ビジネスマナー検定が気になっている人必見!転職や仕事への影響と検定の全貌
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ビジネスマナー検定なるものを聞いたことがありませんか?
ビジネスマナーを身につけたいと感じている方は、ビジネスマナー検定がどんなものなのか、勉強して意味があるのかなど気になることでしょう。
特にビジネスマンなら、転職や仕事にどういった影響があるのかも知りたいポイント。
そんな疑問にお答えすべく、ビジネスマナー検定の全貌と転職や仕事への影響をご紹介していきます。
ビジネスマナー検定とは
ビジネスマナー検定とは、一般的には公益財団法人 実務技能検定協会が行う「ビジネス実務マナー検定」を指すことが多いです。
こちらの協会ではビジネス系の検定試験をいろいろ実施していますが、その中でもビジネスマナーに特化した検定試験となります。
ビジネスマナーを学べる民間の検定試験は他にもありますが、今回はいわゆるビジネスマナー検定である「ビジネス実務マナー検定」についてお伝えしていきます。
受験資格や受験料などの基本情報
ビジネスマナー検定は受験資格が特になく、年齢や経験問わず誰でも受験できます。
試験ランクが級によって定められており、最上級を1級とし、2級、3級と続きます。
受験料は各級によって異なり、1級5,600円、2級3,800円、3級2,500円、併願の場合もそれぞれの級の受験料の合計となっています。
ビジネスマナー検定ではどんなことを学ぶのか
ビジネスマナー検定では、ビジネスマナーや話し方、行動が適切であるのかなど、ビジネスマンとしての言動や振舞いについて問われます。
出題領域は「必要とされる資質」「企業実務」「対人関係」「技能」となっています。
「必要とされる資質」ではケースごとに普段の仕事上で遭遇する場面が想定された現実的な問題が出題。
一方で、「対人関係」では対人マナー、「企業実務」「技能」では知識や一般常識的なことを知らなければ答えられないような問題が多くなっています。
実務技能検定協会のHPでは各級ごとの問題例が記載されていますので、まずは例題にチャレンジされてみてもいいですね。
ビジネスマナー検定と転職の関係
どうせ勉強するなら転職に有利になるものを選びたいと考える方は多いでしょう。
ここでは、ビジネスマナー検定が転職活動に与える影響についてお話していきます。
転職にどれぐらい有利?
応募した企業の選考結果にどの程度影響を与えるのかという点については、残念ながらビジネスマナー検定そのものが評価されるということはほとんどありません。
検定に合格しなければ仕事ができないものでもなく、ビジネスマナー自体が当たり前のもの思われているからです。
また、実際に受験したことがある人事担当でなければ、検定試験がどの程度のレベルなのかを判断することは難しく、評価の基準を明確にすることもできないと言えるでしょう。
懐疑的な見方をする人事担当者も多い
そもそも民間の検定試験は、実務系のものから趣味に関するものまで世の中に溢れ返っています。
そのためか、こういった検定試験に対して懐疑的な見方をする人事担当者が実は多いです。
合格してあってダメということはもちろんありません。
しかし、ビジネスマナー検定に合格したことを自身のアピールポイントとして前面に押し出しても、あまり意味がないと言えます。
あくまで仕事に活かすビジネスマナーを整理するためや、自己啓発の一環として行ったなどのように、さらっと伝える程度がちょうどいいのです。
履歴書には書いてもいいのか
せっかく合格したのだから履歴書に書きたいと感じる人もいるでしょう。
履歴書に書いていいかどうかという決まりはありませんので、書くこと自体は問題ありません。
ただ、3級は社会人ならば一般常識レベルになるので、書くなら2級からがいいでしょう。
社会人経験が少ない若い方であれば意欲のアピールになり得ますので、3級であっても書いてみるのは手です。
学んだことを活かせれば大きなチャンスをつかめる
ここまでの内容を見る限りでは、ビジネスマナー検定は勉強しても意味がないのではないかと思うかもしれません。
しかし、大事なのは検定そのものではなく、学んだことを活かすということ。
ビジネスマナー検定では、敬語の使い方や対人マナーなど、転職活動をするうえで必ず使うスキルを身につけることができます。
企業の人事担当者が応募者を見るときには経歴だけでなく、こういった基本的なスキルを重視します。
そのためビジネスマナーをきちんと学んでいるのかどうかは、結果的には選考結果には良い影響を与えることもあるでしょう。
ビジネスマナー検定の勉強方法は?
ここからは、ビジネスマナー検定の勉強手段にはどんなものがあるのかを見ていきます。
学校やWeb講座で学ぶ
ビジネスマナー検定は、すぐにでも仕事で使える実践的なスキルが学べるとあって、民間の検定試験の中では認知度や人気も高いものになっています。
そのため、資格の学校やWebスクールなどでは、ビジネスマナー検定の講座が設けられていることも多くなっています。
それぞれ講座内容や料金等も異なりますが、学校やWeb講座などであれば独自のカリキュラムが組まれており、勉強方法などを自分で工夫するなど負担が少ないことがメリットです。
本を購入して独学で取り組む
ビジネスマナー検定の難易度は、2級・3級の合格率はおおむね50~60%台、1級は30%前後と、合格までのハードル自体は高くないと言えるでしょう。
そのため、独学で取り組んで合格を目指すことも十分に可能です。
独学の場合は自分のやり方、ペースを自由に設定できますから、時間管理を含めてきちんと自分を律することができる人には向いています。
得た知識はとにかく仕事で使ってみることが大切
どんな資格でも検定試験でも、机上の知識だけになってしまってはいけません。
本当の意味で生きた学びにするためには、勉強したらすぐにでも仕事で使ってみるよう意識することが大切です。
例えば敬語の使い方を学んだ翌日には、それを電話応対や来客対応などで使ってみる、自分や職場の人たちの行動で「これって正しいのかな?」など気になる点があったら、教本に戻って本当に正しいのかを確認してみるなど。
この積み重ねによって正しいビジネスマナーを手に入れることができるのです。
こんな人はビジネスマナー検定を受けてみよう
自分のビジネスマナーが実際にどのレベルで、本当に学ぶ必要がないのかどうかを明確に答えられる人は少ないでしょう。
そこで、ビジネスマナー検定受験をおすすめしたい人をご紹介していきます。
営業や接客など対人業務が多い人
ビジネスマナーはどんな職種の人でも必要なスキルですが、特に営業や接客などお客さまと接する機会が多い方は学んでおくと良いでしょう。
こういった職種は会社の顔となって外部の方と接しますので、ビジネスマナーが直接企業の評判や仕事の成果に影響を与えることがあります。
社会人としての基礎という点だけでなく、仕事能力そのものの底上げにつながりますので、モチベーションも高く学習に取り組めることでしょう。
ビジネスマナーがなっていないと上司や先輩から指摘される人
「お前は本当にビジネスマナーがなっていないな。」と、会社の上司や先輩から厳しく言われた経験がある人もいるでしょう。
しかし、具体的に何をどうすればいいのか手取り足取り教えてくれるわけではありませんよね。
怒られてもどうしたらいいのか分からない、そのうち自分に自信をなくしてしまうこともあります。
そういう方は一つの目標としてビジネスマナー検定に取り組んでみても良いでしょう。
しっかりと正しい知識を入れることで自信回復にもつながり、厳しい上司や先輩からも見直されるようになるかもしれません。
転職活動が久しぶりでビジネスマナーを再確認したい
同じ会社での勤務歴が長い人ほど、その会社独自の対応の仕方があったり、自分の立場が上になっていて仕事で敬語を使う機会が減ってしまったりと、意外とビジネスマナーを忘れている人は多いです。
その状態でいきなり転職面接に臨んでも撃沈する可能性がありますので、再確認の意味を込めて学習してみると良いでしょう。
転職活動をしながらでも、すきま時間を利用するなどして十分に学ぶことができます。
試験自体は受けなくても、空き時間に本をチェックするだけでビジネスマナーの確認。
学んだことを活かせば転職や仕事が成功する
ビジネスマナー検定は合格さえしていれば転職や仕事で有利になるというものではありません。
しかしどんな職種の人であっても実際の転職活動や仕事で役立てることが可能という点で、学ぶ価値があるものです。
忙しい人でも比較的チャレンジしやすい検定試験ですから、自分に適した方法で取り組んでみてはいかがでしょうか。
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