労働形態の一つである裁量労働制とは

労働形態の一つである裁量労働制とは

働き方の多様化が進む中、日本の企業でも取り入れるところが増えているのが「裁量労働制」というシステムです。
では、この裁量労働制、他の働き方とはどう違うのでしょうか。

業務の裁量を個人に委ねる

裁量労働制はその名の通り、業務を進める方法や労働時間を労働者個人の裁量に委ねる制度です。
個人がそれぞれのスタイルで仕事を進めるため、例えば研究職や編集者、映像やゲームの制作など、たくさん働けばたくさんの成果を上げられるとは限らないような業種で採用されます。
ただし、日本においては裁量労働制を適用するには労働基準法で定められた要件を満たす必要があります。

裁量労働制における給与

裁量労働制はその性質上、個々人の正確な労働時間をカウントすることが困難です。
ではこの場合、給与はどうやって算出するのでしょうか。そこで、裁量労働制で採用されるのが「みなし労働制」です。

みなし労働制とは

裁量労働制においては、実際のところ1日に何時間何分働いたのかはなかなかわかりません。そこで、わからないものはわからないと割り切って、1日あたりでおおよそ〇〇時間働いたと「みなす」という処理の仕方で給与を算出します。これがみなし労働制と呼ばれるもので、裁量労働制以外にも「事業場外労働」と呼ばれる外回りの営業や出張の多い仕事においても採用されることがあります。

残業や休日出勤の扱い

みなし労働制では、あらかじめ設定されたみなし労働時間を元に給与を算出するため、残業や休日出勤がカウントされないのではないかという心配もしてしまいがちです。

しかし、実際にはみなし労働制であっても、深夜労働や時間外労働、休日労働には手当を支払う義務があります。
裁量労働制は、個人の自由が尊重される反面、その制度に付け入ろうとする企業が存在しないとも限りません。
おかしいと思った場合には労働組合や労働基準監督署などにきちんと相談しましょう。

 

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