仕事や転職で役に立つ「聞く力」の鍛え方。自己分析と相手視点がコツ

仕事や転職で役に立つ「聞く力」の鍛え方。自己分析と相手視点がコツ

仕事でも転職活動の面接でも必ず問われるのがコミュニケーションスキル。
どんなに頭が良くて高い技術力があっても、適切なコミュニケーションが取れなければ意味がないとも言われます。
コミュニケーション能力をアップさせるには何より聞く力を鍛えることが必要に。
ここでは、聞く力の必要性と適切な鍛え方を紹介します。

なぜ「聞く力」が必要なのか

一般的にコミュニケーションが上手な人というのは、話上手でポンポンと言葉がでてくるようなイメージを持たれる人も多いのではないでしょうか。
ただ、人の話を全く聞いておらず、一方的に話しているだけの人はコミュニケーション上手とは言われません。
聞くことができる人こそ本当のコミュニケーション上手。
では、なぜ聞くことができるとコミュニケーション上手だと言えるのでしょうか。
ここでは、聞く力の必要性を紹介します。

相手のニーズを理解するため

高い成果を挙げる営業マンは、自分ではほとんど話をしないと言われます。
自分が話すのではなくとことん相手に話させる。
相手が話す内容をしっかり聞くことで、相手のニーズを察知し、最後にすっと「この商品がおすすめですよ。」とひとこと言えばいいからです。

これは何も営業職に限ったことではありません。
家庭内での会話でも同じようなことが言えるでしょう。
妻が何かを話し出したとき、質問をしているのか、それとも報告をしているのか、それによって対応も変わってきます。
単に話を聞いてほしいだけのときに「こうすれば?」と解決策を提示しても、妻としては何も嬉しくないのです。
相手のニーズを理解してこそ関係性がうまくいく、どんな場面においても言えることです。

適切な言葉は聞いてからしか生まれない

仕事や転職活動でよく聞かれる悩みとして「自分は話下手なんです。」という人がいます。
だからスピーチのコツとか、人前で堂々と話すためのポイントは何だろうとか、気になって研究するのでしょう。
もちろん話すときにも多少のコツはありますが、前提として聞かなければ始まりません。
何を話すかどうかは、相手が何を話したかどうかによって決まります。
話すための適切な言葉は、聞いてからしか出てこないのです。
聞く力を鍛えずにいきなり話し方を鍛えようとするのは無意味というもの。
聞く力を鍛えればおのずとそれに沿った話ができるようになりますよ。

人は誰でも自分が話したい

「私は話すよりも聞く方が好きです。」という人がいますが、実はそうではないこともあります。
実際にその人の好きなことや得意な分野について質問を投げかけてみると、楽しそうにずっと話してくれることも。
本当は話すことが好きなのに、話せる自信がないから聞く方が好きだと言っているだけなのですね。
本当は誰でも話すことが好きで、話を聞いてもらうことで満足したりストレス発散したりします。
だから、話を聞いてくれる人に好印象を持ちやすいのです。

また、人は誰でも相手に認められたいという願望を持っています。
そのためのアピールの一つが話すこと。
話すことによって認められようとしているわけですね。

毎日できる「聞く力」の鍛え方

聞く力は特別なトレーニングが必要ということではなく、毎日の生活の中で少し意識すれば鍛えることが可能です。
ここでは、聞く力の鍛え方や聞き方のコツを紹介します。

自分の聞き方にクセはない?

聞くときには、相手の話す意欲を削ぐことのないよう注意しなければなりません。
例えば、話の冒頭部分を聞いただけで話の趣旨を予想し、「これはこういうことでしょ?」と最後まで話をさせないというクセ。
実際には冒頭部分は単なる前置きで、異なる話をしたかった場合でも、話を途中で遮られると話す気も失せてしまうことになります。

他には、相手が話しているのに「わかる!実は私もね……。」といった具合に、話を自分の話にすり替えてしまうクセ。
相手は話す権利を奪われたような気がしてしまい、不快に感じることがあります。

まずは自分の聞き方にクセがないか、相手に不快感を与えるようなことをしていないのか、自己分析してみましょう。
自分ではよくわからないという場合、家族や恋人など、身近で客観的な意見をはっきり言ってくれる人に聞いてみるといいでしょう。

「まとめ力」を楽しく向上させる

相手の話を理解するには、話の全体像を把握して要約することが大切です。
相手の言葉をまとめて自分の中に落とし込むことで本当の理解につながります。
「(要するに)こういうことでいいですか?」と確認し返せば、理解にずれが生じていたとしてもそこで修正がきくでしょう。
勝手に解釈して返事をしても「そういうことじゃないんだけど!」と相手のイライラを募らせてしまいます。

ただ、長い話を要約するのは、自然とできる人とそうでない人がいます。
相手の話の主旨をつかむのが苦手という人は、普段できるトレーニングがありますよ。
それは、好きなドラマや本を読んだとき、あらすじをまとめるということ。
内容をダラダラと話すのではなく、2~3分程度でまとめることを意識しましょう。

内容を家族に聞いてもらい、伝わったかどうかジャッジしてもらうのもいい方法ですね。
なぜ2~3分なのかというと、人が集中して人の話を聞けるのは2分が限界だという説があるから。
相手が集中して聞ける範囲の時間でいかに内容を伝えるか、それを日頃から行っておくことでまとめ力がつきますよ。

相手の気分を上げるあいづち

適切なあいづちは相手の気分を上げる効果があります。
あいづちは「私はあなたの話をちゃんと聞いていますよ。」という合図なので、相手も安心して話を続けることができるのです。
いつも「はい、はい」ではやっつけ仕事のように感じてしまいますから、いくつかバリエーションをもって使い分けるといいですよ。

「なるほど」「おっしゃるとおり」「そうなんですか!」など、相手の話に同意する、驚きを表すなどすると気分よく話してもらうことができます。
「確かに〇〇さんって素敵ですよね。」など、相手の話の一部を繰り返してみることも効果的ですね。

耳だけでなく体全体を使って聞こう

聞くのは耳だけでなく、体全体を使って聞くと、より相手は「聞いてくれている。」と思います。
少し身を乗り出す、顔を少しだけ傾けて耳を寄せるように聞くと、熱心に聞いている印象を与えます。
これは面接でも使えるテクニック。
意欲的に聞こうとしてくれている相手に対して悪い印象は持ちにくいものです。

聞いた後に頭を使って考えることが大事

自分が言葉を発するには「相手の話を聞く→話の主旨を理解する→相手のニーズを考える→言葉として提供する」という流れがあります。
聞いて実際に言葉を返すまで頭を使って考える必要があるというわけですね。
いわゆる頭の回転が速い人は、この流れをスムーズに行えるというだけで、実際にやるべきことは同じことです。
最初は遅くてもいいので、しっかり考えてから言葉を返すようにしましょう。
理解や考える過程を省いて「相手の話を聞く→言葉として提供する」をしても、相手が求めているものと違って会話が成立しないことになってしまいます。

面接など緊張する場面でも同じこと。
質問に対して何を答えるべきか迷ったら、「少しお時間をいただけますか?」と言えば大丈夫です。
すぐに返ってきた言葉が間違っているよりも、時間が多少かかっても質問の意図を理解したうえで答えてくれるほうが、コミュニケーション力があると判断されますよ。

家族や友人との会話も練習になる

聞く力を鍛えるためには、しっかり聞こうと普段から意識することが大切。

仕事中だけでなく、家族や友人など気を使わない相手との会話も、聞くことに意識を傾けることがいいトレーニングになります。
しっかり聞くことで相手の気分も良くなり、良好な関係性を保つことにもつながりますから一石二鳥です。
自分の聞き方のクセに注意し、相手が何を言いたいのかを考えながら聞くようにしましょう。

「聞く力」アップで仕事や転職がうまくいく!

聞く力を鍛えることでコミュニケーションスキルが格段にアップします。
ぜひ普段の生活の中で意識して鍛えてみてくださいね。
大切なのは、自分が普段どんな聞き方をしているのかを客観的に分析することと、相手が気分を良くしてくれるような聞き方を心がけること。
自己分析と相手視点に立った聞き方を意識して、聞く力の向上を目指しましょう。

 

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