転職や昇進に役立つ人気の英語資格!TOEICってどんな試験?

転職や昇進に役立つ人気の英語資格!TOEICってどんな試験?

TOEICを受験する社会人は今も増え続けているようです。
日本国内では、英語のレベルを評価する資格として企業の認知度も急上昇。
スコアが必要なのか、英語力を活かすのかで対策や学習法も少々異なってくるようです。
ここではTOEICの特徴と受験目的別の学習の取り組み方などについて紹介します。

人気の英語資格TOEICとは

TOEICは、日本では企業の認知度が高く、求人条件の欄でもTOEICのスコアが提示されているのを多く見かけるようになりました。
転職や昇進や昇格にも役立つ試験として、大変人気の英語資格になっています。

TOEICのテスト内容

TOEICテストには、いくつかの種類がありますが、一般的にTOEICと言われるときは、TOEIC L&R(リスニングとリーディング)のテストを指すことがほとんどです。
TOEICのL&Rのテストは、2時間に渡ってリスニングとリーディングの試験が行われます。
リスニングは、45分間で100問、リーディングは、75分間で100問に回答します。
回答はすべてマークシート形式で、日本語を使うことはありません。テストの問題も説明もアナウンスもすべて英語で行われます。
リスニングセクションは、4つのパートで構成されています。

写真描写問題(6問)応答問題(25問)会話問題(39問)説明文問題(30問)

リーディングセクションは、3つのパートで構成されています。

短文穴埋め問題(30問)長文穴埋め問題(16問)1つの文書(29問)複数の文書(25問)

時間に対する問題数が多く、スピーディーに解く力と集中力が要求されます。

英語資格TOEICの難易度や特徴

TOEICは、数多くある英語の試験の中でも比較的難易度は低めと言われています。
その理由として、誰もが日常生活で関わるような問題が多いこと、英語のアナウンスはネイティブスピーカーで、比較的ゆっくりとしたスピードであることが挙げられます。
初級から上級者まで受験者全員が同じ問題を受け、結果は合否ではなくスコアで出されます。
リスニング495満点とリーディング495満点でトータルスコアは990満点です。
1問間違ったら、5点減点というような単純配点方式ではなく、TOEIC独自の統計処理によってスコアが算出されます。

TOEIC受験の目的

TOEICは、学生から社会人まで老若男女、様々な目的の人が受験しています。
就職や転職の際の英語力の条件を満たしたり、アピールしたりするためという学生や社会人は多いですし、働いている企業から一定スコアの取得を要請されて受ける人もいます。
また、昇進や昇格、昇給に一定スコアの取得を条件としている企業も少なくありません。
英語の上達のバロメーターとして、定期的に受けている人も多いようです。

英語資格TOEICの認知度

TOEICの発祥は日本で、アメリカのテスト開発機関に依頼されて誕生したテストです。
世界約150か国で実施され、世界のスタンダードな英語力を学び、測ることができます。

国内認知度は絶大

グローバル化が進み、日本国内にも英語が公用語となっている企業があるほど、日本企業の英語ニーズが高まっています。ニーズに応える英語スキルを持った人材かどうかの目安となっているのがTOEICのスコアのようです。
上場企業のうち70%近くの企業が採用の際にスコアを参考にしているのだそうです。
多くの企業が、TOEIC受験を社員に推奨し、TOEIC学習の補助や一定スコア取得による報奨金が出るところもあるようです。

TOEIC高スコアの実力と企業の認識

スコア860以上はレベルAと評価され、ノンネイティブとして十分なコミュニケーションができると定義されています。しかしレベルAの人たちであっても、本来の実力は様々という声が多いようです。
英語のアウトプットがテストされないことで、実際の英語活用力が分からないということも起因しているようです。
800、900のスコアを出せている人は、英語での円滑なコミュニケーションを期待されますが、現場の英語力には到達できていない人もいるようです。
外資系企業や英語をフルに活用する企業は、TOEICスコアを目安にしながらも、それが絶対ではないことを実感しているので、独自に面接をしたり、テストを行ったりして採用時に再確認するところも多いようです。

海外認知度には要注意

世界約150か国で実施されていますが、その受験者の過半数は日本と韓国で占められています。
世界的な視点で見れば、かすかな認知度はあっても、ほとんどの人が知らないのです。
ほとんどの人が知らないということは、海外向けにはアピール材料にならないということ。
グローバルステージを目指して就職や転職を希望している人は、TOEICが自分の目指している企業や舞台で役に立つのかを、よく考えながら受験されることをおすすめします。

人気資格TOEICの勉強や対策は目的次第で変わる

上記で、TOEICを受ける目的も様々なことを紹介しましたが、その目的によって学習方法も異なってくるでしょう。

スコアが必要なら英語の実力とともにテストへの対策も必須

就職、転職、企業の方針など、とにかくスコアを上げなければ!という人は、一時期だけでもTOEICに特化した対策を組むことをおすすめします。
リーディングとリスニングに特化されますし、TOEICの内容は、日常生活やオフィスという基本的なシーンに限られます。
英会話も普段の英語学習もお休みして、絞って学習することで、高スコアは期待できるでしょう。

難易度は低め、高スコアに繋げるポイント

高得点をとるにはTOEICテストの形式に徹底的に慣れておくことが必須です。
慣れてくると省ける部分もよく見えるので、省ける時間は、「先を読む」ことに充てましょう。
マークしたら、読み上げが終わるのを待たずに、次の設問の選択肢に目を通します。
英語力だけでなく、集中力と時間との勝負でもあるので時間を無駄にしないことが大切です。
過去問や模擬試験にたくさん取り組んで、問題を覚えてしまうくらいに繰り返しましょう。
各問題のパターンを理解することにも繋がり、点数のアップを促進できます。
英語力とは関係がなくなりますが、学習時も当日も尖っていない鉛筆を使ってください。

英語力のバロメーターとしてのTOEIC

すぐにスコアが必要なわけではないという人は、英語力のバロメーターとしてのTOEIC活用をおすすめします。
ある程度、テスト形式を理解し、回答の要領を得たら、自分なりの実務に役立つ学習で英語力強化に努めてください。
TOEICは、ビジネスコミュニケーション力を測る一面もあるのですから、目的はズレません。

TOEICの対策をしすぎない

現場で活きる英語力を重視するなら、TOEICだけの学習に固執しないことをおすすめします。
スピーキングやライティングの学習は、少し面倒で、手間と時間を要するものも多いです。
じっくりひとつひとつを自分に浸透させることが、現場での実践でも役立ちます。
幅広い分野の英語、日常で本当によく使われる英語に触れていくことは、さらなる英語力のアップ、またはキャリアのステージアップには欠かせません。
そして、対策なしで受験してみてください。
自分の本当の実力や弱点が見えてくるでしょう。

TOEIC資格は目的に応じて対策する!

TOEICは、年間10回、全国80の都市で受験することができます。
気軽に受けられるので英語学習やTOEICスコア取得の目的に合わせて、効率的に学んでいってください。
自分が何のためにTOEICを受けたいのか考えて学習し、効率的にTOEICを利用しましょう!

 

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