介護の仕事を辞めたい!円満退職をする辞め方とは?
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
介護の仕事は募集が多く、未経験でも就くことができる仕事ですが、その一方、仕事がきつくて辞めたいと思う人が多い仕事です。
なぜ、仕事が辞めたいのかその理由と実際の退職理由、そして円満退職をするためにはどうしたら良いのか考えていきます。
介護の仕事を辞めたい理由
介護の仕事は、常に人手不足といわれており、現場は忙しく、働く人は休憩時間がとれないこともあるといわれています。
人手不足であることや忙しい現状は、現場で働く人が仕事を辞めたいと思ってしまうこともあります。
ここでは、介護の仕事に就いている人が辞めたいと思う理由を挙げていきます。
給与が安い
介護の仕事を辞めたい理由でも多いのが「給与が安い」ということです。
介護の仕事は、仕事内容はかなりハードなのに対して働いている人は賃金が低いと感じることが多いようです。
介護現場の給与が安いのは、事業所によってはかなり財政状態が厳しく、賃金を上げたり、雇用を増やすことが難しい場合もあります。
賃金をアップや働く人の待遇が改善されれば、仕事を辞めたいと思う人も少なくなるのかもしれません。
職場の運営方針に対する不満
介護の現場であれば、上司への不満だけでなく、シフトの組み方や働く人が増えない、もしくは同僚がどんどん辞めてしまうといったことや、新人が入っても教える時間が取れなかったり、キャリアアップしにくい環境だったりすると仕事を辞めたいと思うかもしれません。
介護の仕事を続けてもらうには、経営する側はある程度の人員を配置したり、研修の時間を取る様にして、働く人が働きやすい環境作りをしていく必要があります。
肉体的にも精神的にもきつく感じる
介護の仕事は立ち仕事であることや入浴介助や車いすへの移動や床ずれ防止のための体の移動というように、体を抱き抱えることもあるでしょう。
体を持ち上げることで腰を痛めたりすることもありますし、おむつの交換で排泄物を処理に関しても慣れるまでは大変です。
夜勤を含め仕事がハードなのを加えると、心身ともにきついと感じて、仕事を辞めたいと思うようになるかもしれませんね。
休みがとりにくい
人手不足が足りない介護施設では、希望した日に休みが取れないかもしれません。
有給がとれない、家族や友人と予定が合わせられないということが続くと、仕事を辞めたいと考える人もいるでしょう。
人間関係
業務に支障が出るので、あからさまなイジメはないかもしれませんが、同僚の態度や上司の仕事の進め方が気に入らないということもあるでしょう。
こうした人間関係の不満が仕事を辞めたいと考えるきっかけになることもありますよね。
人間関係の問題は介護の仕事に限らずあることですが、ストレスに感じることもあるかもしれませんね。
介護の仕事を辞めたい場合の退職理由は
介護に限らず、給与への不満や人間関係は仕事を辞めたいと考える理由になりますが、これをそのまま退職理由にしてはいけません。
介護の仕事を辞めたいと思ったときには「退職理由」はどのようにしたらよいのでしょうか。
退職理由としても比較的多い理由を例に挙げて、円満退職ができる退職理由を考えていきましょう。
健康上の理由
介護の仕事は、立ち仕事が中心で夜勤もあり、ハードワークなので、腰やひざを悪くしたり、精神的にストレスを抱えて仕事を辞めたいと考えることもあるでしょう。
体調や健康状態を退職の理由にする場合、仕事を辞めなければならないくらい辛いのかとか聞かれることもあるかもしれません。
人手が足りない介護の現場では、中途半端に休職を選ぶよりは、退職をしたほうが職場の人に迷惑をかけないという考え方もあるでしょう。
家族の介護
社会問題となっている「介護離職」ですが、介護の現場でも退職理由として増えています。
家族の介護をしながら仕事を続けるというのは、とても大変です。
介護の仕事の場合、夜勤がある場合もあり、体力的にも辛かったり、在宅の介護の場合は長時間家を空けられないということもあり、仕事を辞めたい、続けられないということもあるでしょう。
夜勤を失くしてもらえたり、配置を変えてもらえれば、仕事を続けることもできるかもしれませんが、介護との両立で体が悲鳴をあげていたり、精神的にも辛いのであれば、退職を決意するのは仕方ないかもしれませんね。
他にやりたい仕事ができた
介護の現場では、仕事が大変ということから、自分には向いていない、仕事に対する評価の低さから仕事に将来性が感じられないと思い、介護とは別の仕事に転職したいと考える人もいるようです。
この場合、退職の意思が固いということをわかってもらうためにも、先に転職先を決めてから、仕事を辞めたいと伝えたほうがよいかもしれません。
ただ、他にやりたい仕事ができたとだけいうと、介護の仕事を続けることを勧められたり、引き止められる可能性もあります。
異業種への転職を考えているのなら、ある程度先の見通しを立ててから退職の意思をつたえましょう。
円満に辞めたい!介護の仕事を円満退職するためには?
介護の仕事が辞めたくても、急に辞めたりするのはよくありません。
どんなに嫌な職場でも、辞める時は「円満退社」がいいですね。
介護の仕事を円満退職するために必要なことをまとめています。
前もって退職の意思を伝える
退職を決意したら、早めに退職届を出しましょう。
理想は3ケ月前、直近でも1ヶ月前には伝えるようにします。
介護の仕事は、人手不足なので急に辞められたりすると他の人への負担が増えますし、新しい人を入れるにも時間がかかります。
仕事を辞めるということは、退職の手続きだけでなく、後任の人への仕事の引き継ぎも含まれます。
仕事を辞めたいという理由は人それぞれですが、円満に辞めたいならルールやマナーも大切にしましょう。
最初に直属の上司に相談する
なぜ、施設長ではなく直属の上司かというと、退職時のトラブルを避けるためです。
上司よりも先に施設長に退職の話が知られると、上司の顔を潰したと言われかねませんし、希望の時期に退職ができないかもしれません。
また同僚に「仕事を辞めたい」と話した場合も、上司に知られた場合に「仕事を続けるよう」に説得されるかもしれません。
退職の意思が固いのであれば、まずは上司に話して、退職の時期の相談をしましょう。
これは介護の仕事に限らず、どの業界でも当てはまることなので、ビジネスマナーとして考えて欲しいです。
引き継ぎはしっかりする
介護の仕事の場合、退職時の引き継ぎで大切なのが担当している入居者やサービス利用者の介護記録です。
仕事を辞めたいと考えたら、担当業務の引き継ぎのことを考えて気をつけなければならないことをノートにまとめておくと、後任者に引き継ぎがしやすくなりますし、職場のなかで情報共有しやすくなるので、業務中にトラブルが発生しても対応しやすくなるでしょう。
また、認知症や障害のある人は、環境の変化に敏感なので、担当者がいきなり変わるとストレスになるかもしれません。
後任者と一緒に担当が変わることを伝えたり、利用者の家族にも退職することを伝えておくということも必要ですよ。
う。
退職の書類は不備がないように
制服やIDカードといった備品や保険証などの返すものは、退職日当日に忘れないようにしましょう。
忘れ物があると後日、施設や事業所に届けなければならないので面倒ですよね。
会社に提出する書類は誤字脱字をはじめ不備がないか出す前に確認をしておきましょう。
また、退職時に渡される書類についても、もらった時点で全て揃っているか確認を忘れずにしてくださいね。
介護の仕事を辞めたい時は、辞め時を見極めることも大事
人が少ないから辞められない、体調が悪くても仕事を辞めることができない、真面目な人ほど、自分を追い詰めてしまうかもしれません。
お年寄りや障害のある人のお世話をする介護の仕事は、人の役に立てる仕事ですし、やりがいのある仕事ですが、仕事へのモチベーションが感じられないなら辞めた方が良いでしょう。
円満に退職をするためにも辞め時はしっかり見極めてくださいね。
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