介護の職種の代表!国家資格である介護福祉士の仕事が知りたい
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
- 投稿日:
介護の仕事は資格がなくても働くことはできますが、国家資格である介護福祉士の資格があると、収入や待遇面で断然有利になります。
ただ、介護福祉士の仕事内容はよくわからないという人もいるのではないでしょうか。そこで介護福祉士の仕事とどんな現場で働けるのかを紹介していきます。
介護の仕事に就きたいという人や興味がある人は参考にしてくださいね。
介護福祉士になるには
「国家試験合格」もしくは「介護福祉士を養成する学校の卒業資格」が必要です。
平成28年度まで「介護福祉士を養成する学校」を卒業した人は、卒業と同時に資格も取得できましたが、法律改正により平成29年度~平成33年度に卒業予定の人は「国家試験合格」か「卒業後5年間の期限付き登録」で「5年間の実務経験」か「筆記試験合格」が必要です。平成34年度以降に卒業の人は「国家試験合格」が義務付けられます。
国家試験受験資格に関しても、3年間の実務経験者か福祉系高校の卒業資格が必要でしたが、実務経験者は「3年間の実務経験」もしくは「540日以上の従事日数」に加えて実務者研修の終了が必要です。
介護福祉士の仕事内容
高齢者介護の分野や認知症介護の現場で需要が高まっていますが、障害者介護の現場でも必要な仕事です。
主な仕事現場は、特別養護老人ホームや知的障害者や精神障害者が入所している施設といった介護施設や、グループホーム、訪問介護や居宅サービスの事業所となります。
仕事内容は、身体の介助や食事や入浴、排泄といった生活全般をお世話します。利用者のサポートだけでなく、家族からの相談や要望を聞くのも介護福祉士の仕事です。
居宅サービスでは「サービス提供責任者」としてリーダーシップが求められる
訪問介護やデイサービスといった居宅サービスでの介護福祉士の役割は、高齢者や障害者の介護の現場に出向くだけでなく、ケアマネージャーが立てたケアプランにあわせてホームヘルパーと介護利用者をコーディネートしたり、ホームヘルパーの管理をする「サービス提供責任者」としての役割が求められます。
また、ケアマネージャーが作ったケアプランにあわせた介護をするので、介護福祉士とケアマネージャーの連携が必要になります。
介護施設は利用者の24時間サポート
介護福祉士の仕事というと、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、障害者施設の施設入居者の介護をする仕事というイメージがあります。
施設でも身体介助や生活のサポートが仕事の中心になりますが、施設入居者がコミュニケーションを取りやすいようにレクリエーション活動を企画するなど、精神的なサポートもします。
認知症や要介護者が入居する特別養護老人ホームと要介護者でなくても利用できる有料老人ホームで、介護やサポート内容が違うように、障害者施設も障害の種類でサポート内容が違います。介護福祉士は入居者にあわせた介護やサポートをするというのが大切になるでしょう。
介護福祉士とホームヘルパーの違い
国家資格の介護福祉士に対して、ホームヘルパーは公的認定資格になります。仕事内容は大きく変わりませんが、ホームヘルパーは介護職員初任者研修を修了しないと入浴や排泄といった身体介助の仕事に従事することはできません。
介護福祉士は、訪問介護のほかに施設も仕事現場となり、介護全般を担当しますが、ホームヘルパーは、訪問介護が中心で食事の準備や買い物の代行といった、生活面のサポートが主な仕事です。訪問介護はケアプランで決められたことが契約内容になります。ホームヘルパーは契約で決められたこと以外はしないということも大事になります。
介護福祉士に向いている人とは?
・人と接する仕事なので、人と関わるのが好きな人が向いている
・高齢者や障害者の尊厳を大切にできる人
・時間や規則といったルールが守って利用者と信頼関係が築ける人
・利用者の守秘義務が守れる人
介護福祉士の仕事は、介護者や家族との信頼関係が大切になるので、利用者の守秘義務を守るというのは大事なことですよね。時間や規則を守るというのは働くということでは基本になりますが、当たり前のことをきちんとしなければ信頼関係は築けません。
介護福祉士は、高齢者や障害者を相手に仕事をします。介護者のなかには寝たきりで話すことが難しいという人もいます。そういった人に対しても同じ人として接することができるのも大切でしょう。
キャリアアップもしやすい介護福祉士の仕事
高齢化社会ということもあり、年々需要が高くなっている介護福祉士の仕事。介護の現場で実務経験を積めば受験資格が得られるので、年齢を問わず目指しやすい仕事です。
中途採用でも挑戦しやすいので、介護の現場に転職を希望する人や資格を取ってキャリアアップをしたいという人にはおすすめの仕事でしょう。
介護福祉士の仕事は、人の役に立つ仕事に就きたいと思っている人に目指してほしい仕事です。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
Twitter で仕事を旅するキャリアジャーニーを
フォローしよう!