デザイナーってどんな職業?未経験者からデザイナーになる術を紹介
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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一言にデザイナーと言ってもどんな職業なのかしっかり理解している人は少ないのではないでしょうか?実際は「デザイナー」という職業はいくつにも細分化されているということですら知っている人は少ないでしょう。このように今回は意外と知らない「デザイナー」という職業について紹介していきます!
またデザイナーに興味は持ったが未経験でもできるのだろうか?とうい不安に応えるべく、未経験者がデザイナーになるためにはどうすれば良いかということも併せて紹介していきます!
デザイナーって一つじゃない!
専門職、技術職のリクルート希望者で新卒、中途採用、転職の人を問わず根強い人気がある職種が『デザイナー』です。しかしひと言に『デザイナー』と言っても、分野は多岐にわたり、様々な『デザイナー職』が存在します。具体的にどんな「デザイナー職」があるかを正しく理解し、自分の希望や適性にあったものを見つけることがリクルートの“はじめの一歩”です。
ファッションデザイナー
衣装や靴、バッグなどをデザインする仕事です。
芸術的センスや独創性を発揮できそうなイメージが強い人気デザイナー職です。
しかし上記のようなクリエイティブなセンスだけではなく、流行をしっかりととらえる能力や市場の動向を正確につかむマーケティング能力、そして作品を具現化/商品化する実務的な能力やプレゼンテーション能力も不可欠です。
グラフィックデザイナー
ポスターやチラシ、商品パッケージなど主に印刷媒体を文字や写真、イラスト、図などのグラフィック要素を組み合わせてデザイン、企画・制作をします。アートディレクターやエディトリアルデザイナーを兼任するケースも少なくありません。またグラフィックデザイナーにも様々な種類があります。
イラストレーター
広告や雑誌、カタログなどの印刷媒体やWEB、CDジャケット、商品パッケージ等にイラストやキャラクターなどの絵や文字のデザインを描くデザイナー職です。
キャラクターをデザインすることに特化したデザイナーを特に『ブックデザイナー』と呼ぶこともあります。
他のデザイナー職に比べ、会社などの組織や団体に属さずフリーランスとして活動している人が多いのも特徴です。
Webデザイナー
Webサイトの構成企画・デザインをする仕事ですが、画像の制作や、コーディングまでを行い、さらにはコピーライターの原稿整理やマークアップエンジニアとの調整などWEBディレクター的な役割をする人も少なくありません。
美的センスの高いデザインを作るのみならず、HTMLやCSSなどの、いわゆるコーディング技術も求められます。
エディトリアルデザイナー
書籍、雑誌、新聞、カタログ、マニュアルなどなど、紙媒体のデザインを行う仕事です。
文字校正を行い、レイアウトを検討しながら文字や写真、図などの素材を美しくデザインします。
装丁を行うブックデザイナーを兼任する人を特に『ブックデザイナー』と呼ぶこともあります。
DTPデザイナー
書籍や雑誌、広告などを作る工程で、原稿作成および文字や図、写真などをレイアウトした印刷用のデザインを行う仕事です。
PCと専用のアプリケーションを駆使してレイアウトを進め、プリントアウトするところまで担当しますが、『DTPオペレーター』と呼ぶこともあります。
CGデザイナー
コンピュータを駆使して2次元や3次元のグラフィックスを作成する仕事です。
CGには2D(2次元)と3D(3次元)があり、作成されたデザインはミュージックビデオや映画、アニメなど映像分野をはじめ、建築関係や自動車他の機械設計など、幅広いジャンルで活用されています。
ゲームデザイナー
ゲーム制作において、キャラクターや背景などのデザインをする仕事です。
制作には主に2DCGや3DCGの技術を使用しますが、2Dの場合はドットと呼ばれる点を用い、3Dグラフィックではポリゴンを用いて、デザインしていきます。現在最も需要が高いデザイナー職のひとつです。
ゲームを企画・立案する『プランナー』や、ゲームのストーリーを担当する『ゲームシナリオライター』を含めて『ゲームデザイナー』と呼ぶこともあります。
インテリアデザイナー
家具やカーテン、照明、食器等各種インテリアだけではなく、室内演出やインテリアの空間構成など、インテリア全体と室内とをデザインする仕事です。
一般住宅はもちろん、オフィスやホテル、美術館や公共施設などの大きな建物を扱うケースも少なくありません。また、目に見えるものだけではなく、音や温度、ムードに至るまで芸術的に演出します。
空間デザイナー
「空間」をデザインするデザイナー職で『スペースデザイナー』とも呼ばれます。
一般住宅をはじめ、駅やホテル、ショップ、公共施設や公園など多岐にわたった空間の設計とデザインをする仕事です。
その空間の目的やコンセプトを念頭にイメージして、快適な空間になるように必要な設備や内装の設計、およびデザインを行います。
建築デザイナー
一般住宅をはじめ、ビルなどの建築物をデザイン・設計する仕事です。
建築士の免許を持ち建築事務所を構えるデザイナーが多く、 建て方や間取りなど、クライアントの意向を受けイメージを膨らませ、CGを駆使してでデザインを作成、CADを利用して具現化へ向けて設計を行います。
インダストリアルデザイナー(工業デザイナー、プロダクトデザイナー)
文房具や食器・家電製品などの生活用品から、自動車・飛行機などの輸送機器に至るまで、あらゆる工業製品のデザインをする仕事です。
製品の形状や機能、材質などを検討したうえで、美しさと使いやすさを両立させたデザインをすることが求められ、外観だけではなく、製品の機能性や安全性、コストや生産性など様々なことを考慮してデザインします。
フラワーデザイナー
結婚式場やホテル、レストラン、イベント会場などで、花を美しくアレンジメントする仕事です。その場所のコンセプトや目的を踏まえ、予算内で適した花を用意し、空間を演出する力とセンスが求められます。
現在テレビ番組などで人気を博している「假屋崎省吾さん」は、代表的なフラワーデザイナーの一人です。
ジュエリーデザイナー
宝石やアクセサリーのデザインをする仕事です。
クライアントの意向に基づきプランを作成しデザインの製図・制作を行います。
自ら職人として製作を行うデザイナーも多く、デザイナーの中でも専門技術や知識を必要とされる専門職です。
その他のデザイナー職
上記以外にも、『GUIデザイナー』、『玩具デザイナー』、『エクステリアデザイナー』、『家具デザイナー』、『照明デザイナー』、『テキスタイルデザイナー』、『カーデザイナー』、『雑貨デザイナー』等、細分化されたジャンルの各種デザイナー職があります。それぞれのデザイナー職の内容を十分に理解し検討、吟味したうえで、自分の志向や適性合った最適の仕事を探してくださいね。
未経験からデザイン業界への転職
ところで、各種デザイナー職の内容がそれぞれ異なることは当然ですが、どのデザイナー職も“専門職”であり、“特化したスキル”や“実務経験”が求められることは共通しています。ですので一般職からのデザイナー未経験の人が、デザイナーヘ転職することは容易ではないことも事実です。
そこで、次に『未経験からデザイン業界への転職』についてスポットを当ててみます。
専門学校やスクールでスキルを習得して転職
専門学校やスクールでスキルを習得し転職を目指すのは、有効な手段です。
専門学校やスクールは様々な企業とのコネクションを有していますので、卒業時に適性にあった会社を斡旋、紹介してくれるケースが多いもの。生徒の就職を成功させれば実績にもつながりますので、指導は熱心です。
各種デザイナーに特化した専門学校やスクールがありますが、かけられるお金や時間等は人それぞれ。自分のライフスタイルや実情に合った無理のないプランを選びましょう。
例えば現職の会社の勤務を続けながら、休日や退勤後の時間でスクールに通うという方法で転職を成功させた人も少なくありません。
通信講座等で資格を取得する
各種デザイナー職の中には、例えば『建築デザイナー』への転職の際に『建築士』の資格が求められるような、専門資格が求められるケースも少なくなく、資格を持つことが転職に有利に働くケースは多いのも実情です。
通信講座等で取得できるデザイナーの資格もありますので、まずは独学で通信講座等で勉強して資格を取得するのも、転職に向けての有効な方法でしょう。
人材紹介会社や転職サイトを利用する
ある程度のスキルや資格を取得できたら、転職を実現されるべく効力を最も発揮する手段が『人材紹介会社や転職サイト』の利用です。
もちろん専門学校やスクールへ自ら通うことで転職をかなえるケースは多いものですが、ほとんどの場合無料で登録でき、自分の志向や希望にあったリクルートの斡旋をしてくれる『人材紹介会社や転職サイト』を利用しない手はありません。
現在17.000社ほどもあると言われている人材紹介会社ですから、もちろん各種デザイナー等クリエイティブワークを専門に扱う会社もあり、履歴書等の書類の書き方や面接時の応対方法まで、懇切丁寧に指導してくれます。
「未経験者歓迎!」といった嬉しい案件を紹介してくれるのも、膨大な案件を扱っている『人材紹介会社や転職サイト』ならでは。あなたのデザイナーへの転身の夢をかなえる、大きな力となってくれることでしょう!
まとめ
いかがでしたか?専門職でありスキルが不可欠なデザイナーへの転職は、確かに簡単ではないかもしれませんが、決して実現不可能なものではありません。数あるデザイナー職の内容をしっかりと理解・把握してあなたが適切な方法で正しい手順で前向きに取り組めば、例え未経験からでも、きっと転職はかなうことでしょう。
自分が本当にやりたい仕事に就けている人はほんのひと握りという厳しい現実を打破して、充実した素晴らしい毎日を送る幸せを、その手でつかんでください!
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