事務転職での自己PRの方法を解説
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「事務の転職活動では自己PRをしなければいけないの?」「自己PRがどうも苦手だ」と思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし事務は人気が高く競争率も高いので、ライバルに差をつけるためにも、なんとか面接で上手に自己PRをしたいですよね。
目次
事務の求人をする企業はどんな人材が欲しいのか
事務転職での自己PRを考える前に、転職を希望する企業が求めているのはどんな事務員なのか知っておく必要があります。
事務転職の面接官に、企業が求める人材に自分が当てはまっていると感じさせるように自己PRすることが、採用に至る秘訣なのですから。
スキルの優れた人
企業が転職希望者者から事務の採用を検討する場合、第一にスキルの優れた人を欲しがるのは当然のことです。
前職での経験を活かしてすぐに仕事に対応できる即戦力を求めているのです。
ワードやエクセル、様々な書類作成をスピーディーにこなしていけるような人は理想的です。事務転職の面接では自分のスキルの詳細をはっきりと自信を持って伝えてください。
それこそ自己PRです。
たとえ事務未経験の人でも、他の業種でコンピューターを使っていたことを自己PRしてください。
資格を持っている
転職のために何人かの人たちが応募した場合、その中から能力の一番優れた人を選ぶのは自然なことです。その一つの基準となるのが資格です。
事務であれば簿記の資格、貿易事務ならTOEICなど、それぞれの事務の仕事の内容に合った資格が自己PRで強みになります。
資格がない人は今からでも遅くありません。
転職を成功させるために資格取得の努力を始めましょうよ。その努力を見てくれる人が必ずいるはずです。
周囲との協調性のある人
実際に職場で働くときに同僚たちと協調して仕事をしていけるかどうか、企業側としては心配なところです。
それは事務の面接で実際に合って見て話してみなければ分かりませんよね。
履歴書や面接で協調性があることを自己PRしましょう。
仕事の正確さ
企業側が求める人材で最も重要なのは、仕事をきちんとやってくれるかどうかです。
ミスが多いようでは時間のロスにもなり、企業の大きな損失を招くことにもなりかねません。それでは事務転職の書類審査や面接で仕事の正確さをどのようにして見抜くのでしょうか?
審査官は転職希望者の履歴書の書き方などを鋭く見ているのかもしれませんね。
また過去の仕事での実績は仕事ができるという証拠ですから、自己PRとして実績を伝えましょう。
ビジネスマナー、コミュニケーション能力のある人
事務の仕事ははただ机に向かって黙々と仕事をしているだけではありません。
仕事先のお客様が来たときに失礼のないように応対しなければなりません。
それも立派なスキルです。
ビジネスでの接し方、電話の応対でのマナーがきちんとできるかどうかは重要なことです。
未経験で転職をしようという人はビジネスマナーを前もって学んでおきましょう。
また自分ひとりで勝手に判断し行動するのではなく、報告し、相談して物事を進めていくためにも、周りとのコミュニケーション能力は必要です。
事務転職の面接でのマナーや話し方はそのまま審査の対象になります。
話し方や応対で自己PRしましょう。
仕事をする意欲のある人
事務転職の面接で、面接官が確かめたいことの基本的なことは、仕事をする意欲です。
やる気のない人がいると周りの人まで感染して全体のモチベーションまで下げてしまいます。逆に意欲のある人は職場の空気を変えてしまい、他の人までも頑張らなくてはという気持ちにしてしまいますよね。
企業はそんなやる気のある人にぜひ働いてほしいのです。
事務転職の面接でやる気を自己PRできるように、仕事に対して目標としていることや、日頃心がけていることなど、前もって言うべきことを準備しておきましょう。
事務転職の自己PRはまず履歴書と職務経歴書から
事務の転職活動での自己PRはまず履歴書と職務経歴書から始まります。
履歴書の書き方からも仕事に対する意欲、何としても採用してもらいたいという強い願いが感じられるものです。
文字の美しさも仕事の正確さを表現していますね。
手書きの書類というものは、書いてある内容意外にも色々なことを表現しているのです。
転職を成功させるためにも、心を込めて真剣に作成しましょう。
転職する際、過去の職歴はそのままスキルや実績の証明になるのでできるだけ正確に、資格の欄では資格を取得したことをPR、その他自己PRの欄には書けるだけ自分についてのアピールをしましょう。何をどう書けばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
そんな人のために自己PRする内容をいくつか挙げてみます。
仕事上での自己PR
事務の転職活動をする以前、過去の職場でどのような部署に配属され、どのような努力をして結果を出すことができたかというような、実際の体験を書くことで説得力が増します。
ダラダラと長く書くのではなく、簡潔に分かりやすく実績を伝えることが肝心です。
事務転職の求人では経験者が優遇されることが多いですが、それだけとも限りません。
事務未経験の場合、前職で経験して学んだことがいかに次の仕事で活かされるかを説得し、自己PRすることが大切です。
事務経験者にはない魅力が感じられることもあるものです。
資格で自己PR
資格は転職活動の強みです。
資格は資格欄がありますから、そこに書き込むのは当然のこととして、資格を活かした仕事をすることができたという体験があれば、そのことを自己PRの欄で書きましょう。
また現在取得中であってもそのことを書き、自己PRしましょう。
やる気や努力を感じさせます。
自分性格の長所をアピール
自分の性格も自己PRの武器になります。
企業が求めている協調性や仕事の正確さ、その他にも正直さや努力家、忍耐強さなど仕事をする上で役に立つような長所は色々ありますね。
自分の中の長所を見つけて、その長所が転職活動する前の過去の仕事上で役立った体験があればそれを伝えて自己PRしましょう。
事務転職の面接での自己PR
事務転職の面接はダイレクトに自己PRできるチャンスの場です。
初対面で緊張もあるでしょう。
人見知りな人にとっていきなり自己PRするのは難しいことですよね。
でも前もってちゃんと準備しておけば心配も少なくて済みますよ。
履歴書にはない視覚、聴覚面からの効果
事務転職の面接での自己PRは、書類にはない視覚的、聴覚面からの自己PR効果があります。
具体的には好感の持てる服装や髪型、ハキハキとした話し方、明るいスマイル、挨拶などのマナーなどで自己PRしましょう。
質問を予想し、答を用意しておこう
事務転職の面接でおそらく質問されるであろうことを予測しておきましょう。
よく訊かれることは、事務作業の基本であるパソコンが使えるかどうかや、スキルについて、過去の学歴や職歴、事務の仕事を選んだ志望動機、前の会社を退職した理由、逆質問などがあります。
それぞれに自己PRを盛り込みながら話せるように答を考えておきましょう。
事務転職の面接の一番最後に訊かれる逆質問でも、意欲を感じさせるような質問をすると有利ですよ。
家で履歴書を台本にして、面接自己PRの練習をする
事務転職の面接では、履歴書に書かれてあることが基本になって自己PRをすることになるのですが、もっと詳しく事務転職の面接対策をするために、自分で話すことを書き出して、自宅で声を出して練習してみてください。
声の大きさは大きすぎず、小さすぎず、速すぎず、遅すぎないちょうどいいスピードで、事務職で必要とされるような、落ち着いた、優しいイメージを感じさせるように話しましょう。
事務転職の面接本番で上手に話すために1、2回だけでもやってみると違いますよ。
事務未経験の自己PR例文
転職活動をする以前は、自分のできることで何か社会の役に立ちたいと思い、国語の塾講師の仕事をしていました。
そこには登校拒否の生徒たちも数多く通っていました。
わたしには周りを和やかに楽しくする力があるらしく、勉強する意欲をなくしていた子供たちや、いじめに合って悩んでいた子供たちも塾に通ううち心を開き、勉強に励むように変わっていきました。また親御さんたちの相談にも乗り、力づけることができました。
今回事務への転職を希望したのは、豊富な日本語力と周りを和やかに楽しくする性格が、事務の仕事でも活かされるのではないかと思ったからです。
コンピューターを使いブログ作成や経理も全て自分で行っておりましたのでコンピューターの操作には問題ありません。
自己PRはまず自分を認めること、自身を持って事務への転職活動に臨みましょう!
日本人は元々謙虚で、日常で意識的に自己PRする習慣はないほうです。だから苦手意識を感じる人も多いのではないでしょうか。今回、事務への転職活動の機会に自分の長所や強みを探してみてください。自分が人から評価されたことなどを思い出してください。自分を認めることで自己PRも容易くなります。決しておごって自慢するのではなく、論理的で説得力のある自己PRを心がけてくださいね。
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