起業したい看護師必見!訪問看護で起業するポイントとは?

起業したい看護師必見!訪問看護で起業するポイントとは?

看護師になったものの、仕事をしていると患者を優先したいと思いながらも、次々としなければならない業務に追われてしまうことがあります。
「これでいいのかな」と自分を見つめるときがあるでしょう。
自分がしたい看護ができる方法はあるのでしょうか。
雇用されているとなかなか自分の意向通りにいかないことがあります。
看護師としてより一層やりがいをもって働くために、訪問看護で起業してみてはいかがでしょうか?

訪問看護師で起業できる?

もちろん起業できます。
訪問看護ステーションを開設するには、条件があります。
例えば、開設のためには設置基準があり、事業所に配置すべき看護師の数や、事業所の設備基準、医師の指示書をもとに計画書作成しているなどの運営基準があります。
それらの条件をクリアすれば訪問看護師で起業できます。
また、利用者の満足を満たす気持ちがあれば起業できます。
医療施設で働いたときにはそれほど考えなかった、お客様満足度を考えて仕事をできれば訪問看護師として起業できるでしょう。

どんな看護師が求められる?

高齢化が進み、地域で暮らす人の多くが何らかの健康問題を抱えています。
医療が進む一方で、病院施設から在宅での療養が求められています。
こんな時代に看護師の役割も変化していて、地域の生活者に手を差し伸べられる能力が求められています。

どのくらいの看護師が起業しているの?

看護師として就業している割合は病院が6割を占めています。
そのほかは保健所や診療所などの病院以外の場所であり、事業者として働く看護師は1割満たない程度です。
しかし、今後時代の変化によっては、看護師の役割が変化して起業することも増えるでしょう。

起業するなら訪問看護ステーションを設立する

現代の医療は在宅医療が注目されています。
なぜなら、在宅で最期を迎えたい人が増えているからです。
薬が改良され、以前と比較すると薬の量が減り、自己管理しやすくなったことや、介護制度が整えられたことによって在宅での療養が可能になりました。
そのような中で、必要となるのが看護師です。
在宅でも治療が必要な利用者が、訪問看護をうけるには医師の指示が必要となります。
それでも、病院よりも在宅治療を選ぶ人が増えるので、訪問看護はどんどん需要が伸びています。
起業するなら、訪問看護ステーションを開設するのが良いでしょう。

訪問看護師の起業はどうやってすればいい?

実際起業するためにどんな準備が必要なのでしょうか。
「やってみたいけど、失敗したら大変なことになりそうだな」と、漠然とした不安を抱えている人もいるでしょう。
起業のためにある程度の知識を身につけて不安を軽減しましょう。

訪問看護に必要なマンパワー

訪問看護ステーションを開設するためには最低2.5人の常勤看護師が事業所に必要です。
また、常勤管理者も必要で、看護師または保健師が管理者になります。
この場合、管理業務と看護業務を兼任しても大丈夫です。
必要に応じて、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を配置することもありますが、必須ではありません。

どのくらいの資金が必要?

事業所の立地や経営規模によって、開業資金にも差がありますが、事業所を借り、事務用品をそろえるなどの開業準備資金として100万程度は必要です。
開業してからは、人件費として自分以外の看護師が1.5人必要とすると、一人月35万円×1.5人=52.5万円と、家賃や経営資金含めて30万円程度必要とすると、トータル80万円程度の資金が必要になります。
開業してから軌道に乗るまでには1年以上時間がかかるでしょうから、赤字分を考慮すると500万円は必要となるでしょう。
よって、開業時の100万円と合わせると、600万円程度の開業資金が必要となります。

必要な資格はあるの?

訪問看護師になるために必要な資格は看護師免許だけです。
ただ、仕事をしていくうちにケアマネージャーの資格があると良いこともあります。
訪問看護師の仕事は介護の仕事と重なることが多いので、介護の知識や介護保険について熟知しておく必要があります。
看護師の役割は、看護だけではなく、様々なサービスの申請に基づく窓口的な役割もあるからです。

起業のメリット・デメリット

起業は自分らしく仕事ができることがありますが、知恵が必要です。
どのようなメリットがあり、また、デメリットがあるのかを知っておくことで、起業に起こりうる問題について対処することができます。

やりたい看護ができる可能性大!

看護師になったら、患者に寄り添った患者中心の看護がしたかったのに、業務に追われて理想的には働けなかった人もいるでしょう。
訪問看護はお宅訪問なので、利用者と1対1で関わることになります。
また、在宅医療は人生を在宅で迎えることもあり、終末期のケアをしながら、家族とも深くかかわることができます。
生活の場で、その人らしく生きることに立ち会うことができるやりがいのある職場です。
医療施設で働くのとは違う看護ができるでしょう。

利用者が増えるほど、収入が増える

開業し利用者の数が増えてくれば、経営資金よりも収入が増えていきます。
はじめは、知名度が低かったりあいさつ回りに追われるため、利用者の獲得までに時間がかかります。
信頼関係ができ、人脈づくりがうまくいけばおのずと利用者の数も増えていくでしょう。

高い人件費の落とし穴

経営上一番削りにくいのが人件費です。
看護師は国家資格であり、一般職よりも高い給与であることが多いです。
また、訪問看護は看護師としての質の高い判断力や、幅広い知識を必要とし、新人看護師よりも経験のある看護師が向いています。
すると、どうしても経験を加味した給与を支給せざるを得ない状況になります。

需要が高まる訪問看護。今こそ起業するには最適な時期!

「最後は自宅で過ごしたい」と願う人は多くいます。
高齢化が進み、ますます地域での介護や看護が必要となっている時代です。
訪問看護師を求める地域がこれからも増えることを覚えて、訪問看護で起業してみてはいかがでしょうか?

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