美容師の転職成功ポイントは?知識やスキルが活かせる美容院以外の転職先も紹介!
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
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華やかで自由な世界、自分の好きなことを仕事にしている感じがして、美容師に憧れを抱く人も多いでしょう。
ただ、多くの美容師は給与にはあまり恵まれておらず、立ち仕事や手荒れなど、大変な面もある仕事です。
離職率が高く、転職を考える人も多いですが、転職活動は慎重に行わなくてはなりません。
ここでは、美容師の転職活動におけるポイントと、美容院以外の転職先を紹介します。
美容師転職を成功に導くポイント
美容師が希望の転職を叶えるためにはどんな点を意識して活動すればいいのでしょうか。
ここでは、美容師の転職活動におけるポイントを解説します。
事前利用で店内の雰囲気を確かめよう
どの業界への転職でも企業研究は必須ですが、美容院への転職なら実際に利用してみることができます。
とてもいい研究方法なので、ぜひ一度立ち寄ってみましょう。
店内の雰囲気もよくわかりますし、接客態度、スタッフの関係性も見えてきます。
その美容院で得意としているスタイルなどを聞いてみてもいいですね。
美容院のスタッフが担当したカットモデルや、コンテストの写真などを見せてくれることもあるので、美容師のレベル判断にも役立ちます。
美容院とひとくちに言っても、若い世代に人気の美容院から、年配客も来店しやすい落ち着いた美容院もあります。
スタッフだけでなく客層のチェックも欠かせません。
自分がどんな美容院で働きたいのかと照らし合わせて、相性がよさそうな美容院を選びましょう。
経営者の考え方に納得できるか
美容院は経営者の意向がお店の雰囲気や接客の仕方にダイレクトに影響しますから、経営者の考え方に納得できることが大切です。
個人美容院の場合は経営者自ら面接してくれることが一般的ですし、チェーン展開の美容院でも、オーナーや店長がどんな理念をもっているかしっかり確認しましょう。
経営者や店長との方向性の違いは、美容師が辞めたい理由の一つです。
面接の逆質問タイムを利用するなどして積極的に探っていきましょう。
店舗HPなどをしっかりチェックして、経営理念に触れておくことも大切です。
美容院としての将来性はあるか
街を歩けばすぐに美容院が見つかるぐらい、美容院は乱立しています。
すべての美容院が長い間やっていけるわけではありませんから、美容院としての将来性を確認しましょう。
新規オープンのお店は魅力もありますが、過去の業績がわからないためリスクもあります。
美容師の横のつながりを利用して経営者がどの店の出身者なのかを確かめてみるのは一つですね。
ある程度年数店舗を構えている美容院なら、固定客がついている可能性は高いでしょう。
しかし、移り変わりが激しい業界なので、HPや店舗ブログなどで現在も積極的に発信しているかも重要です。
利用客の口コミなどから人気の度合いをチェックするのもいいですね。
駅近、駐車場があるなど、立地も関わってきます。
将来性を判断することは難しいですが、さまざまな点をトータルで見て考えましょう。
美容系に特化した転職エージェントを使う
転職市場の活発化にともない、転職エージェントを利用した転職活動をする人が増えています。
美容師の場合は、美容系に特化した転職エージェントを使うのが一つ。
美容師関連の求人も多く扱っているため、給与相場や条件などを、各店舗ごとに比較しやすいのがメリットです。
美容業界出身のキャリアコンサルタントが在籍しているため、業界事情について情報がもらえることもあるでしょう。
エージェントの利用で転職活動が効率よくおこなえるため、利用を検討してみてもいいですね。
美容院だけじゃない!美容師の転職先
美容師の働き場所といえば美容院がメインですが、その他にも多くの場所で美容師が活躍しています。
手に職があるためさまざまな場所で需要があるのが美容師の魅力。
ここでは、美容院以外の、美容師転職先を紹介します。
結婚式場のヘアメイク担当
結婚式場やホテルのヘアメイクは、フリーの美容師や提携美容院から派遣されることもありますが、式場専属のヘアメイクもいます。
結婚式場やホテルに直接雇用されるため、個人美容院に比べて給与が高い場合も。
美容師免許があれば強いですし、ブライダル関連のヘアに詳しく経験も豊富だと、内定確率が上がるでしょう。
結婚式のヘアメイクも時代によって流行りがありますから、常にアンテナを張っておき、どんな希望の新婦を担当しても対応できるようにしておくことが大切です。
一生に一度の舞台に携われるという、やりがいがある仕事になるでしょう。
将来性高め?毛髪関連業界
かつらや育毛などを扱う毛髪関連業界でも、美容師免許保持者を募集しています。
本格的なかつらや育毛には毛髪の専門知識が必要なため、顧客とのカウンセリングや施術に美容師が携わることがあるからです。
免許なしのアドバイザーに比べて待遇もよく、美容師としての知識が活かせるのがポイントです。
毛髪関連業界は、高齢化の影響や医療業界との提携もあり、将来性に期待できる業界です。
これまでの美容師としての仕事とは異なる点が多いですが、知識や経験が活かせて社会貢献性も高いため、美容師の働き場所として新しい道になるでしょう。
ヘアケア剤販売企業の営業職
美容師からヘアケア剤などを扱っている一般企業の営業職に転職するのも、意外とよくあるパターンです。
一般企業は美容院に比べると給与や福利厚生に恵まれているケースが多く、営業職ともなれば歩合がつくため頑張り次第で高収入が可能。
営業先は美容院やエステなどがメインのため、元美容師として話が通じやすく、信頼につながるのがメリットです。
美容師は顧客との会話も仕事のうちですから、人あたりがよくコミュニケーションスキルが高い人も多いため、意外と営業職に向いていますよ。
美容関連業界へのキャリアチェンジ
美容師は髪型だけでなく、見た目を美しくするという広義の範囲に興味を持つ人が多いもの。
美容師から、美容部員やエステサロンのスタッフなどにキャリアチェンジするケースもあります。
美に興味があるという点で志望動機に一貫性があり、応募先にアピールすることができます。
美容師としての経験を活かして、他の美容部員やサロンスタッフにはない強みをもつことになるでしょう。
ただし、美容部員やエステサロンは美容院以上に女性が多い職場のため、人間関係が特殊になりやすいことには注意が必要。
女性が集まる場所が苦手という人は、苦労するかもしれません。
1000円カットはワークライフバランス重視派に
同じ美容院への転職でも、近年急増した1000円カットのお店も選択肢の一つです。
一般的な美容院と異なりカットに専念するため、カット技術の向上にもつながります。
カットの腕を磨くため、一時的に1000円カットを選び、将来の独立に役立てようとする人もいますよ。
1000円カットの特徴としては、チェーン展開の店が多いため給与相場が比較的高めであること。
個人美容院は給与に恵まれていないことが多いですが、1000円カットなら安定した給与や賞与も見込めます。
閉店後の練習などもあまりなく残業なしで帰れるため、ワークライフバランス重視派にはおすすめです。
顧客との会話がほとんどなく、黙々とカットに専念するという点では、会話が苦手な美容師にもいいでしょう。
カラーリングもないため、カラー剤で手荒れがひどい美容師にとってもメリットが。
ただ、ひたすらハサミを動かすため、手にタコができるなど別の痛みは発生する可能性があります。
美容師免許をどんな風に活かしていきたいかによって向き不向きが大きく変わるため、自身の適性についてよく考えておきましょう。
美容師の転職は念入りな下調べが重要!
美容師の転職先は個人美容院など小さなお店も多いため、意外と失敗することがあります。
給与や待遇に恵まれていない、経営が成り立たず店が潰れることになるなど、難しい側面をもっています。
念入りな下調べをしてから転職に踏み切ることが大切ですね。
美容院だけでなく、他の場所で働くことも選択肢の一つとして考えてみてもいいでしょう。
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