面接でのマナー、ココが見られてます
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
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転職を考えた際、まず不安に思うことは面接ですよね。
新卒としての扱いとは違い、あらゆる角度から見られることになります。
その中でも企業が重要視するポイントは「マナー」です。
マナーは知識があればすぐに身に付くスキルですが、意外と疎かになりがちな基本的な部分もあります。
マイナスポイントを減らすことが転職での面接の重要な一歩です。
新卒採用ではなく転職。基本的なマナーは押さえて
新卒ならある程度は許されるマナー面ですが、転職組は要注意です。
企業側はあなたを一人の社会人として扱います。
ビジネスマナー以外にも、社会人として当たり前の振る舞いをするよう心がけましょう。
出来て当然と思われるポイントゆえに、出来ないと悪い意味で注目されてしまいます。
意識すればすぐできることばかりなので、自然とできるよう技術を身に付けましょう。
言葉づかい
言葉づかいは普段から意識することで、見違えて良くなります。
意外と形式的なシーン以外での言葉づかいは、お粗末になりがちです。
汚い言葉や間違った言葉を使わないよう注意して生活してみてください。
その後に、社会人なら話せて当たり前の言い回しを覚えるように努めましょう。
正しい敬語は社会人の常識
一般的に敬語に対して苦手意識を持っている方は多くはありません。
意外に間違った使い方をしてしまうことがありますね。
謙譲語や尊敬語など、さらに二重敬語(おっしゃられる→おっしゃる+られる、正しくはおっしゃるだけ)にも気を付けましょう。
略語、若者言葉は避けて
普段使い慣れた言葉には特に気を付けましょう。
人は自然と言いやすい言葉を選びがちです(コンビニ=コンビニエンスストア)。
また「すみません」や「マジで」といった一般的に使われている言葉にも注意してください。
過度な横文字言葉使用も避けて
横文字言葉を使う際は必ず意味を理解していることが前提です。
「コンプライアンス」など誰しも理解している言葉なら構いませんが、意味も分からず雰囲気だけで使ってしまうこともあります。
できるだけ伝わりやすい言葉選びを心掛けてください。
話し方
これまでの経歴や実績ではなく、直接話すことでコミュニケーション能力が伝わります。
元気に明るい雰囲気が伝われば好印象ですが、もっとも意識してもらいたいのは自分らしさが伝わる話し方です。
大袈裟になっても構いません、普段の自分をイメージしてください。
明るさを強調したい場合は声の大きさを意識し、冷静さをアピールしたい方は間を考えながら話すといいでしょう。
声のトーン
基本的には大きな声はマイナスにはなりませんが、抑揚を付けることを考えてください。
印象付けたい言葉を使う前にトーンの調整を心掛け、大事なことをはっきりと伝えると採用側も聞き取りやすくなります。
話すスピード
緊張した場合や、伝えたいことが多い場合に気を付けてもらいたいのがスピードです。
どうしても上記のような場合は早口になりがちです。
練習する際、間を意識しましょう。面接中に緊張した場合でも、間を置くタイミングさえ用意しておけば調整が可能です。
また、必ず伝えたい内容を優先的に話すようにし、残りの時間配分に備えるように考えると、自然とスピードに落ち着きが出てきます。
一度、録音し聞いてみるといいかもしれません。
態度
どれだけ素晴らしいことを話していても、態度が悪いと信用度が下がります。
どういう方に働いてもらいたいのか、採用側の気持ちを考えてみてください。
落ち着きのない態度や不安そうな態度を見て、働いているイメージがつきますか?
オススメは、リラックスしたまま姿勢を意識することです。
普段の生活で取り組めばすぐに身に付きますので、意識してみましょう。
アイコンタクトの間合いと取り方
目を見ながら話すことは重要です。
目線は相手の鼻や眉間を意識してみましょう。じっと目を見続けると人はストレスを感じます。
話の流れで視線を合わせ、それ以外では顔の目付近を眺めるように見るといいでしょう。
椅子への座り方、姿勢
基本的ですが採用担当者に一言いただいてから座りましょう。
自分から言うことは避け、あくまで指示に従う姿勢を見せることが重要です。
椅子に腰をかけると、座り慣れていない場合だらしのない姿勢になりがちです。
背もたれを意識しないように、浅めに座り、軽く前のめりになると綺麗に座れます。
出されたお茶は飲んでいいの?
面接中にお茶を出された際、相手は飲んでいないのにこちらが手をつけていいものか、不安になることはありませんか?
出されたお茶は基本的に飲んで構いませんが、ビジネスマンとしては意識するポイントがあります。
お茶を出されてすぐに手をつけないようにしましょう。
マナーとして、相手側に勧められてから口をつけてください。
緊張してのどが渇いているからと、一気に飲み干すのも避けてください。
名刺を渡されたら
面接官に名刺を渡されることもあります。
当然、こちらも名乗りましょう。簡単な自己紹介をする場面です。
いただいた名刺をすぐしまうのはNGです。
相手が複数いる場合、名刺の順序を確認し、誰が話しているのかも意識して聞いてください。
テーブルがある場合、見える位置に置きましょう。最後に忘れずに持ち帰るようにしてください。
面接前後のマナー
面接している間だけが評価の対象ではありません。
会社にたどり着いた時点で始まっていると思いましょう。
どこで誰が見ているかわかりませんので、社会人として当たり前の振る舞いを意識してください。
面接に気を取られすぎて、マナーが疎かにならないように注意しましょう。
何分前に行けばいい?
理想は15分前に受付を済ませることです。
気合が入りすぎて30分以上前に受付に来てしまうと、採用担当者の準備が整っていない場合があり、余計な手間をかけさせてしまいます。
また5分前といった余裕のない時間は、ビジネスマンとしての評価に関わってきますので注意してください。
受付時のマナー
面接に関わりの無い方がいる場面でも、決して気を抜かずに対応しましょう。
こちら側としては、面接前の軽い運動という意識で、声の調子をたしかめ笑顔を作るなどしてみてください。
面接前に声を出せる機会は限られるので、リラックスするために利用しましょう。
しかし、面接と同じように、簡単な自己紹介と要件を伝えることを忘れずにしてください。
控室でのマナー
控室は休憩部屋ではありません。
企業に着いたら、常に誰かに見張られていると意識してください。
鞄の中を散らかすこと、あくびをするといったことは厳禁です。
最低限のリラックスをし、面接に備えるようにしましょう。
傘やコートの取り扱い
傘やコートは預かってくれる場合があります。
しかし、そういう素振りが無い場合は保管に気を付けましょう。
面接会場でも自分のそばに置いておくこともあります。
コートの場合、ただ丸めるだけでなく、綺麗にたたむといったことで、もしかしたら評価のポイントに加わるかもしれません。
採用人数に限りがある場合、当落線上の方は少しでも評価を下げないように、細かいことに注意を向けてください。
会場に着いたらスマホの設定は?
マナーモードやサイレントモードといった機能がありますが、必ず電源を切るようにしましょう。
万が一、音が鳴った場合マナー違反というよりも非常識という烙印を押されてしまいます。
絶対に大丈夫ということはありませんので、避けられることは避けましょう。
入退室
面接会場に入室する際、ほとんどの面接官が初対面です。
ここで好印象を与えておけば、面接の成功率も上がるでしょう。
退出の際は、気を抜かないことが重要です。
面接の結果を考える前に、最低限のマイナス要素は取り除いてください。
入退室は面接の一部です。また面接ではお辞儀をする場面が多いので、鏡を見ながら練習しましょう。
ドアのノック
入室時、必ずノックをしましょう。
軽く中に響く大きさで、3回叩きます。一般的に2回のノックが正しいように思われますが、本来ビジネスシーンでは4回が基本とされています。
省略して3回のノックで構いません。
中から「どうぞ」と言われたらドアを開けるようにしましょう。
あいさつから着席まで
入室したら「失礼します。」と礼を一度し、椅子の隣に立った状態で自己紹介をしましょう。
必ず椅子に座る前に言うのを忘れないようにしてください。
その後、採用担当者に着席の指示が出てから「失礼します」と座ってください。ポイントは採用担当者に勧められることを待ってから座ることです。
終了後のお礼と退室
面接がうまくいったからと安心してはいけません。
まだ面接の締めの部分が残っています。まず座ったままお礼を述べましょう。
次に、立ってからも「ありがとうございました」と忘れずに伝えてください。
最後にドアの前で「失礼いたします」とくどいようですが頭を下げてください。
退室前に3回頭を下げる場面があるので覚えておきましょう。
まとめ
慣れない場合、面倒なマナーだと感じるでしょう。
しかし、社会人として抑えておくべきポイントが面接には数多く組み込まれています。
時間の使い方、言葉づかいといった基本のマナーをこの機会にマスターし、社会人として恥ずかしくないスタートを切りましょう。
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