七転八起マインド!回復で成長するレジリエンス力の鍛え方

七転八起マインド!回復で成長するレジリエンス力の鍛え方

 

レジリエンス(resilience)は再起力と訳されます。

どんな逆境や苦難に遭遇しても、その大変な経験を糧にして立ち直れるのがレジリエンス力のある人です。

仕事に関して悩む、落ち込む、行き詰るというのはつきもの。

しかし、そこで止まるわけにはいかないのです。何よりも自分のためにレジリエンス力を磨いていきましょう。

レジリエンスマインドとは?

逆境や苦難に出会ったとき、人によって反応が異なります。

逃げる人、ネガティブな気持ちを抱えたままの人、じっと我慢をする人。

経験を振り返っても、思い当たることがあるのではないでしょうか。

レジリエンス力のある人の反応は、これらとは異なっています。

逆境や苦難を糧にすらでき、それまでの自分以上に回復する力のある人なのです。

レジリエンスとストレス耐性

レジリエンス力のある人は、ストレスへの耐性も高いと言われます。

なぜなら、物事の受け止め方が前向きで積極的な傾向があるからです。

同じことが起きても、ストレスを感じる人と、そうでない人がいますが、そのどちらであっても、問題はそのあとの考え方と対処なのです。

レジリエンスのある人は、たとえストレスを受けても、ストレス状態のまま留まることはありません。

ストレスの原因を探してそれをなくすための適切な対処をするでしょう。

レジリエンスと忍耐力の違い

レジリエンス力のある人は「逆境や苦難など、自分にとって好ましくない状況になったとき、じっと我慢で耐え抜く人」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

確かに、そのような忍耐が必要になることはあるでしょう。

しかし、レジリエンス力のある人たちは、我慢や忍耐という受け身のままで逆境を乗り越えようとはしません。

その逆境や苦難からの学びを見つけ出し、自分の確かなエネルギーの源にして動き出せるのです。

そして、忍耐し続けるよりも明らかに早く、その事態を脱出していくでしょう。

レジリエンスは人にも組織にも必要

レジリエンスの能力は、働く個人だけでなく企業や組織にも必要なものです。

移り変わる世の中で、事業も業績もいいときばかりが続くわけではありません。

それでも、企業は、柔軟に、様々な力を持ち寄ったり、求めたりすることで存続を図っていくでしょう。

新規事業を起こしたり、業績の良くない事業は切り捨てるなど、大きな変化が必要となれば、果敢にチャレンジします。

レジリエンス力のある企業は、経験する逆境や苦難を、教訓や糧にして、より良い組織に成長していくのです。

凹んでも回復できるレジリエンスマインドは成長とセット

誰にでも凹んで、落ち込んで、自信を無くすような出来事に遭遇する経験はあるものです。

失敗や落ち込みをどの程度、どう受け止めるかは、レジリエンスの力に大きな影響を与えるでしょう。

仕事で凹むのは真剣さの証

時間と労力と掛けて一生懸命取り組んだ仕事が成果に繋がらないとき、凹みますよね。

絶対に成約に繋げたいと思っているお客様との商談の結果、断られたり。

頑張って作ったレポートに対して、上司からダメ出しを受けたり。

頼りになる部下がなかなか育たなかったり。

小さなことから大きなことまで、いろいろありますが、凹みの深さは、どれくらい真剣に取り組んだかに比例するものではないでしょうか。

失敗やうまくいかないことは、あまり経験したくはないものですが、そこから何かを学び次につなげることが重要です。

転職でも落ち込むのは意気込みの証

転職活動でも、内定が得られなかったとき、その企業への入社意欲が高ければ高いほど、ズドン!と落ちるものです。

何社受けても内定が得られないことが続けば、ズドン!ズドン!ズドン!と、一回一回の落ち込みをより深くすることにもなるでしょう。

その一回一回から、一つでも自分にプラスになることを探して、確かな方法で反映させ、次の挑戦に活かしていくことが必要です。

ゼロからマイナス、超えてプラスへ

このようなことで凹んでいる方は、

「凹んでもOK、落ち込むのは当たり前!すべては、やっていなければ、起こらない」ということに気付いてください。

やらなければ、失敗も不調も、そのことからの凹みも落ち込みも、あり得ないですよね。

凹むことも落ち込むことも、状況も気分も一時的にはマイナス感が漂うかもしれません。

しかし、その経験から学び、糧にすることができたら、次に物事に挑んでいく自分は、すでに最初の自分よりも、ジリッと上の自分に変化しているはず。

逆境や苦難を糧にして超え、どんどん成長した自分になっていく、これがレジリエンス力なのです。

回復後に注目!レジリエンスマインドの鍛え方

変化の著しい世の中、チャレンジすることが変化に順応することにも繋がります。

欲しいのはレジリエンス力。

何度倒れても、へこたれず、起き上がるマインドの鍛え方を紹介します。

ネガティブからの脱出

レジリエンス力の低い人は、ネガティブ要素をどんどん蓄積する傾向にあります。

ネガティブ要素は負のスパイラルを生み出すことになります。

それが、自分の中で当たり前になることを避けなければなりません。

精神的なストレスでも、身体的な疲れでも、ネガティブなものはできるだけ短い時間で解消することを徹底してみましょう。

無駄な思い込みの排除

こうなったらこうなるという無駄な思い込みは排除しましょう。

「どうせ」「やっぱり」の意識も避けるようにしてみてください。

良くない状況になったときに、自分に捉え方や行動のクセがないか見直してみてください。

次の同じような状況になったら、他の捉え方やできる行動をする視点を持ちましょう。

この世の中まったく同じ状況、条件、要素が重なり合って起こることは皆無に近いのに、自分でパターン化してしまった解釈をすることはもったいないことなのです。

ポジティブになる

物事の捉え方が無限にあることを知りましょう。

そして、自分にとって好ましいものをピックアップすることでポジティブさを維持しましょう。

ポジティブなマインドは、必要な行動や思考を促すのに欠かせないものです。

捉え方がネガティブ傾向の人にとっては、はじめは違和感があるかもしれません。

ポジティブな捉え方を選び続けていると、本当に物事は自分の捉え方次第で動くことを実感するはずです。

自分を大事に扱う

大前提として、レジリエンス力を養うためには自分を正しく評価することが必要です。

そして、自分に回復する力があるということを認識することも、とても大切になってきます。

その上で、自分が喜ぶこと、自分のためになることを積み重ねていけば自己肯定感が高められます。

自分を肯定できるようになると、苦難や逆境時にも「やれる!」という自己信頼が生まれやすくなるでしょう。

経験から学びを探し出す

逆境や苦難があったり、苦難とは言えなくても嫌な思いをしたときなどに常に考えてほしいことがあります。

「今、起きていることから学べることは何だろう」ということです。

逆境や苦難をネガティブな感情で受け止めない、引きずってしまわないための効果のある一策です。

度々遭遇する逆境や苦難からプラスを見出す習慣がつけば、それを「自分を成長させてくれるもの」としてポジティブにとらえることができるようになるはずです。

体力は大事

体力があると、たとえ病気になっても回復が早いといわれています。

また体力は、ここ一番の踏ん張りどきも、積極的に行動するときも支えになってくれるものです。

さらに、体力づくりのために身体を動かすことはストレス解消にもなります。筋肉や体力がつけば、自分の行動がいい方向へ働いているという実感も得ることができ、自信にもつながるでしょう。

レジリエンスマインドで成長を繰り返す毎日を!

自分の成長を感じるときというのは、そんなに頻繁に訪れるわけではないかもしれません。

ただ逆境を経て「超回復」をすることができれば確かな成長を感じられるはず。

レジリエンスを強化するとはには、挑戦し続けることと言い換えることもできそうですね。

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