未経験でもWebデザイナーに転職できる?資格や必要なスキルを解説します
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
Webデザイナーとは?
Webデザイナーとは、HP作成だけではなく、Web上におけるデザインや構成を考えて大まかなレイアウトを決定していきます。細部のコーディングといわれる作業は、デザイナーが行うのが一般的とされています。
Webデザイナー資格とは?
Webデザイナーに関する資格は種類がさまざまあるため、自分にはどの資格が有効であるのかを見極めて取得することをおススメいたします。Webデザイナーに関する仕事をしていれば、資格がなくてもWebデザイナーとして名乗ることができます。
Webデザイナー資格の種類とは?
Webデザインに関する資格は、国家資格から民間のものまで数多くあり、難易度も異なります。資格の取得はスキルアップだけでなく、給与面のアップに繋がることもありますので、目的に応じて検討すると良いでしょう。
1. Webクリエイター能力認定試験・・・実務的な問題が多く出題され、勉強したことが業務に直結しやすい点がこの資格の魅力です。難易度は、Webデザインに関する資格の中では容易とされていますので、初めて取得される人はWebクリエイター能力認定試験から初めてみると良いでしょう。
2. HTML5プロフェッショナル認定資格・・・HTML5プロフェッショナル認定資格には、Level.1と Level.2があります。Web制作に携わる人のうち約10%が取得したい資格のようです。
3.ウェブデザイン技能検定・・・.ウェブデザイン技能検定には1級~3級まであり、試験内容は筆記と実技で構成されています。Webにおける幅広い知識が求められ、合格ボーダーラインは、70点以上とされています。企業における認知度が高いので、就職や転職には有利に働く資格といえるようです。
4. アドビ認定エキスパート(ACE)・・・Adobeのソフトに関する知識や技術を証明するための資格で、以下の3つのレベルが用意されています。Adobeのソフトを使用している企業は多くあるので、効力のある資格と言えるでしょう。
・単一製品認定
・スペシャリスト認定
・マスター認定
5.ウェブデザイン技能士・・・2007年より、ウェブの設計技能を検定する国家資格。1級~3級まであり、それぞれ受験資格が設けられている。試験内容は、学科試験はマーク方式で行われ、実技試験では自分のパソコンを持参して与えられた課題を仕上げます。
Webデザイナーに未経験で転職するためには?
Webデザイナーになるためには、特別な資格などは必要ありませんが、経験値やセンスが物言う職業であることは確かです。最低ラインのスキルを養うためには、専門学校や通信教育、大学などで学ぶことが大切です。独学でもWebデザイナーになることはできますが、実力主義の業界のため基礎固めをしっかり行わないと厳しいのが現状です。ホームページ作成以外にも相応以上のデザイン力が問われます。その他、フォトショップスキルやCSSスキル、Dreamweaverスキルは必須条件となります。
Webデザイナーへ転職するためにかかりうる費用は?
Webデザイナーになるためにかかる費用は、選択次第で大きく変わります。学校に通った場合は、50万~100万くらいが相場になります。経済的に厳しい場合は、職業訓練学校で学ぶこともできるようですが、お金をもらえて勉強もできるという制度ですから、授業内容はあまり期待できないようです。その場合は、よくリサーチした上で利用することをおススメいたします。次に、独学で勉強した場合にかかる費用は、教材費のみとなります。個人差がありますので、どの程度の購入するかによりますが、5万円前後だと言えるでしょう。さらに、実践用のソフトを購入する費用もかかってきます。
Webデザイナーの報酬はどれくらい?
Webデザイナーの報酬は、雇用形態によっても大きく異なります。アルバイトであれば、時給800円~1,500円前後ですが、お金にはかえられないモノを得ることができます。次に正社員の場合、平均的なサラリーマンと同じくらいの15万~30万円あたりのお給料が見込めます。実力に応じて歩合制のつく企業もあるようです。また、企業に属している看板デザイナーとして在籍している場合には、会社の大黒柱的存在であるため強い営業力を持つことになります。独立しても活動していけるレベルであることから、30万~60万円ほどのお給料を見込むことができます。最後に、独立してフリーランスやSOHOで働く形態では、仕事の案件数によっても大きく変わってきます。雑費など全て自分で支払わなければならないため、軌道に乗るまでは厳しい場面も訪れるでしょう。しかし、デザイナーとして名前が売れ始めたら、月収が100万~200万円に上ることもあるようです。
未経験で転職後も活躍するWebデザイナーに必須スキルとは?
最近では、さまざまなソフトが開発されているため、HTMLに触れずにデザインを作成することができると言われています。しかし、最も基礎となるHTMLの知識を持つことは必須で、テキストエディタのみで簡単なホームページを制作する程度のスキルは求められます。また、CSS(Cascading Style Sheets)は、Webページのデザインやレイアウトに使える言語の一つで、CSSを使うと色付けや枠付けのデザインが行いやすいため、必須スキルと言えるでしょう。さらに、基本的なタグの暗記までとは言われませんが、実務で問題なく使用できるレベルにしておきましょう。
未経験Webデザイナーの転職先
未経験Webデザイナーの主な転職先は、Web制作会社に入社して経験を積むことが一般的になります。はじめは簡単なデザインから担当して、経験を積んだのちWebデザイナーをまとめるリーダー職や、デザインを指揮するWebディレクター、全体を統括するWebプロデューサーへと昇格していきます。
Webデザイナーの仕事内容
Webデザイナーの仕事は、デザイン的に見栄えが良いものを制作するだけではなく、サイトの目的やコンセプトに合ったものを機能的に作成することが大切になります。ですから、使用する側の人にとって使いやすく、意図したとおりに動くようなデザインを目指さなければなりません。基本的にWeb制作会社であれば、自分一人で最初から考えるのではなく、チーム制で動いてきます。また、一般的には、クライアントとWebデザイナーの間にWebディレクターが入り、ディレクターがクライアントの要望などヒアリングします。Webデザイナーが関わる正確な線引きはありませんが、主に関わる仕事内容についてご紹介いたします。
・全体ページのレイアウト
サイトのレイアウトやカラーイメージなどを作り上げていきます。商品やサービスのイメージにあわせ、ユーザーが便利さを感じるインターフェースのデザインを行います。
・HTMLやCSSのコーディング作業
ホームページのもととなるHTLMなどを書きおこしをします。製作環境によってはデザインを作るソフトからそのままCSSをコーディングしていくためページのデザインと同等に扱われることもあります。
・イメージ部分の加工
サイト内で使われる写真のほかロゴ、バナー、背景に至るまでのグラフィックを製作加工します。HTMLやCSSだけでは表現できないタイポグラフィーなどを加工します。
・動画の作成や加工作業
アニメーションや動きのあるアイコンやGUIとよばれるインターフェースを使ったページを作成することがあります。基本的にはプログラムにより管理されますが、専門者が管理することもあります。また、最近では動画の作成や加工が多く用いられることから、Webデザイナーが制作に携わることもあるようです。それぞれの専門分野に精通した人々が関われば、質の高い作品を仕上げることができますが、その反面、連携は難しくなり人件費がかかってくるのが現状です。
Webデザイナーへ転職後大変なことは?
Webデザイナーの大変なことは、実力主義であるためスキルやセンスが作品にそのまま反映されます。その作品の評価次第で、次の仕事を受けることができるか左右されるのです。さらに、クライアントありきの業界のため完璧な仕上がりだと思っていても、クライアントが納得しなければ報酬を得ることはできません。また、この業界は情報の流れがとても早いため、新しいソフトや技術が次々に登場します。周囲から取り残されないよう一早く取り入れて、対応できるようにしておく必要があります。そのためには、常にアンテナを張り積極的に物事を吸収する根気強さが必要となります。
改めて未経験Webデザイナーへの転職は難しい?
未経験者がWebデザイナーになることは、それほど敷居が高くないようです。一般的には、先輩Webデザイナーのアシスタント業務から始め、知識やスキルを身につけていくようです。その場合の雇用形態は、アルバイトであることが多く、契約更新ごとに雇用形態の見直しが行われ、次第に契約社員などへ昇給していくとされています。Webデザイナーは、自分のやる気次第でどんどん実力がつき、チャンスを自らの手で掴むことができる業界です。こつこつと実績をあげていくことが第一歩ではないでしょうか。
Webデザイナーへの転職が向いている人
Webデザイナーは、万人に向いている職業ではないと思います。スマホに抵抗があったり、ツイッターやブログなどの電子機器の操作ができないと難しいと言えます。また、分からないことを放置せず自分で検索して、解決を導きだすことができる能力や、積極的に新しいことへ挑戦する探究心がWebデザイナーで成功を納める秘訣になります。他にも、クライアントからの要望を探るためのコミュニケーション能力が問われます。人と話すことが苦手な人には難しい仕事になるのではないでしょうか。
未経験Webデザイナーが転職を成功させる総括
Webデザイナーの人気は年々高まり増加している傾向にあるため、周囲と違う発想や流動的な市場についていける人材が求められているようです。与えられたものだけを作成していたり、学校などで学んだ知識だけでは何の進歩もないため、この市場で生き残ることや活躍することは難しいでしょう。業界自体の変化が速いことから、自発的にその波に乗る必要があります。常に新しい発想が求められ続けることに耐え忍ぶことができる人だけが成功を掴めるのではないでしょうか。
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