転職の選択ースペシャリストとジェネラリスト

転職の選択ースペシャリストとジェネラリスト

スペシャリストの道を進むのか、ジェネラリストで活躍していくかは、キャリアステップを考える上でも大きな選択の一つです。
ここでは、スペシャリストとジェネラリスト、それぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

スペシャリスト派の転職事情

特定の分野についての深く培った知識と優れた技術を持ち、その知識と技術を駆使した経験を持っているのがスペシャリスト。
わかりやすいのは、医者、弁護士、看護士などでしょう。
一般のビジネスシーンでも、営業職、コンサルタント、デザイナー、プログラマーなどその道のスペシャリストとして活躍している人はたくさんいます。

スペシャリストのメリット

その仕事が嫌いでスペシャリストを貫く人は少ないでしょう。
嫌いでスペシャリストになることは難しいものです。
職人肌の性格を持つ人たちにとって、その道の深い知識や技術に触れて身に付けていけるのは幸せなことでもあります。
自分の成果や業績、経験で培ったスキルを客観的に表現しやすい特徴があります。
ひとつの分野を長く経験し、深い知識を持っている人は、その分野では信用を得やすいというメリットがあります。
消費者や利用者が個人であっても法人であっても、スペシャリストが選ばれやすいことも確かです。

スペシャリストのリスク

関わっている企業や業界が不振の時には、自分も低迷しやすいというのがスペシャリストのリスクです。
職を失うことになってしまった場合、同じ業界であれば同じく不振な可能性もあるので見つけること自体が難しいことも。
専門性が高ければ高いほど、特化した知識や技術の範囲に留まるので他業界への転職も難しくなる傾向は否めません。

スペシャリストの条件

スペシャリストには、長期視点と早い決断が必要です。
長い期間のジェネラリストからスペシャリストへの転向の成功確率は低いです。
同じ分野の同じことを何度も何度も繰り返すという継続力もいるでしょう。
また、能力の証明として実績や結果を残していくことも大切。
その同じことの中からも、新しいことを発見したり、学びを見出していかなければなりません。
また、井の中の蛙にならないように、常に社外の高いレベルの存在を追いかける必要があるでしょう。

ジェネラリスト転職はスペシャリストより幅が効く?

広くはないけれども、これだけは人よりも秀でているというスペシャリストに対し、近年ではジェネラリストの重要性も注目されるようになっています。
社会が著しく変化していく中で、企業は柔軟に適応しなければ生き残れない時代とも言われるようになりました。
今ある何かより、新しい事業や発想が、以前にも増して求められるようになっています。
そこで、ジェネラリストが頼りにされているようなのです。

ジェネラリストのメリット

ジェネラリストは、スペシャリストのような専門分野は持ちません。
しかし、幅広い領域において、ある一定の知識や技術までは到達している人のことです。
それらをマルチに駆使することで、渡り歩いていけるのがジェネラリスト。
スペシャリストのように秀でたものがない代わりに、経験も、視野も発想も、関わった人などの種類もワイドになります。
何が起こるかわからない、どう変化していくか先の見えない情勢の中で、ジェネラリストの対応力は、大きな強みと捉えられる時代なのです。

ジェネラリストのデメリット

ジェネラリストのデメリットは意外に多くなります。
幅が広いとは言え、どのスキルや経験をとっても、同等レベルの人は星の数ほど存在するのが実情。
転職の際にも、アピール「これ!」といった表現が見つけにくいものです。
転職時も、就職して業務を遂行するときにも、ライバル過多、競争に負ける確率も高まるでしょう。
部下や後輩が成長し、同じような能力を身に付ければ、戦力外として押し出されるということも考えられます。

ジェネラリストの心得

ジェネラリストにも、プロフェッショナルな意識は欠かせません。
ただ、多くの分野を経験し、多くの人と関わるだけでは、自分をジェネラリストと位置付けることは厳しいです。
それぞれの分野ごとに確かな基礎知識と見解を吸収することはマスト。
そこで初めて、掛け合わせができ、自分だけの特化が可能になります。
生み出す掛け合わせは千差万別。
この掛け合わせによって生み出す価値が企業と一致すれば、求められる人材と言えるでしょう。

転職市場の賛否!スペシャリストとジェネラリスト

転職市場では、スペシャリストとジェネラリストの価値については賛否両論です。
時代の変化は、スペシャリストとジェネラリストの括りすら変化させている様子。
転職をするとき、自分のキャリアをどのように方向づけていくのが適切なのでしょう。

世界はどちらを評価する?

日本は、どちらかというと、ジェネラリストが育ちやすい環境にあるようです。
日本的な文化背景もあるようですが、専門分野の教育基盤が弱いという点も起因しているようです。
スペシャリストとジェネラリストに優劣はありません。
それぞれにメリットとデメリット、リスクがあるものです。
近年は、ジェネラリストの需要が高い傾向があり、そのためにスペシャリストが不足してきている状況と言えるでしょう。

適性と個性と夢

スペシャリストとジェネラリストには、適性があるようです。
一つのことをずっとやり続ける研究派、いろいろな経験を積み重ねたい好奇心派。
今の時代に安定という言葉は、どちらにも当てはまらないでしょう。

どっしり腰を落ち着けて仕事に注力できるのはスペシャリスト。
仕事に絡むさまざまな変化に順応を繰り返せるならジェネラリスト。

そして何より、考えておきたいのは、自分の夢。
ビジョンと言い換えることもできるでしょう。
どんな働き方が理想なのか。
仕事でどんなことを達成したいのか。
どんな人でありたいか。
そこからの逆算や発想でも定まっていくものかもしれません。

合わせるか貫くか、第3の法をとるか?

現代は比較的、ジェネラリストが求められている傾向。
20代前半であれば、スペシャリストとジェネラリストのどちらでもないでしょう。
30代なら転向も不可能ではないでしょう。
ここ数年がジェネラリスト傾向だからと言って、10年先はどんな社会になっているか見えないものです。
人材の需要の傾向は移り行くものだとしても、キャリアは自分で決定しましょう。
働く業界、企業、職種、働き方は変化しても、自分だけは変わらないのですから。

転職は自分スペシャリストで成功させる

世界も社会も企業も、すべてが目まぐるしく変わっています。
自分のキャリアの進め方に迷うこともあるでしょう。
時代に合わせるのもひとつの選択ですが、振り回されないように気を付けてください。
自分を知り、自分を磨き、自分を活かす道を見つけ出せる自分スペシャリストでありましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーをフォローしよう!

こんな記事も読まれています