転職の志望動機！例文に頼らない魅力的な伝達法
- カテゴリ名：転職の基礎知識Q&A
- 投稿日：
転職での志望動機を魅力的に作成する方法をご紹介します。
転職での志望動機を考える際に例文を使うことの落とし穴、転職で例文に頼らずに志望動機を作成することの意義や効果を踏まえて、魅力的な志望動機を作成するステップを確認していきましょう。
最後に営業系、人材系、物流、接客業、社内SEの職種別の志望動機の例文をご紹介しています。
ご自分の経験や応募する企業の情報を活かした志望動機を作成する際の参考にしてみてください。
目次
転職での志望動機の例文の落とし穴
インターネット上には、転職で提出する応募書類に書く志望動機や面接で伝える志望動機のサンプルや例文がたくさん掲載されていますよね。
転職活動でせっかくの自分アピールの項目となる志望動機が、どこにでもある志望動機になってしまうこともあるので注意しましょう。
完全フィットの例文、見つかりますか？
転職での志望動機を作成する際に、例文を参考にする人は多いかもしれません。
しかし、転職時の自分に完全フィットの志望動機の例文を見つけたことはありますか？
おそらく不可能…というよりも、転職者の志望動機に関しては不可能であるべきと認識するのが適切かもしれません。
特に同じ文章の引用は、志望動機だけでなく、その転職活動自体を無駄にしてしまうのでやめておきましょう。
採用担当者の目を侮らない
転職者を選考する採用担当者は、志望動機を楽しみにしています。
その楽しみの分だけ、よくある見慣れた志望動機を目にするとがっかりするどころか、その転職者に対して不快感を抱くこともしばしばです。
採用担当者のメインの仕事は、転職希望者の応募書類を集めることではなく「選考」です。
ベテランの採用担当者ほど何千、何万という志望動機を読んだ経験があるので、その精査の力は超プロ級です。
例文を引用など適当な志望動機で済ませ、自己アピールの機会を逃している転職者は面接に呼ばれる確率は低いでしょう。
単純明快！良い志望動機とは？
選ばれる転職者の良い志望動機とは、多くの志望動機と異なる雰囲気が出るようです。
その転職者の志望動機の中には、必ず応募する企業に関することが含まれています。
採用担当者が楽しめる志望動機とも言えるでしょう。
また、採用担当者の探している人物像に合う応募者のことが盛り込まれています。
そんな志望動機は、ますます魅力的に映り、この転職者に会ってみたいと思ってもらう確率をグッと引き上げます。
絶対条件は、どこの例文にもない唯一無二の志望動機。
企業と自分を含めた志望動機にするとき、この唯一無二は必然的なことなのです。
転職で例文に頼らない志望動機の効果
転職で提出する応募書類に書く志望動機、面接で伝える志望動機を、例文ではなく転職者自身の言葉で考えることの効果を見ていきましょう。
応募企業に好印象となるワケ
転職者の採用選考を行う担当者の選考の第一ステップは、応募書類に目を通すことです。
50通、100通ともなるとわずかな時間でこなせる数ではありません。
ふるいにかける段階で、1通1通の隅々まで目を通す採用担当者は少ないと思います。
そんな段階でも注目される重要な項目が志望動機です。
転職者の自分の言葉で企業研究を基に編集を重ねられた志望動機は、読む時間をかける価値が見いだされるのです。
例文でないオリジナルの志望動機を探しているといっても過言でないかもしれません。
時間をかけることの意義
転職時の志望動機を魅力的な良いものにするために、志望動機を書く前から時間を掛けましょう。
どれだけ志望動機の準備に時間をかけたか、どれだけ志望動機の編集を重ねたかは、志望動機を読む採用担当者はわかります。
時間の掛けられた志望動機と認識してもらえたとき、意欲や熱意として伝わることになります。
意欲があります！やる気に満ちています！一生懸命頑張ります！といっても通じにくい意欲。
例文では見当たらない志望動機の内容で測られることになるのです。
転職活動において例文で済ませてしまってはもったいないところなのです。
転職で魅力を高める志望動機を作るステップ
転職で提出する応募書類に書く志望動機、面接で伝える志望動機を、例文ではなく転職者自身の言葉で考える際のステップをご紹介します。
企業や職種研究
応募する企業についての情報収集をしっかり行いましょう。
また、求人内容を熟読しておくことも大切です。
さらに希望している職種についての理解は、経験者でも未経験者でも深めておきましょう。
これらは、志望動機を作成する際には必要不可欠で有力な材料となります。
例文を検索するよりずっと有効です。
自己分析
転職活動を始める前の段階で、多角的な面からの自己分析をしておくことをおすすめします。
志望動機はアピール項目にもなり得るので、志望動機の作成の際には、自己分析で見えてきた強みや得意なこと、将来の目標や展望などをできるだけ多くピックアップできると役立つでしょう。
企業と自分の摺り合わせ
志望動機に含める必須項目は、企業や職種のことと自分のことの一致点のみです。
この時点で例文の内容が通用しないということになります。
自分についてどんなに優秀な成績や功績があっても、企業や職種が求める部分と重ならなければ省くのが賢明です。
逆に、どんなに小さな業務であっても、求められることとばっちり一致することがあります。
志望動機は、そんなポイントほど強力に採用担当者の目を引くパワーがあることを覚えておきましょう。
ブラッシュアップ
企業のことといっても、ホームページやニュースなどに書かれている言葉をそのまま使うと、他の応募者と同じ言葉になる可能性が高くなります。
転職での志望動機をより魅力的にするために、例文を引用しないことと同時に気にしておきたいポイントです。
一つのキーワードでも、イメージは同じになる言い回しはたくさんあります。
転職時の志望動機では、オリジナルな言葉を入れ替え、差し替えしながら、ベストチョイスを行ってください。
出来上がった志望動機は、周りの第三者や転職エージェントのコンサルタントなどに見てもらうことをおすすめします。
業種別！転職での志望動機例文集
最後に営業系、人材系、物流、接客業、社内SEへの転職を目指す際の志望動機の例文をご紹介していきます。
ご自分の経験や応募する企業の情報を活かした志望動機を作成する際の参考にしてみてください。
営業職での志望動機例文
3年間、法人の新規開拓の営業に携わり、4年目からはマネジメント力を培いながら法人営業のコンサルティング的な業務にステップアップすることを目標としてきました。貴社の独自の営業チーム体制に感銘を受けクライアントのニーズに応えることに全力を注げると確信しております。営業のプロとして、多くの人材を活躍させる管理職を目指します。
人材系の企業の志望動機例文
幸せな1日を積み重ねる企業と働く人が増えれば、社会も豊かになっていくと信じています。働く個人として幸せの模範となり、幸せなチームを率いて、幸せな企業様と転職者の皆さまの幸せのサポートに尽くしていきたいです。貴社の現場ありきのスタンスは転職者の皆さまに頼られる存在と思い、その一員になりたいと応募させていただきました。
物流への転職の志望動機例文
ロジスティクス業界にて3年間海外業務を担当してきました。先進の○○システムの導入など、活発に時代とお客様のニーズに対応するための挑戦に感銘を受けております。スピードと正確性は物流の生命線と心得ております。この先も技術やソリューションの発達が見込まれる業界ですが、世界に通用するスペシャリストとして貴社に貢献してまいります。
接客業への転職の志望動機例文
接客業に携わり5年になります。目の前のお客様の意向を汲み、求められることの一歩先の心遣いを提供することがモットーであり接客の仕事の醍醐味と思っております。現場のスタッフが主体となって業務の進行やお客様のためのプランやアイデアを積極的に出されている御社の組織マネジメントに魅力を感じております。私も良いアイデアで貢献できるよう現場で学びを深めたいと思っています。
社内SEへの転職の志望動機例文
10名チーム体制のSEとして6年勤務しました。多くのクライアント企業のSEの方々と連携して仕事をさせていただく中で、社内開発の魅力を感じてお話をよく伺っておりました。エンドユーザーの近くでリアルタイムに対応する仕事がしたいと感じているのも動機となっています。貴社は、社内システム開発に注力される事業戦略を知り、ぜひ貢献したいと応募させていただきました。
転職での志望動機は例文に頼らず自分らしさを出す！
転職での志望動機は、自分らしさが魅力になります。
企業の求める人物像、自分の活かせる強みや経験を盛り込んで、オリジナルな志望動機を希望する転職先に送りましょう。
業界や職種だけでなく、転職を希望しているその企業でなくてはならない点もその企業の特徴を見つけて入れてくださいね。
ご自分の経験や応募する企業の情報を活かした志望動機を作成する際の参考にしてみてください。
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