アパレル業に就きたい人のための職務経歴書とは?
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
人事担当者が面接に進めるか否かを決定する、いわば「面接へのパスポート」とも言える職務経歴書。
面接通過率を高める職務経歴書を作成する方法をご説明します。
目次
そもそも職務経歴書とは?職務経歴書の意味と重要性について
職務経歴書とは、簡単に言ってしまえば自身の経歴をまとめたものですが、以前の職務内容や実績が想像しやすく応募した企業が求める人材なのか?そのような人材に会ってみたいと思ってもらうためのアプローチとなります。そのような意味では転職活動においてとても大切なものとなります。
以前職務経歴書についての記事も書いていますので、そちらも参考にしてみてください。
参考:職務経歴書とは?職務経歴書の意味と転職に活かす方法
アパレル業に就くための職務経歴書とは?
アパレル会社に応募する際に、必ず求められるのは、履歴書の他に職務経歴書の提出となります。
職務経歴書を作成するにあたってまず行うべきことは、キャリアの棚卸しです。
あなたがどんな会社でどんな仕事をどのように行い、どのような実績をあげてきたのかを明確にします。
キャリアの棚卸しを行うことによって、職務経歴書に記載する過去の経験を簡潔かつ明確に書くことができ、またその中で、改めて自分の強みを発見することもできます。
またアパレル業界への転職を考えている人も未経験の方でも、応募するアパレル会社で活かせるスキルを見つけることが出来るはずですのです。
職務経歴書は自分の分身とは?
職務経歴書は自分のキャリアを示し、PRするためのツールであり、自分の分身のようなものです。
仕事に対する姿勢、これまで経験してきたこと、自分の強みやスキルを明確にします。
業界未経験であれば、これまでのキャリアで培ったスキルでアパレル業界でも活かせるスキルを残らずPRしましょう。
もちろん、アパレル業界で有利な資格は必ず書きます。
例えば、異業界での販売や営業経験者であれば客層、商品単価、売上実績、売上向上の為に工夫したことなど。
業界経験者の場合はブランド、ターゲット層、顧客数、売上実績、店舗規模、接客スタイルなど。
職務経歴書を作成する際に忘れてはならないのは見る相手への思いやりです。
アパレル業界の人事担当者が知りたいと思う情報を簡潔かつ明確に書きましょう。
職務経歴書に記載する、アパレル業界への転職に有利な資格とは?
アパレル業界に転職する際に知識や能力を客観的に示すために取得していた方が良いであろうと言われている代表的な資格を2つご紹介します。
資格は職務経歴書でアピールしたキャリアをバックアップする役目を果たします。
販売士
アパレル業界で希望する職種が販売であっても企画であっても、取得しておくと良いと言われている資格が販売士です。
販売士は日本商工会議所や各地の商工会議所が認定している公的資格となります。
販売士資格は1級から3級があり、3級ではマーケティングの考え方や流通業界、小売業界の基礎知識を学びます。
3級の合格率は2017年2月が47.7%とほぼ半数が合格しており、比較的難易度は低いと言っていいでしょう。
実務経験がなくても問題集などを購入し、独学で受験する人も多く、おおよそ1ヵ月ほど勉強して受験する人が多いようです。
とはいっても侮ってはいけません。受験料も必要ですし、1回で合格することを目標に勉強しましょう。
【参考URL】https://www.kentei.ne.jp/(日本商工会議所)
ファッション色彩能力検定
色彩感覚や色がどのような効果をもたらすかなどファッション関連の仕事をする上で必要な色彩に関する知識や流通、マーケティングに関する専門知識を問う資格となります。
1級から3級まであり、誰でも受験することができますので、アパレル業界の実務経験がなくても取得することが可能です。
問題集や参考書が市販されており、独学で学ぶこともできます。
業界未経験者は業界への意欲や関心度を示すバロメーターになるでしょう。
経験者は実務経験だけではなく、自己啓発を常に行っているというPRとなります。
【参考URL】http://www.fashion-edu.jp/cl/cl.html(一般財団法人日本ファッション教育振興協会)
職務経歴書にも書けるアパレル業界で求められるスキルとは?
どんなスキルをもった人材がアパレル業界で求められているか。
ネット通販が増えてきたとはいえ、アパレル業界にとって「優秀な人材(人の力)」は最も重要です。
店頭でブランドイメージを作り、お客様に伝えていく役割を担う販売職、そして現場からのニーズを吸い上げ、カタチにしていく企画職など、人の力が業界を支えているのです。
ではどのようなスキルを身につけていればよいのかをお話しましょう。
コミュニケーションスキル
販売職であっても企画職であっても必ず求められるのがコミュニケーションスキルです。
アパレル業界では年齢、性別問わず幅広い人々と接する機会が多く、相手が伝えたいと思うことを的確に受け止めていかなければいけません。
相手の目線に合わせて言葉を選び伝えていくことができ、相手が欲しいと思う情報を伝えていけることがコミュニケーションスキルです。
ショップに来られたお客様が、何を求めているかを察知し、その要望に対して的確なコミュニケーションをとることができなければいけません。
情報収集スキル
アパレル業界にとってトレンドを肌で感じる感覚は重要です。
今、どんなものが流行っていて時代の流れがどうなっているのか。
競合ブランドがどのような商品を出しているのか。
「トレンド」という言葉を聞いたことがありますか?
トレンドとは流行や潮流のことで、トレンドをキャッチする能力や時代を先取りする感性はアパレル業界で必ず求められる重要なスキルのひとつとなります。
また、外からの情報を待っているだけではなく、自らネットや雑誌などから情報を収集し、それらの情報を整理しながら自分のものにしていく情報収集スキルも非常に重要なスキルといえるでしょう。
柔軟な学習スキル
新しいスタイル、新しい素材、新しいコーディネート・・・・・・
アパレル業界では時代の流れとともに専門知識を上書きしていく必要性と新しい知識をどんどん身につけていくことが要求されます。
業界内でキャリアアップをはかることを目標とする向上心とお客様に対して最新の情報提供を行う姿勢を持ち、そのために必要なことを常に学ばなければいけません。
人の良いところをどんどん吸収し、自分のものにしていく柔軟さも成長を加速させるポイントとなるでしょう。
伸びしろが大きく、向上心があり、柔軟な学習スキルを要した人材はアパレル業界で最も求められる人材なのです。
まとめ
転職を成功するためにはまず面接に進めるように自分の強みをアピールできる職務経歴書を作成することが重要です。
経験、資格、スキル・・・・・・
相手が求めているものが何かを把握し、それに応えられるような職務経歴書を作成しましょう。
また、人手不足を背景に活況な転職市場で、年齢にとらわれずに能力を持った人材を積極的に獲得する企業が増えています。厚生労働の発表でも有効求人倍率は安定していますので、積極的に転職活動をしてみましょう。
厚生労働省サイト 一般職業紹介状況(平成30年8月分)
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