介護の仕事内容は簡単?実際にどんなことをするのかを紹介

介護の仕事内容は簡単?実際にどんなことをするのかを紹介

介護の仕事の求人は留まることなく増加傾向にあります。
未経験でもOK、無資格でも歓迎と書かれている求人も良く見かけますよね。
だからといって、介護の仕事内容が簡単なものと捉えて仕事に就くのは失敗や悩みを抱える元になります。
介護の仕事を取り巻く様々なものの特徴や仕事内容をよく理解した上で目指していかれることをおすすめします。

介護の仕事内容は簡単?という甘さを撤回しよう

確かに介護職未経験でも無資格でも仕事に就けるチャンスは広がっている介護業界の現状があります。
これは介護業界における仕事内容の幅が広いことも一因です。
しかし、未経験や無資格の人ができることだからといって、それが簡単な仕事内容とは限らないのです。
介護スタッフとして働く自分の裁量や、価値観、捉え方も影響してくると思われます。
決して難しいですよ!と断言しているわけではなく、簡単と考えていると問題になりがちな点をご紹介しましょう。

いろんな施設がある

介護施設も一つの企業のひとつです。
そこには、社風があり、雰囲気があり、仕事内容の細かな部分の違いや仕事の流れも異なってきます。
介護施設の形態は様々なものがあり公的施設も民間施設もあります。
公的施設は国からの介護事業支援を受けられる一方で、その範囲内での事業推進、細かい条件や規制に縛られている部分も多いようです。
民間施設になると規制からの自由度は高くなり、その事業所の特色がより仕事内容にも影響してくるでしょう。
自分の介護の価値観と一致していれば働きやすいですが、企業である限り利益も追求していく組織の中で理念に対して納得がいかなければ働きにくさを感じる介護スタッフも多いようです。
何よりも十分なマンパワーが確保できているかという点も仕事内容や大変さにも影響が大きいでしょう。

いろんなスタッフがいる

介護施設での仕事もチームで連携を取りながら、シフトの交代制で仕事内容が進められることが多いです。
一人の入居者に対して複数のスタッフが交代で関わっていくと、比較されてしまうことがどうしても出てきます。
そこを気にしていてはやっていけないのですが、「できる」「気の利く」仕事内容を行うスタッフが喜ばれ、必要なことではあっても仕事内容によって嫌われたり、頼りにされないスタッフが際立つこともあるようです。
連携を取っていくべきスタッフとのやり取りも常にスムーズとは限りませんし、仕事内容の中で密に接するほどに不快な点をお互いが見つけやすくもなるようです。
介護業界においては仕事内容の特質が人間関係に影響してしまうことは残念ながら多くみられるようですね。

いろんな入居者・利用者がいる

介護職の仕事内容の中に入居者や利用者に接しない仕事はほとんどありません。
身体の動かせる人、不自由な人にもいろいろな人格があります。
わがままな人、頑固一徹の人、寂しがり屋の人、おしゃべり好きの人、物静かな人などそれぞれです。
入居者同士のコミュニケーションを円滑化していくことも仕事内容に含まれることもあるかもしれないですね。
さらに、意思疎通のできない人、認知症の人を介護していくことは普通のコミュニケーションとは異なり、介護職のやりがいの一つにもなり得る「ありがとう」の言葉がきけないこともあります。
ほとんどの人が仕事をする上で支障のない一般企業とは異なるコミュニケーションの世界があります。

いろいろな仕事がある

医療免許や資格のない介護スタッフのほとんどは、医療的な仕事内容は行いません。
行わないのは医療的な部分だけで、そのほかの入居者を取り巻く内容のほとんどを24時間体制で支援します。
食事は栄養価を考えながら作ったり、配膳したりするだけでなく、口元まで食べ物を運んで食べさせることが必要な入居者もいます。
排泄においては、トイレに付き添うことから、寝たきりの人のおむつ交換なども必要です。
汚いということだけでなく、介護される側の精神的な負担も考える必要があり、簡単なことと捉えるまで時間のかかる仕事内容の一つかもしれません。
入浴についても同じことが言えます。
赤ちゃんのおむつ交換や入浴とは、技術面、精神面を含めたまったく異なる配慮が必要になるのです。
そういった面も含めて、きちんと学んで資格を持った人だけができる身体介護となっているのです。

いろいろな場面に遭遇する

施設の種類によっては、命に関わる局面に遭遇することもあります。
重度の認知症が入居されている場合は、深夜の徘徊があったり、驚くような行動に対処しなければならないことがあります。
入居者の方と家族との関係においても、よりディープな内容に触れることもあるでしょう。
家族からの要望や希望の中にクレームと思われる内容が含まれることもあります。
介護業界の仕事はストレスコントロールがうまくできないと仕事内容が難しく感じられることもあるようです。

介護の仕事内容は誰でもできるとは限らない

介護業界の仕事内容は多種多様です。
もちろん役割分担をしてそれぞれが責任をもって仕事内容をこなしていきますが、誰もが何でもできるというわけではありません。
法律による決まり事、または仕事内容に関する自分の許容度も介護スタッフによって変わってくるでしょう。
その制限によって、介護業界で働くスタッフとしての経験の質も大きな差ができてくるでしょう。

法律による制限

例えば、医療業界では医師免許がなければ患者さんの手術をしたり、診察で診断を行い薬を処方するということができません。
介護施設でも、免許や資格がなければ携わることのできない仕事内容があります。
代表的なものでは、無資格者は身体介護はできないことになっています。
医療的な処置については医師か看護職員、もしくは特定の認定を得た人しかできません。

自分の許容度による制限

介護の仕事を選択する際には、自分で仕事内容の許容度を知っておくことも大切ではないでしょうか。
排泄の処理などは、どんなにきれいごとを言っても、できるできないの感じ方は人それぞれでしょう。
排泄の介助ができないと感じる場合は、介護の仕事に就くことはおすすめしません。
排泄は入居者の方にとっては、健康を維持するためのたいせつな生理機能の一つだからです。
それだけを避けて介護の仕事に携わろうとすることは「甘さ」かもしれません。

仕事内容が充実する介護資格を検討してみよう

資格を取得することで仕事内容の範囲が広がります。
介護で行える仕事内容が広がることは、知識だけでない、知見や技術力を磨くことに直結します。
無資格で介護業界に飛び込む人は、働きながらでも受講しやすい初心者のための介護資格取得にトライしてみてはいかがでしょうか。
介護に携わるものとしての意欲、意識、モチベーションも上げられるかもしれません。

介護職員初任者研修

「介護職員初任者研修」は、受験に必要な資格や条件がなく、誰もが受けられる介護初心者のための資格です。
必要な受講時間は130時間で、集中して受講できれば、1~2か月間での取得が可能なケースもあるようです。
10科目あり、講義と演習があります。
試験(終了評価)の内容は研修実施機関ごとに異なり、合否というよりも単位を満たせていることのほうが重要となるようです。
身体介護も可能になり、確かな介護の基礎知識とともに仕事内容の幅も広げられるでしょう。

介護職員実務者研修

「介護職員実務者研修」も受験に必要な資格や条件がなく、誰もが受けられる介護資格です。
必要な受講時間は450時間で、集中して受講できれば、6か月ほどでの取得が目安となっています。
「介護職員初任者研修」に比べるとさらに詳細で深い介護内容を含みます。
「介護職員実務者研修」の全体科目の中に「介護職員初任者研修」と重なる内容が含まれるため「介護職員初任者研修」を取得している人は、全体で320時間の受講で取得が可能です。
「介護職員実務者研修」には医療的な知識を学ぶ科目も含まれています。
実際に医療的行為を行うことはできませんが、介護の仕事内容の中でも役立つ知識となるでしょう。

実践経験の意義が高いことを忘れない

介護の仕事内容をこなしていくとき、一瞬一瞬、一人一人の入居者に応じて異なる状況が発生します。
また、一人一人の性格、要介護の程度、体質、置かれている環境が異なるので、一回一回の仕事内容が濃い経験をもたらします。
寝たきりの入居者のベッドでの体勢移動ひとつをとっても、身体機能の状況によって加減や要領が異なるでしょう。
どんなに座学の知識を詰め込んでも、学べないのが体感で身に付けていく技術、そして心で学んでいくコミュニケーション技術ということは覚えておいたほうがいいでしょう。

仕事内容を充実させて介護キャリアアップ

介護の仕事内容は、きたない、きつい、危険(感染など)、給料が安いと様々な「K」のイメージが強かったようです。
しかし、様々な側面から改善されてきているのも確かなことで、改善しなければ人材が集められない時代です。
これらのマイナス要素は、自分の介護の知識や経験次第で減らしていくことすらできるようになっています。
介護職に対する確かな認識を持った上で、意義深い仕事内容の介護職を見つけていってください。

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