派遣看護師になる方法とは?派遣看護師に関する疑問を徹底解説!
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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目次
派遣看護師とは?
派遣看護師とはその名のとおり、看護師の派遣労働者です。
派遣とは、アルバイトやパートと同質のものではありませんが、有期雇用という点で共通しています。
有期雇用とは、雇用期間があらかじめ決めれている雇用形態のことで、反対は無期雇用といい、正社員がそれにあたります。
派遣看護師を知る前に…派遣とアルバイトの違いって?
派遣とアルバイトの一番違うのは、雇用主についてです。
派遣は、派遣元(派遣会社)を通して派遣先(働く企業)で仕事をしますが、雇用契約は派遣会社と契約します。
雇用主は、働く企業ではなく派遣会社になるので給料は派遣会社から支払われますし、福利厚生などの待遇も契約する派遣会社により異なります。
業務に関する指示は、派遣先の企業から受けますが、電車の遅延や体調が悪くて休む場合などは、実際に働く派遣先企業だけでなく、派遣元の派遣会社にも連絡しなければいけないケースが多いです。
一方アルバイトは、働くアルバイト先の企業と直接雇用契約を結ぶので、働く企業も雇用主もアルバイト先になります。
ですので、アルバイト先から直接給料が支払われます。
派遣はアルバイトと違い就業先と直接契約ではないのですが、
- アルバイトよりも時給が高い
- 派遣会社独自のサービスを受けられる
といったメリットがあります。
派遣看護師のメリット・デメリットとは?
看護師が派遣として働くメリット・デメリットはなんでしょうか?
早速見ていきましょう!
派遣看護師のメリット
看護師が派遣で働くメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 期間・条件を決めて働ける
- 転職先が決まるまでつなげる
- 派遣会社の社会保険に加入できる(条件あり)
- 正社員並みかそれ以上の給料
正社員と比べて一番大きなメリットは期間・条件を決めれること、つまり自由度が高いことです。
また、給料も特にすごい低いわけでもなく、ほぼ一緒です。
プライベートを優先したい人には派遣という働き方は最適なようにおもえます。
派遣看護師のデメリット
では、対して派遣看護師のデメリットはなんでしょうか?
派遣看護師のデメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 雇用が有期である(将来が不安定である)
- 一番最初の研修が省かれる
雇用が不安定なのは派遣業務全般に言えることですが、やはりこれが大きなデメリットですよね。
派遣労働者について定める労働者派遣法によると、派遣法の期限は最長3年と決められています。
そのため、三年を過ぎたら、原則いることができません。(ただし、一定の条件を満たせば3年以上いることが可能。詳しくは下の関連記事へ)
また、派遣の看護師が特に求められるスキルが即戦力です。
ですので、派遣であるというだけで、「即戦力になる人」と思われがちで、「あ、〇〇さん、〇〇お願いします」となんの説明も無しい言われる場合も少なくありません。
ですので、もしあなたが、スキルに自信がない場合は、派遣として働くことはやめた方がいいでしょう。
「派遣看護師を辞めたい…」辞める方法とは?
派遣看護師を辞めたい理由としてよく聞く具体的な例として、
- ベテラン、またはそれに準ずる扱いを受けてほとんど仕事のフォローをしてくれない
- 派遣だからといって、仕事ができると思われて分からないことを聞いても教えてくれない
- 派遣なのに重責
などが挙げられます。
さきほども述べましたが、「派遣=即戦力」と思われがちで、過度の期待を持たれることがあります。
そのせいで、派遣という、立場ながら重責を任せられることも少なくありません。
「でも、契約期間の途中で辞めたら何か言われそう」「契約違反にならないのかな?」と感じる方もいると思いますが、心配しないでください。
よほどのことがない限り、契約期間の途中でやめたからといって契約違反と捉えられることはありません。
派遣看護師をやめるまでのながれ
それではここで、派遣看護師をやめる際の流れを見ていきましょう!
まずは派遣元の営業担当者に辞めたい旨を伝える
派遣看護師を辞めたい場合はまずは派遣元の営業担当者に伝えましょう。
絶対に派遣先の病院、診療所に先に言ってはいけません。
というのも、あなたと雇用契約を結んでいるのは派遣先ではなく、派遣元です。
また、給料も派遣元から支払われます。
ですので、必ず先に派遣元に伝えましょう。
次に派遣先の病院、診療所に連絡
次に派遣先での責任者の方にやめる旨を伝えましょう。
派遣元から直接伝えてくれることもありますが、派遣元から指示がある場合もあります。
派遣元から何か、指示がない限り勝手に派遣先にやめる旨を伝えるのは避けてください。
会社のものをすべて返す、引き継ぎ書の作成
派遣元、派遣先の順に期間途中にやめる旨を伝えたら、あとは1か月後にやめるだけです。
やめる際は、従業員証などの会社側のものをすべて返しましょう。
また、あなたのあとにくる派遣の方や、後継の方のために引き継ぎ書を作成しておくのもベターです。
派遣看護師に関するいくつかの疑問を解説
ここで、派遣看護師に関するいくつかの疑問を解説したいと思います。
それでは早速行きましょう!
派遣の看護師は使えないってホント?
これは「派遣看護師だから」使えないというより、個人差の問題です。
上述したとおり、派遣看護師は他の常駐の看護師より優れている場合が少なくありません。
というのも、派遣ですので、即戦力になる人が多いんです。
ですので、もし派遣看護師を使えないと感じることがあれば、それはその人が派遣看護師に求めるものが高すぎる可能性もあります。
派遣看護師は休む時間があるの?
派遣のメリットとして、働く時間など、働き方をカスタマイズすることができます。
ですので、休む時間をしっかり確保してくれるような評判のいい病院、診療所であれば休む時間は確保されると思います。
ただし、派遣だからといって、早く帰れないところも少なくなく、サービス残業を求められることもあります。
何かおかしいと感じたら我慢せず、すぐに辞めましょう。
派遣看護師まとめ
- 派遣看護師とは、有期雇用の看護師のこと
- 派遣看護師のメリットは、期間・条件を決めて働ける、転職先が決まるまでつなげる、派遣会社の社会保険に加入できる(条件あり)、正社員並みかそれ以上の給料であること
- 派遣看護師のデメリットとしては、雇用が有期である(将来が不安定である)、一番最初の研修が省かれることが挙げられる
- 派遣の看護師の場合、即戦力を求められることが多いので、スキルに自信がない人は今一度働き方を考える
- 派遣看護師を辞める際は派遣元、派遣先の順にやめる旨を伝える(ここが大事)
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