不動産業界に転職したい第二新卒が知っておくべきポイントまとめ
- カテゴリ名:業界・職種・企業研究
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第二新卒で不動産業界への転職を成功に必要な基礎知識から、第二新卒としての具体的な志望動機の例文までを紹介します。
不動産業界への転職の際に第二新卒が知るべきこと、不動産業界に転職するおすすめの時期についても触れています。
「第二新卒」や「不動産業界」という条件での転職活動のポイントを押さえて、効率的に内定をゲットしましょう!
目次
不動産業界に転職したい第二新卒のための基礎知識
不動産業界に転職したいと考える第二新卒の人のための基礎知識を紹介します。
社会経験の浅い若手の第二新卒は、不動産業界を見る視野もそんなに広くはない可能性があります。
不動産業界も給与などの好条件や先入観でのイメージに引っぱられる転職だと成功は得られにくくなるでしょう。
意外にポジティブな要素もあるので、楽しみに読み進めてみてください。
不動産業界の3つの業態を理解する
不動産業界には、さまざまな業態があります。まずは、最低限知っておいたほうがいい業態3つを知っておきましょう。
不動産業は、大きく分けて「不動産取引業」「不動産賃貸業」「不動産管理業」の3つの業態があります。このうちのひとつだけを取り扱っている会社もあれば、3つともカバーしている会社もあったりしますので、第二新卒で転職する人は、ひとつひとつを確認していくと転職先の射程範囲を広げることにもつながるでしょう。
業態ごとで求められるスキルニーズが異なる
「不動産取引業」は、不動産の売買や仲介を行う仕事です。土地や建物の売買を行う「建物売買業・土地売買業」と、販売代理や仲介を行う「不動産代理業・仲介業」に分けられています。
「不動産賃貸業」は、不動産を貸す仕事です。駅の周辺などにある、いわゆる「街の不動産屋さん」がこのイメージで、第二新卒者でも1番身近で理解しやすい業態であるとも言えるでしょう。
「不動産管理業」は、所有者から委託を受けて不動産を管理する仕事になります。主にビル、マンションなどの所有者(管理組合等を含む)の委託を受けて、経営業務や保全業務などを行う業務になります。
それぞれ求められるスキルが違うため、第二新卒で不動産業界に転職するさいは、どういう職種があるのか調べることが始められるといいでしょう。
不動産業界の幅広い種類
不動産業界は幅広く存在しています。3つの業態があると説明しましたが、それぞれ多くの種類が存在しています。
希望する不動産業界の企業を含めて、不動産業界の種類をいくつ挙げられますでしょうか?
○○不動産や三菱地所等の大手の不動産業、大手ハウスメーカーの賃貸住宅営業所からアパマンショップ・ホームメイト等のフランチャイズ事業所及び直営店などもあります。
直営店ですと、地方には加盟した不動産会社もあります。街の不動産業者や銀行などでも行っている不動産投資ファンド・不動産賃貸業も入ります。もちろん、家にチラシが入るマンションの分譲業者や建築会社の建売直販部門や賃貸住宅管理会社そして、不動産検索サイトの運営会社等々も含まれます。
第二新卒の転職者の場合、社会人経験があり、素直さや順応力があることは、不動産業界の企業のメリットとなるのです。
種類ごとの職種はさらに幅が広がる
不動産業界では3つの業態のひとつひとつの中やたくさんの種類のなかであらゆる職種が存在しています。
転職サイトなどでは、職種を条件にして検索すると、複数の種類がヒットすることも多いと言えます。
例えば、不動産賃貸業のなかで貸すための物件を確保しておくための「営業」であったり、それに付随する駐車場業であるなら、そこにも管理や営業などがあります。
また、管理業であるなら、入居者の方のクレーム対応だったり、契約更新手続き、退去時の立ち会いなどのいわゆる「管理人さん」と言われる仕事などがあります。
分譲マンションなどでは「管理人常駐」など書かれています。
第二新卒で不動産業界に転職する際には、こうした職種の特徴も理解しておきましょう。
第二新卒で不動産業界に転職するために必要なこと
第二新卒で不動産業界に転職するためには、どんなことが必要になるでしょう。
上記で紹介したように、不動産業界には多くの種類と職種が存在していることや、第二新卒者のメリットをうまく生かして成功転職につなげましょう。
企業で求められる適性を知る
第二新卒での転職では、企業が求めている適性を調べてみましょう。
企業、職種、求人内容ごとに異なってくるはずです。
第二新卒で不動産業界に転職したい!と漠然と考えている人は、職種ごとの確認をしてみると、自分にフィットする職種の幅が広がるかもしれません。
活かせる経験やスキル、明るさをアピール
不動産業界の企業にとって第二新卒の転職者を採用するメリットは社会経験があることです。
とはいえ、前職が不動産業界であった場合、もし宅地建物取引主任者の資格をもっているなど、不動産業界ではなかったとしても、それまでの経験や エクセルなどのパソコンのスキルをしっかりと棚卸ししアピールにつなげることも必要だといえます。
ただし、接客業が中心ですので素直な明るさが1番求められます。
第二新卒者は転職活動に入る前に、しっかり準備しておくようにしてください。
第二新卒で不動産業界を狙う転職活動のポイント
不動産業界への転職を目指す第二新卒者の転職活動のポイントを紹介していきます。
適切な転職活動のステップを踏むことで、リスクを最小限にしていくことが大切です。
転職活動でのポイントを押さえて、第二新卒の自分にピッタリの転職先を見つけましょう。
業界経験者の先輩など詳しい人の意見を必ず聞く
第二新卒で不動産業界に転職したいと思うとき、仕事についての理解は欠かすことができません。
業界や職種に就いている先輩や知り合い方に聞いてみましょう。
高額の物件なども扱う仕事でもありますので毎日の仕事の流れや、不動産業界で働くことで感じていることを聞くと参考になることも多いと言えます。
特定の職種については、その職種の役割や重要点まで聞き出せるといいですね。
業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談
不動産業界に精通している転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも一つの方法です。
キャリアアドバイザーであれば、不動産業界の動向などもリアルタイムで把握していることが多いです。
不動産業界のことだけでなく、第二新卒者が転職について考えることにも有効なアドバイスがもらえるはずです。
転職エージェントを有効活用
不動産業界に転職したい第二新卒者の人は、 転職活動では、転職エージェントに登録されることをお勧めします。
是非、 第二新卒や不動産業界に特化している転職エージェントもありますので見つけてみてください。
2つか3つ、複数の転職エージェントに登録して、求人を比較検討できるといいですね。
視野にない自分に合う可能性のある求人に出会える
第二新卒者が知っている不動産業界っていうのは意外に狭い範囲かもしれません。
そのため転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談しながら転職活動を進めていくことで、 第二新卒の視野にはなかった職種などの求人案件に出会える確率が高まることもあります。
経験やスキル、第二新卒の転職者としての希望などを考慮して「こういうのもありますよ」という提案をもらえるかもしれませんよ。
非公開求人を紹介してもらえる可能性
ほとんどの転職エージェントが、独自の非公開求人を持っています。
非公開求人は、 自分では探すことが不可能です。
もし、紹介してもらえた場合、 第二新卒の希望やスキルにより近いものである可能性が高いです。
転職エージェントはマッチした条件の案件しか紹介しないからです。
もちろん、紹介してもらった後の検討は必要ですが、自分で求人を探すだけよりも転職活動が効率的になるでしょう。
第二新卒が不動産業界に転職するのにおすすめの時期
第二新卒が不動産業界に転職する際には、不動産業界の採用活動のタイミングについても知っておくと役に立ちます。
すべての企業が一致するわけではないので詳細の確認は必要ですが、目指す企業がまだ決まっていない第二新卒の人は参考にしてみてください。
1月の転職は大手からの求人が多い
ボーナスをもらったあと辞める関係からなのか、1月は求人が多くなります。
大手の不動産会社もこの時期の求人が多くなることもあります。
また大手は研修もしっかりしていますので、そういった研修をしっかり受けて不動産業界を学びたい人はこの機会を逃さないようしっかり情報を掴みましょう。
4月の転職も多い
第二新卒で不動産業界が未経験でも受け入れられる求人案件が増えていることをお伝えしました。
年度替わりする4月は、引越しが多くなります。そのため不動産の求人も増える傾向があります。
9月10月は転職が多い時期
一年の中でも、9月10月は最もすべての転職市場が活発になる時期ともいわれています。
不動産業界の求人関係も増える可能性があります。
6月のボーナスをもらってから転職活動に入る人や、3月決算の企業にとっては下半期の戦略に対して人員体制を再度整える時期でもあるからです。
と同時に、転職活動をするライバルが増える時期でもあります。
社会経験のある第二新卒の強みを活かして、不動産業界への転職を成功する確率を高めましょう。
第二新卒が不動産業界に転職する際の志望動機の例文
第二新卒が不動産業界に転職する際の志望動機は、企業に合わせることが鉄則です!
ただ、第二新卒の状況によっても志望動機の内容が変わってくると思います。
不動産業界経験者、職種未経験者、不動産業界がまったく未経験という状況における志望動機の例文を紹介します。
不動産業界から不動産業界に転職する際の志望動機
私は人々の生活や企業活動とは切り離せず密接した関係にあり、人生の大きな買い物である不動産業のお手伝いができるということに魅力を感じ、管理業の事務部門にて業務を経験してきました。引越しをすることになり、貴社の会社にてお世話になりましたが、その地域の特徴を理解し詳しい情報を提供できるという点において他社より優れていると感じました。貴社の理念でもある地域密着型での○○で、お客様に販売する物件紹介をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
不動産業界の異なる職種の不動産業界に転職する際の志望動機
前職では店舗にて、事務や電話受付などの業務を経験してきました。この仕事に興味が深くなり、宅地建物取引主任者の資格も取得しました。貴社の不動産業務は幅広い分野があることで応募させていただきました。今後はその知識を活かしてお客様へのさらに広い視野で不動産業界のことに精通し、的確なご提案ができるようになりたいと思っています。
異業種から不動産業界に転職する際の志望動機
不動産業界には以前から興味を持っていました。住居は全ての人において生活していく中では絶対に欠かせないものの1つであると考えています。経験こそありませんが、現在宅地建物取引士資格合格に向けて勉強を進めています。採用して頂いた際には、今まで知らなかった事を速く身につけて、戦力となれるように尽力したいと考えております。
第二新卒の不動産業界への転職は未経験でも成功できる!
不動産業界で未経験者からの転職では、不動産販売業の営業や事務部門にて経験し、いろいろなことを覚えてキャリアアップしていくことがスムーズであります。
この場合、先輩たちのサポートをしながら、安心して仕事を覚えていけるでしょう。
一方で、せっかく不動産業界に入社したあとに「適性がない」「思っていた仕事と違う」となるのを避けるためにも、第二新卒者は、転職活動での情報収集、転職エージェントなどを活用してしっかり自分の適正とどうかなどを理解しておくことも大事と言えるでしょう。
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