仕事のストレスは感情コントロールで解消できる!
- カテゴリ名:役立ちコラム
企業では年一回のストレスチェックが義務付けられています。
ストレスを完全に避けては通れない世の中で、企業が求めるのはストレスをうまくコントロールできる人。
つまり、ストレス耐性のある人です。
感情をコントロールすることも効果的なストレスマネジメントのひとつ。
感情コントロールができると職場での負担も減少します。
その方法やコツについてまとめてみました。
仕事でのストレス、あなたはどのタイプ
仕事でストレスを感じるその原因はさまざまですし、ストレスの度合いも人によって異なってきます。
まずは、自分がどのようなときにストレスを受けやすいかを知りましょう。
失敗や叱られたことでの落ち込み
失敗やミスは誰にでも起こり得るものですが、そのことを指摘されたことに対してストレスを感じるタイプ。
転職直後や新卒の社会人に特に多い傾向があります。
上司や先輩、またはお客様の指摘に対して、自分を否定されたように感じたり、自分の実力が低いと捉えて自信を無くすことで悩みやストレスになってしまうようです。
思うようにならないことでのイライラや怒り
責任感が強かったり、自分の仕事のペースを確立しているタイプ多いのが、思い通りに業務が進まないことでのイライラ。
せっかちな人だと、協働で進めている業務で、周りの反応やペースが遅かったり、間違いにカチンとくることも多いようです。
仕事上の希望や意見が通らないことが怒りに変わってしまう人も。
成果や結果を意識したプレッシャー
目標達成のノルマや遂行すべき業務に対する不安がストレスになってしまうタイプ。
上司からの「期待しているよ」の一言が逆にプレッシャーとなって、期待に沿う結果を出さなければという思いが先走ってストレスとなってしまうことも。
どちらも結果ばかりを意識してしまうと感じることが多いようですね。
体を酷使することでの負担
体力が追い付かない、もしくは体調を崩すほどに頑張ってしまうことで、精神的なストレスが肉体的なストレスにも及んでしまうこともあります。
残業や休日出勤が続くなど、自分を緩める時間が持てないと、小さなストレスを発散する時間もエネルギーもなくなり、ストレスは蓄積されるばかり。
体調不良の症状が出てしまうと、上記にある不安感やイライラ、プレッシャーを感じることが増えるようです。
仕事でのストレス原因は自分の捉え方!?
同じものごとに対して、ストレスを受けやすい人がいる一方で、あまりストレスを感じない人もいます。
その差は、本人の捉え方に起因していることも多いと言われます。
何だかストレスを感じることが増えてきたなというときは、自分のものごとの捉え方の傾向を振り返ってみましょう。
ネガティブに捉えてませんか?
ネガティブな感情は、ストレスに繋がりますよね。
できれば、できるだけ少なくしたいと誰もが考えていることでしょう。
例えば、何ごとも○か×かで判断するようになると、失敗やミスをしたときそれは×と捉えがちになりませんか?
絶対に○○すべきという思いが強いと、自分に対しても周りの人に対しても、それに沿っていなければ、ネガティブな感情が湧きやすくなるでしょう。
「自分はダメだから」「○○さんはできない」などマイナスのレッテルを貼った固定観念で考えたり、「どうせ」というようなマイナス視点で見ることも、その通りの行動や状況を生む確率が高くなるので不快な思いに繋がってしまうことも多いです。
本当の真実は「自分には分かっていない、見えていない」のに、ネガティブな決めつけで、ストレスを生んでいるケースは案外多いと言われているんですよ。
不安が隠れていませんか?
分からないことや自信が持てないことの心のベクトルを行動に向けることができないときにもストレスを受けやすくなります。
転職したすぐの頃には起こりがちですよね。
また、怖れていたり、実は苦手なことだったりを、ひた隠しにして頑張っているときにも、ストレス症状としてイライラしたり、些細なコトにカチンとくることが増えるようです。
これはその背景に不安が隠れていることも一因。
「成果を上げなければならない」「自分がどう見られているか」「どう評価されているか」「この先どうなるのか」などの不安がストレスを巻き起こす大元になっていることもあるようです。
その捉え方が習慣になっていませんか?
改めて、ストレスを感じていることを振り返ってみることにはメリットがあります。
ネガティブに捉えてしまうことも、不安を感じてしまっていることも、実は、心のクセ(習慣)になっていることが多いと言われています。
わざわざストレスになるような捉え方をする習慣にメリットがないことは明白。
自分のためにならない習慣は、気付ければ改善あるのみです。
気付いて、考え方や受け止め方の種類があることを知るだけでも、解放に繋がるでしょう。
周りと環境を責めてもストレスは消えない
無理な業務を要求される、相手の自分勝手さにカチンとくる、相手が協力的でないなど人に対しての不快感でストレスを抱えることもあるでしょう。
通勤時間が長すぎる、オフィスに十分なスペースがない、建物が古い、落ち着ける場所がない、毎日の騒音が気になるなど環境的な問題での不満がストレスに繋がっているかもしれません。
しかし、自分の外のことを責めたところで、ストレスが消えていくことはないでしょう。
仕事でのストレスの効果的な発散と緩和の方法
ストレスの反応や程度は人によって異なることや自分の心の習慣がストレスの一因になっていることを説明しました。
不満や不快感に対して、周りを責めても変わらないというのは、経験済みの人も多いはず。
そこでストレスを緩和したり、解消していくにはどんなことが効果的なのかという点を紐解いていきます。
自分を知ることでストレスは緩和できる!
自分がどんなことに対してストレスを感じやすいのかが不明確なら、一定期間ストレス日記を付けてみてはいかがでしょう。
ストレスの傾向を知ることで、回避する方法、ストレスが発生したときの効果的な対策を練りやすくなります。
ものごとの捉え方のクセを見極めるのにも有効です。
書き出すことで、「どうしてそう感じるの?」「それは事実と言える?」など自分自身に問いかけることがポイント。
自分のためになる捉え方を見つける助けになるでしょう。
相手があるなら発想転換でメリット増大!
相手があることでのストレス、またはネガティブな感情が湧いてきたときに、即座に相手目線に切り替えてみることも有効です。
上司に叱られたとき、落ち込みそうになったり、怖いという意識が生まれるようなときには「自分がなぜ叱られたのか」ではなく「上司はなぜ叱ったんだろう」と考えてみましょう。
叱りたいと思っている上司はいないはず。
「仕事力を伸ばしてほしい」「部下(あなた)の掲げた目標の達成のため」や「熱心に見てくれている」ということも考えられます。
そういう可能性を見つけられたあとの行動するときと、ネガティブに受け止めてから行動するときの、心境や行動の質は変わってきませんか?
協力してくれない同僚に対しても同じ。
「協力してもらえなくて不満」「無視されて不安」より「なぜ協力しないのだろう」に意識を向けてみましょう。
「自分の仕事力を信頼して敢えて手を出さない」ということもあり得ます。
「実は、相手は仕事に追われている」ということに気付けるかもしれません。
そこで自分が取れる行動は、気遣いのあるものに変化していくのではないでしょうか。
不満で止まって、ストレスを抱えてマイナスになるよりずっと生産的です。
心の習慣を変えると仕事のストレスは減らせる!
仕事でのストレスは、負のスパイラルにハマらない心がけが大切です。
ストレス解消として、音楽を聞いたり、スポーツで身体を動かしたり、好きな趣味に没頭したりということも大切で有効なこと。
それと同時に、根本的な心のクセを見直し、不必要なストレスを感じない自分に変わっていくことにも大きな効果があります。
ストレスを溜めない人!を目指して、充実した仕事時間を作り出していきましょう!
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