介護パートの面接対策。身だしなみの注意点やよくある質問まで徹底指南!
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
「介護パートで働きたいけど面接が不安。」「介護パートの面接では身だしなみや質問対策はどうするの?」など、介護パート希望者は面接への悩みが尽きません。
介護パートの面接では、身だしなみやよくある質問など、基本を押さえた対策をしておくことで乗り切ることが可能です。ここでは、介護パートの面接対策として、身だしなみの注意点とよくある質問、面接突破のポイントを紹介します。
介護パートが面接時の身だしなみで注意すべき点
これから介護パートの面接に行く方がまず気になるのは、身だしなみですよね。
正社員面接ならスーツを着ればいいけれど、パートの場合はそこまですべきか疑問もあるでしょう。
ここでは、介護パートが面接時に気をつけたい身だしなみのポイントを解説します。
スーツ?私服?何を着て行くべきか
介護パートの面接では、今の体型に合ったスーツをお持ちなら、スーツで行けば間違いありません。
介護パートの面接でスーツを着てくる人は多くありませんが、その分社会人らしいしっかりした印象を与えることができます。
とはいえ、介護業界は必ずスーツがないとだめということはありません。
特にパートの場合は私服でもいいと言ってくれる事業主も多いため、その場合は無理にスーツを買う必要もないでしょう。
私服で行く場合は、シャツやジャケットなどの襟付きトップスに、パンツやスカートを合わせるオーソドックスなオフィスカジュアルで。
デニムや派手な色柄のアイテム、露出は避け、公的な場所にふさわしい装いを意識しましょう。
髪型や髪色はどこまでOK?
介護職は利用者の方と直接接する仕事ですから、何より清潔感ある髪型が大切です。
利用者や家族を不快にさせない髪型をしているかをチェックされますよ。
前髪が目にかかっていないか、フケが肩に落ちていないかなど、隅々まで確認しましょう。
長い場合は結ぶようにし、眉毛や耳が見えるようにすると清潔で快活な印象を与えます。
髪色はダークブラウンまで。
明るすぎる髪色は年配の利用者から嫌がられることもあるため、大人らしい落ち着きある色にしましょう。
女性のメイクやネイルの注意点
女性の派手なメイクは敬遠されます。
「介護の仕事を本当にやる気があるのか。」「利用者から怖がられないか。」など不安に感じるでしょう。
ネイルについても、介護パートの面接ではしっかり落としていきましょう。
特に爪が長いのは絶対にNGです。
利用者の体を傷つけてしまう恐れがあるため、介護職なら常識。
それすら守れないようだと面接突破は厳しいかもしれませんよ。
足元は意外と見られている!
スーツでなくても問題ないことが多い介護パートの面接ですが、足元はスニーカーはできるだけやめて革靴にしましょう。
靴の擦れや汚れにも気をつけるべき。
不潔な印象を与えますし、「細かい気配りができない人」だと判断されます。
介護職は気配りが重要な仕事なので、足元まで気を抜かないように気をつけましょう。
介護パートの面接でよくされる質問
介護パートの面接では、定番の質問をあらかじめ想定しておくことで、本番に慌てずスムーズに答えられるようになりますよ。
ここでは、介護パートの面接でよくされる質問を紹介します。
志望動機
必ず聞かれるのが志望動機です。
なぜ応募先施設を選んだのか、もともと介護業界に入ろうと思った理由は何だったのかなど。
業界、職種、施設それぞれの志望動機を用意しておきましょう。
やりがちな失敗としては、「自宅から近かったから。」「介護なら自分にもできそうだったから。」など、自分の都合を優先したり、介護の仕事を簡単だと思っているような態度です。パートとはいえそんな理由で採用されるほど甘くはありません。
意欲が伝わる志望動機を考えておくべきです。
前職を辞めた理由は気にされる
前職でも介護パートをしていた場合、前職をなぜ辞めたのかは面接官が気になるポイントです。
「人間関係で問題があったのでは?」「同じような理由で辞めるのでは?」など、不安要素が残るでしょう。
前職を辞めた理由は、たとえ不満があったとしてもストレートに伝えるべきではありません。
「以前の施設では担当が多く1人1人に丁寧な対応をすることが難しかったため、利用者さまにじっくり寄り添える訪問介護をやりたいと感じた。」など、前向きな理由に転換して伝えましょう。
残業や夜勤の対応範囲は事前に考えておく
介護パートの面接終盤では、残業や夜勤の対応範囲などの質問に及びます。
介護パートは「どのくらいのシフトに入れる人か。」も見られますので、必ず答えられるようにしておきましょう。
残業や夜勤が無理な場合でも、「無理です。」とバッサリ切り捨てると残念な印象。
「今は難しいですが、来年子供が小学校に上がれば問題ありませんので、柔軟に対応していきたいと思います。」など、前向きな姿勢が見られると好感度が高くなります。
積極性を見せるチャンス「逆質問タイム」
介護パートの面接の最後には「何か質問はありますか?」と、応募者からの質問を促す時間があります。
積極性を見せるチャンスなので、仕事内容や面接官の考えに触れた質問をするといいでしょう。
労働時間や給与の話も聞きたいでしょうが、そればかりだと自分勝手な印象が拭えません。
まずは業務に関しての質問をし、労働条件については遠まわしに聞くなど工夫が必要です。
介護パートの面接に受かるためのポイント
希望の施設で介護パートとして採用してもらうためには、どんな点に気をつければいいのでしょうか。
ここでは、介護パートの面接突破のポイントを解説します。
人手不足でも必ず受かるわけではないと心得て
介護業界には「人手不足だから誰でも採用される。」と思っている人が応募してくることがあります。
確かに人手不足で多くの人に門戸が開かれている業界ですが、誰でもいいわけではありません。
誰でもできる仕事だと思って入社し、すぐに辞めてしまう人もいますから、事業主も慎重になっていますよ。
介護業界の仕事を下に見たり、誰でも採用されるだろうという姿勢で応募してくる人はすぐに分かります。
「そういう態度の人は絶対に採用しない。」と考える面接官も多いと心得ておきましょう。
応募先施設についてよく調べておく
応募先の施設についてあまりにも調べていないと「この応募者はどこでもいいのだろう。」と、意欲を疑われることになります。
たとえば、施設のHPで書いてある内容を平気で質問してきたり、応募先施設の形態すら把握していないなど。
「パートだから適当で大丈夫。」などと思わず、よく下調べをしてから応募しましょう。
未経験者は介護にまつわる具体的なエピソードを用意
介護業界未経験の場合は、自宅で家族の介護をした経験やボランティアなどを通じて、介護の仕事をどんな気持ちを持ったのか思い出しておきましょう。
未経験者の場合は「介護業界でやっていける適性があるか。」を見られますので、具体的なエピソードを添えて介護業界への意欲を示すことが大切です。
自分の希望ばかり述べず柔軟な姿勢を見せること
介護パート希望者は家事育児と両立されている方も多いことから、勤務時間や曜日の希望がありますよね。
希望をしっかり伝えておくことも大切ですが、都合の押し付けになっていないかは確認すべき。
希望通りの働き方をさせてもらえる以上に、勤務先に貢献することが必要です。
貢献した従業員には希望をできるだけ叶えてあげたいですが、最初から自分勝手な都合ばかり押し付けてくる従業員は、使いにくいと感じるのは正直なところ。
希望が通らないと文句を言う、すぐに辞めてしまうといったことになるため、採用を躊躇することがあります。
接客業らしい感じのいい対応を
介護パートは接客業で、利用者の日常に触れながら深く関わることになるため、人柄や感じの良さがより重視される仕事。
経験やスキル以上に「全体的な感じの良さ」をかなり見られています。
面接では感じのいい対応を心がけましょう。
笑顔を忘れず、人の話をよく聞いて前向きな姿勢が見えれば、たとえ経験が少ない方でも、採用したいと思ってもらえるでしょう。
介護パートの面接は気を引き締めて臨むことが大切
介護業界では深刻な人手不足なこともあり、手を抜いて応募してくるパート希望者もいます。
そういう人が、真面目で意欲的なパート希望者に比べて魅力的ではなく、条件のいい施設で採用されにくいことは言うまでもありませんよね。
身だしなみに気をつけ、質問の答えを自分なりに考えておくようにし、希望の施設でパートとして採用されるよう心がけましょう。
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