調子が出ないというときは、思考もネガティブになり、判断力も落ちています。
何とか打開したい!と誰でも思うものですが、転職を衝動で決めてしまうと、間違った転職に至ってしまうこともあります。
転職という二文字が頭をよぎったら、まず、自分の本当のところを探る心掛けを持ちましょう。
仕事が合っていない、合わなくなった
仕事でも組織の雰囲気でも、自分に合っていないと感じることが増えたら、転職を考えるときかもしれません。
仕事に興味が湧かなかったり、業務の工夫や改善策を思考することが自分にとって苦痛ということが明らかなら、その先、続けても同じ気持ちを抱えるだけでしょう。
マイナスな面だけでなく、一定レベルに達して、次のステップを求めていることも考えられます。
組織の形態や状況によって、今の業務以上のステップアップが見込めない場合には、ステージを変えることも一策。
職場の雰囲気というのは、個々の企業それぞれに異なります。
仕事の価値観や目標だけでなく、趣味や趣向がコミュニケーションにも少なからず影響するものです。
仕事だけで関わり、繋がり、信頼関係を築いていくことは可能かもしれませんが、最善の場ではないでしょう。
微妙な部分であり、人によって重要視の程度は異なりますが、苦痛な場合は転職が打開策となることは多いです。
心身が疲れた燃え尽き状態では?
懸命に何かの業務に集中して取り組んでやり終えた後に、どーんとモチベーションが下がることがあります。
いわゆる、燃え尽きた状態です。
燃え尽きるまでやることは決して歓迎されることではありませんが、ここぞというときには頑張ってしまう人もいます。
この状態に気付かずに、仕事を続けいていると、いつもの調子が出せないことで、仕事が合っていないのでは?と考えてしまうことがあるようです。
燃え尽きの状態では、意欲も注意力も減退するので、なおさら、転職が浮かびやすいもの。
しかし、ここで必要なのは、ほとんどの場合、心と身体を十分に休める休暇であることが多いです。
働き方を見直すことが大切。
現職でも打開できる可能性は残されているはずです。
参加意欲を測って転職するかを見極める
停滞時には、自分が組織に関わる意欲を見極めてみましょう。
ここでは、ミーティングの事例を挙げますが、組織の中での毎日の習慣や、イベントごとにも当てはめられるでしょう。
GO:ミーティングに興味が湧かない
行われるミーティングで意欲やアイデアが湧くことがなかったり、その内容を覚えていないとしたら、転職もアリ。
それらを感じてしまう理由は、思っているより深刻です。
意見をしてもほとんど聞き入れてられなかったり、そもそも自分の時間や労力を組織に注ぎ込もうとしていなかったり。
自分の意欲的な意見を求めていて、それを貢献と受け止めてくれる企業はほかにあるのかもしれません。
NOT:ミーティングの軽減策をとれる
スケジュールがいっぱいで気が滅入って疲労を助長していることがあります。
軽減の対策が取れないかを考えてみましょう。
ミーティングの数を減らすために、文書やメールで済ませられるものがないか内容を吟味します。
すると業務は、減らせた分だけシンプルになっていきます。
誰かに合わせてばかりの仕事ではなく、自分主導の仕事を行える頻度を高めることができるでしょう。
悲観視要素も転職するかの見極めポイント
停滞しているときというのは、ネガティブな意識に傾きがち。
それぞれがどこから生まれてくる感情なのかを見極めることも大切です。
GO:上司や企業の意向を悲観視する
上司や企業の目標や理念に対して、否定的な感情や意見を持ち続けているなら、転職しましょう。
その状態なら、おそらく、自分の役割や業務自体に意義を持って取り組むことはできないでしょう。
自分にとっても、企業にとっても、非生産的な時間が過ぎるだけです。
NOT:日常の細かなことを悲観視する
パソコンの調子が悪いことにイライラ。
いつもあるはずの場所にファイルがないことにカチン。
同僚の話し声に煩わしさを感じて集中できない。
そんなことは日常茶飯事と考える人も多いかもしれません。
しかし、頻繁に周りの小さな出来事が気になって、自分の仕事の進行を阻害するようになることもあるでしょう。
このようなときは、仕事のスタイルやバランスを見直すべきサイン。
転職が解決策ではないことがほとんどです。
評価と期待点で転職を見極める
自分の自己評価と上司や組織の期待や評価との相違点を探ってみてください。
相違点とともに、それぞれの事実確認をすることも大切です。
自分の過小評価を信じ込んでいると、間違った転職に繋げてしまうことも多いです。
GO:自分の仕事を貢献視できない・されない
自分の貢献が評価されないと感じているなら、ぜひ上司とのミーティングを申し出ましょう。
その際に、まったく取り合って貰えなかったり、やはり評価にズレがあると感じるなら転職も一策。
そのミーティングによって、現職続行のモチベーションや心境に変化があるかもしれません。
それとは逆に、どんなに高い評価を得ていても、自分が貢献できているという充実感がないこともあります。
もしかすると本心で望んでいるステージではないのかもしれません。
NOT:生産性が落ちている
今までに比べて注意力や集中力が落ち、パフォーマンスが鈍ることがあります。
燃え尽きている状態を感じたことがない人にとって、自信は削がれるばかりでしょう。
自分の能力が足りないからと取り違えて、スキルアップにさらに励んでしまうことがあるので注意は必要。
必要なのは、能力の増強ではなく、ペースを落としてエネルギー充電を心掛けることです。
上司から良くないフィードバックを受けたとき、怠惰や能力不足から原因を探ってしまいがち。
そうではなくて、頑張りすぎたという可能性の視点を持つことも大切です。
この場合も、転職する必要はないはずです。
自分自身でいられるかで転職を見極める
自己中心的なわがままなら、ビジネスシーンでは慎むべきです。
しかし、素の自分を出すこととわがままはイコールではありません。
GO:ありのままではズレていると感じる
長い時間身を置く職場環境の中で、自分を極度に抑えていると感じるなら転職を一考する価値があるでしょう。
特に、自分についてを言葉にすることで居心地が悪くなったり、まったく噛み合わなかったりするなら、過ごす場所を変えるべきかもしれません。
NOT:上司や同僚との会話が減った
今までより、上司や同僚との会話が減ったというのは燃え尽きていたり、ストレスが溜まっている兆候の一つです。
ぜひ、気分転換になることを探してください。
どっぷり仕事に浸かっていると、その状況から抜け出しにくいものです。
いつも仕事の話ばかりする必要もありませんし、上司や同僚は雑談も望んでいるはずです。
転職するかしないかは見極めが肝心
仕事を続けていく中で、誰にでもアップダウンがあります。
適職で確かなキャリアを築いている中での、一時的なダウン経験を転職のタイミングにしてしまうのはとてももったいないことです。
そのダウンのときに、ネガティブな心境になって転職を考えることは多いもの。
ぜひ、本当に転職が必要でそれを望んでいる自分がいるのか、一時的なダウンの時期なのかということをしっかり見極めるようにしましょう。
この判断で左右されるのは、直後の対策や行動だけでなく、きっとキャリア全体を大きく変えるものと言えるでしょう。
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