医師におすすめの転職エージェントと活用のコツを徹底解説
- カテゴリ名:今日からの転職活動
転職を考える医師にぜひ利用してもらいたいのが転職エージェント。
近年は、転職エージェントを利用する医師が増えており、高い評価を得ています。
医師の転職エージェント利用率が高まっている理由はなぜなのでしょうか。
ここでは、医師が転職エージェントを利用するメリットと、活用のコツを紹介します。
転職エージェントの利用が初めての人は転職エージェントの利用方法をまずご一読ください。
目次
医師転職におすすめの転職エージェント
医師の転職には転職エージェント選びが重要。
まずは医師におすすめしたい、評判の転職エージェントを紹介します。
リクルートドクターズキャリア
医師紹介事業として30年以上の実績がある、リクルートグループが展開する医師専門の転職エージェント。
全体の求人は常時2万件以上と豊富にあり、提案力に優れているコンサルタントが希望に合った求人を厳選してくれます。
科目別転職動向やキャリア支援情報誌掲載のトピックスが見られるなど、コンテンツが充実しているのも魅力。
エムスリーキャリアエージェント
登録医師数20万人以上と、国内最大級の登録者数を誇るエムスリーキャリアエージェント。
特徴は、医療機関との太いパイプを活かした交渉力と丁寧なサポート体制にあり、コンサルタントの質が高い転職エージェントです。
常勤求人が多いので、本格的な転職を考える医師におすすめ。
ドクターキャスト
ドクターキャストは、東京、大阪、福岡を中心に展開する転職エージェントですが、本社が大阪にあるため、関西圏の求人が他社に比べて強いのが特徴です。
離島や自治体病院、規模が小さめの医療機関なども扱っており、当直、オンコールなしなどワークライフバランスが取りやすい求人も。
求人件数は業界最大級、バラエティーに富んだ求人が多い転職エージェントです。
医師の転職理由とは?
数ある仕事の中でもトップクラスの需要がある医師ですが、転職は頻繁におこなわれています。
他の医師はどんな理由で転職するのかが気になる方も多いでしょう。
ここでは、医師の転職理由を紹介します。
スキルアップや専門性を高めるため
専門医の要件を取得したい、将来的な開業を見越して病院経営に近い立場で働いておきたいなど、スキルアップや専門性を高めるために転職する医師は多数います。
今の職場に大きな不満があるというより、さらなる高みや医療への貢献を目指した前向きな理由と言えるでしょう。
仕事と家庭との両立が難しい職場
医師にも家族がいます。
家族を大事にし、家庭との両立を叶えたいという思いは、他の職業者同様に強くあるのです。科や勤務先の医療機関にもよりますが、当直があったり、1人あたりの業務負担が高いことが多いため、家庭との両立は困難になりやすいでしょう。
休みが少なく体力的な負担が激しい
緊急オペで呼び出しがあったり、当直明けもなかなか帰れなかったりと、ただでさえ医師の仕事は激務続き。
加えて、医師の世界でも高齢化が進み、ベテラン医師が退職、若手医師の業務量が増え、いっそう激務になっていきます。
医師の仕事の性質上、労働基準法への意識が希薄な医療機関も多いため、体力的な負担が激しいのです。
医師も含めた労務管理が正しくおこなわれている医療機関への転職を考えるのも、当然のことですよね。
医局人事による定期的な転職に疲れた
医局人事により3年程度で医療機関を転々とする医師も多いですが、引っ越しがともなったり、何度も新しい環境に適応しなくてはならないため、正直疲れるという声も。
同じ勤務先に腰を据えて働きたいと感じる医師は少なくありません。
仕事内容と年収とのバランスが悪い
高年収職業の筆頭に挙げられる医師ですが、仕事内容と年収とのバランスで見ると、決して恵まれた職業ではありません。
人の命を預かる責任の重さ、夜勤や当直の負担、長時間に及ぶサービス残業など、どれを取っても「割に合う仕事」とは言えないでしょう。
特に勤務医の場合、卒業年度や勤務年数などで給与水準が定められており、年功序列的な慣習が残る世界。
働けば働くほど給与アップするわけでもないため、もっと待遇のいい医療機関へと転職する医師は多いのです。
医師が転職エージェントを利用するメリット
医師が転職するときには医局人事によるイメージが大きいですが、近年の医師転職は転職エージェント利用者がかなり増えてきています。
一体なぜ医師は転職エージェントを利用してい転職しているのでしょうか。
ここでは、医師が転職エージェントを利用するメリットを紹介します。
医師の転職エージェント利用率は意外にも高い!
厚生労働省が平成26年におこなったアンケートで、医療機関がどんな採用方法で医師を獲得しているのかがわかっています。
利用率が高い上位4つの採用方法と割合を抜粋すると下記のとおりです。
・医局や関係機関からの紹介 27.4%
・民間職業紹介事業者 26.2%
・直接募集 11.6%
・インターネットの求人情報サイトへの掲載 10.4%
参照:厚生労働省「職業紹介事業に関するアンケート調査」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049528.html
この中で、転職エージェントは「民間職業紹介事業者」に該当。
「インターネットの求人情報サイト」である転職サイトを保有している転職エージェントも多くあるので、両者をあわせると36.6%。
「医局や関係機関からの紹介」を上回る結果となっています。
近年の医師転職には、転職エージェントが欠かせない存在であることがわかりますね。
今後のキャリアについてプロのアドバイスが受けられる
転職エージェントを利用すると、キャリアコンサルタントとの面談が実施されます。
コンサルタントは、医師の転職事情や医療業界の人材に精通したプロ。
医師の転職は今後のキャリアを左右する大きな問題ですから、プロのアドバイスを受けて慎重に転職活動を始めることができるのです。
希望に合う求人を探してきてくれる
医師の仕事はハードで休みも取りにくいですから、自分で求人を探す時間は正直取れない方も多いでしょう。
転職エージェントに登録すると、あらかじめ希望を伝えておくことで、求人を探して紹介してくれます。
希望の求人がでたタイミングで紹介が受けられ、求人探しの時間が省けるのは大きなメリットでしょう。
自身の市場価値を教えてくれる
今の経験やスキルでどの程度の年収が得られるのか、どんな医療機関で働くことができるのか、それを知るためには自身の市場価値を把握する必要があるでしょう。
とはいえ、自分の価値判断は難しいもの。
転職エージェントなら医師の転職事情に詳しく、適切な判断をしてくれます。
適正年収ツールなども利用できることが多いため、今の医療機関を辞めるべきか、転職して高い年収を目指すべきかを知ることができます。
医療機関独自の情報を入手できる
転職先の医療機関がどんな雰囲気なのか、業務負担はどの程度あるのかなど、転職前に知りたいのは実情。
医師が転職活動を一人でおこなったり、医局に依頼するとなると、なかなか実情まで把握するのは難しくなります。
転職エージェントは、独自の情報収集網があり、医療機関の内情まで詳しいのが魅力。事
前に知りたいポイントを整理しておき、募集要項では知り得ない情報を転職エージェントからゲットしましょう。
好条件求人は非公開求人に隠されている
転職エージェントには一般公開されている求人と、非公開求人があります。
非公開求人は、好条件で応募が殺到する人気の求人や、役職つき医師など重要ポストの求人があります。
転職エージェントの利用価値は非公開求人の中にこそ隠されていると言っていいでしょう。
書類作成や面接対策など事前準備をサポート
実際の応募では、書類作成や面接対策など事前準備が必要です。
忙しい医師はじっくり時間をかけて取り組むことが難しいため、転職エージェントのサポートが活きていきます。
書類内容や面接のポイントについて、プロからの適切なアドバイスを受けることができるため効率的。
徹底サポートを受けて、希望の医療機関への転職を目指しましょう。
給与や条件交渉をおこなってくれる
医師の転職先を決める条件で欠かせないのが給与や勤務時間などの条件。
転職前に条件交渉をおこなうことで、安心して働き始めることができます。
ただ、条件交渉は医師であっても難しい面があり、プロに任せてしまうのがいいでしょう。
転職エージェントには交渉ごとのプロが集まっているため、高年収や好条件を引き出してくれるでしょう。
医師が転職エージェントをさらに活用するコツ
転職エージェントをさらに効果的に利用するために覚えておきたいポイントがあります。
ここでは、医師が転職エージェントを活用するコツを紹介します。
キャリア面談は腹を割って話すこと
医師が転職エージェントとキャリア面談をするときは、できる限り多くの希望を伝え、腹を割って話すべき。
転職エージェントは面談時に医師の希望を把握し、その希望に沿った求人を探してくるため、考え方や望む働き方を細かく理解したいと考えます。
家族の状況や休日の過ごし方など、転職には関係のないことのように思えることでも、たくさん話をすることで、より適した求人紹介を受けやすくなります。
複数のコンサルタントと会いサポート力や相性を見極めること
転職エージェントを利用する最大のメリットは、コンサルタントのサポートが受けられる点。
よって、コンサルタントの質や自身との相性が重要になります。
サポート力が高いコンサルタントなのか、自分の希望をよく理解してくれる相性のいいコンサルタントなのか。
複数のコンサルタントと会うことによって見えてくるため、まずは複数の転職エージェントに登録しておくことがポイントです。
他の転職エージェント利用は伝えておくのがベスト
複数の転職エージェントを同時に利用することは、どの医師もおこなう当たり前のこと。
転職エージェントもよく理解していますから、複数利用自体は問題ありません。
ただ、他の転職エージェントを利用していることはあらかじめ伝えておくのがベストです。
転職エージェントは、当然自社を利用してもらいたいため、より条件がよく、希望に適した求人を探すため奮闘してくれます。
他社を利用していることに難色を示す転職エージェントなら、質の高い提案ができる自信がないのかもしれません。
可能なら転職エージェントに訪問して面談を
転職エージェントとの面談は、出張面談をしてくれるケース、医師がオフィスへ訪問するケースとあります。
忙しい医師なので出張面談は有り難いサービスですが、時間が許す限りはオフィス訪問がおすすめです。
オフィスの環境や清掃状態、従業員の対応等で、転職エージェントのレベルの判断材料になるからです。
今の職場に残ることも選択肢の1つに入れておく
転職はキャリアアップのための手段ですが、やみくもな転職で失敗するケースもあり、必ずリスクはあります。
転職市場での価値や、他の医療機関と今の職場を比べた結果、「やっぱり今の職場に残ることがいい。」と思ったなら、それは転職活動が成功したと言えます。
転職エージェントを利用する際も、「せっかく紹介してくれたのに申し訳ない。」などと思わず、冷静に最終判断をしましょう。
医師は転職エージェントの活用で転職成功を引き寄せよう!
転職エージェントは豊富な情報量とサポート体制で、転職を全面的にバックアップしてくれる頼もしい存在。
特に、転職活動できる時間が限られている忙しい医師にとっては、転職エージェントの利用メリットが非常に高いと言えるでしょう。
ポイントを押さえて利用することで、さらに利用価値がアップ。
転職エージェントの活用で、希望の転職を引き寄せましょう。
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