面接で転職者を見抜く質問!ズバリ面接官の意図は?
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
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転職の面接対策では、定番質問以外の質問も気になりますよね。
どんな質問がされるかを完璧に予測することは不可能。
転職者の経験と本来の個性を見抜くため、面接官は効果的な質問の準備をしているものです。
可能性のある5つの質問とその質問の意図について紹介します。
転職面接の質問の意図を知る重要性
転職の面接では、質問に正直に答えていくことも大切です。
それと同時に、質問の意図を正確に受け取って、円滑なビジネスコミュニケーションを進める必要があります。
なぜ、意図を汲み取る必要があるのかを知っておくと、意識しやすくなるでしょう。
面接はコミュニケーション
面接での質疑応答は、面接官とのコミュニケーションということを忘れないようにしましょう。
質問を予測して、たくさんの回答練習を積んでおくことは大切です。
しかし、本番での話の流れや言葉を無視して、考えてきたこと安易に当てはめることは避けてください。
不自然で、的を射ない回答をしてしまう可能性があります。
単なる会話ではないと認識する
面接は、ビジネスの場です。
ビジネスでの会話は、何らかの収穫が求められることを意識することが大切。
取り留めのないおしゃべりのような、単なる質問と回答の繰り返しではありません。
つまり、面接官のひとつひとつの質問には、常に目的や意図が込められているということです。
答えるより先に耳を傾ける
面接は、回答をする場と捉えて、質問を予測して、その答えを準備する人は多いでしょう。
面接に臨む際には、自分の回答に意識を向ける前に、面接官の質問に集中して耳を傾けてください。
質問をよく聞かなければ、どんなに入念な練習も水の泡になる可能性が高まります。
途中まで聞いて早合点して答えたり、聞かれていることを勝手に自分で予測して答えることは避けましょう。
意図が見えると良い答えが見える
面接官の質問の意図をよく考えてから答えることで、的を射た答えができるでしょう。
意図は、質問の言葉の奥に隠れているもので表面的に受け取るだけではわかりません。
「このことを知りたいのだな」「その答えで何がわかるのだろう」など、考えてから答えを探すようにします。
回答の質もグンと上がり、面接官に良い印象を残すことができるでしょう。
面接質問で意図はいろいろ、どうやって汲み取るの?
面接時にそんな暇も余裕もない!と思う人は、事前に質問と意図の概要をセットで把握しておくことをおすすめします。
また、面接官によってその意図も微妙に異なるものです。
面接時の隠れた意図に、どのように対応すればいいのでしょう。
漠然としていれば確認
抽象的な質問がされると、答えにくいと感じるはずです。
例えば、いきなり「何が好きですか?」と聞かれたら、範囲が広くて困ることがあるかもしれません。
漠然としている質問をすることが、面接官の狙いであることもあります。
しかし、答えがどうしても見つからないのであれば、聞き返して、回答を考える材料にするのも一策です。
「それはどの点についての質問でしょうか」「もう少し具体的に聞いていただけますか」
この確認は、答えられないことを示すことにはならないので心配はいりません。
面接官が聞きたいことが何なのかを知って答えたいという良好なコミュニケーションの流れだからです。
細かいことがわかっていくうちに、その質問の意図が発見できることもあるでしょう。
相手がどう受け取るかを考える
質問されていることが、きちんと理解できたなら、その意図も見えてくるでしょう。
面接官が、その回答をどのように受け止めるかを考えながら話を進めてみてください。
企業の特質、求人内容に沿いつつ、目の前の面接官の反応を見ながら微調整できるのが理想的。
いろいろな回答の選択肢、さまざまな言い回しが浮かぶ中で、応募者として適した回答を選びましょう。
その質問で、面接官は何を見極めたいの?
では、5つの質問について、面接官の意図を予測してみましょう。
その意図があるとき、自分ならどのように答えるか、回答を組み立ててみてください。
意図がわかっているときと、わからないときの回答の変化も認識できるといいですね。
「今まで受けた印象的なフィードバックとその結果を話してください。」
これまでの経験の中で、上司や同僚などからのフィードバックを得てしっかり活かす認識が備わっているかが見られます。
フィードバックがあったとしても、素直に受け止められない人は多いもの。
受け止められる人は、自分を客観的に見る力も養われているはずです。
転職先でのフィードバックの受け止め方や向上や成長の可能性まで測られることになるでしょう。
常にフィードバックを受け入れ、改善に努める人なら、近い過去の具体例が出せるという点もポイントです。
「仕事の良さを感じる一番のポイントは何ですか?」
仕事をする上で、何を重要視し、どの部分にモチベーションを感じるかを聞かれている質問です。
企業の在り方と応募者の働き方の一致を見極める質問にもなり得るでしょう。
間違った答えはありませんが、仕事の何を重要視するかは本当に人それぞれで、個性は如実に現れるもの。
その視点によって働き方や仕事の質も異なり、独自の視点を持っている人ほど、自分でエネルギーを生み出せるものです。
また、就職後に、何が社員を駆り立てるのか、どんな働き方がその社員にとって幸せかを知ることにも繋がります。
それらを理解することで、より良い職場環境の提供、支援やサポートをしたいという意図も含まれることもあるでしょう。
「あなたが仕事に求めているものは何ですか?」という聞き方がされることもあります。
「まだ話していないことで、私に役立つ追加事項はありますか?」
この質問は、面接の終盤で聞かれることが多いでしょう。
何を話してもOKですが、質問にあるように面接官の役に立つ=採用業務の助けになる回答が求められています。
それまでの話と重複させないというコミュニケーション力が見られることもあるでしょう。
面接官にとって、聞き逃しているアピールポイントを知り、判断材料を増やせるかもしれません。
応募者の疑問や不可解な点を解決し、選考の進行を助けることもあるでしょう。
応募者に、その面接で心残りのないように話してもらおうという意図もあるかもしれません。
「あなたを笑わせるものは何ですか?(どんなことですか?)」
冗談のように聞こえる質問かもしれませんが、面接官にとっては重要な意図を含んでいます。
一つには、この質問によって、笑えることを思い浮かべてもらい面接の場を和ませる効果もあるようです。
そして本命は、企業やチームの雰囲気に馴染めるか、一致した個性を備えているかの見極めでしょう。
「完璧で遅いのと、まずまずで期限厳守、どちらが良いと思いますか?」
企業や職種によって求める答えが異なるでしょう。
どちらの観点を持つほうが仕事がしやすいと考えているかが伺えます。
また、どの時点でもブラッシュアップは可能ということは分かりつつ、完璧さに引っ張られ過ぎることなく完了地点を見いだせるかという点もみられるでしょう。
面接での質問の意図の把握は絶対事項
明確に意図が伝えられることは少ないかもしれません。
その意図が汲み取れるかどうかも、ビジネスパーソンの優秀さを測るバロメーターにもなり得るでしょう。
意図を汲み取ろうと意識するだけでも、応募者として面接官に提供する情報の質は上げることができます。
ぜひ、普段のコミュニケーションの中でも、相手の意図を考えながら接することを心掛けてみてください。
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