健康診断費用は自費か会社負担か?
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
会社では、毎年1回、定期健康診断を行っているところがほとんどです。
また、転職活動中に、応募や、内定後に、健康診断書を求められることもあります。
「健康上の情報を知られるのが嫌…・・・」「お金がかかるのなら受けたくない…・・・」という人もいらっしゃるようです。
今日は、この健康診断費用は自費か会社負担か?について説明していきましょう。
「健康診断書」とは?
企業側が労働者の健康状態をチェックするための書類で、雇用時の義務として労働安全衛生法によって定められているものです。
病院やクリニック、診療所などの各医療機関で健康診断を受けると発行してもらえます。
・既往歴、業務歴
・自覚症状、他覚症状の有無
・身長、体重、胸囲、視力、聴力
・胸部エックス線写真
・血圧
・貧血検査
・肝機能検査
・血中脂質検査
・血糖検査
・尿検査
・心電図
が、法律で義務付けられている項目になります。
健康診断費用は自費か会社負担か?
毎年1回従業員に定期健康診断を実施している、健康診断の費用については、労働安全衛生法(第66条)において事業者にその実施義務を課している以上、当然、事業者が負担すべきものであることとされています(昭和47年9月18日 基発602号)。
つまり、会社が全額負担されるのが一般的です。
転職活動にあたっての、内定後の健康診断実施についても、労働安全衛生法によって、会社側が社員の健康管理を行うことを義務付けているための実施とみなされ、「入社時の健康診断」は会社が負担となり、応募者様は費用がかかりません。
会社から応募時の「健康診断書」提出を求められた場合は、自費負担になり、料金がかかる場合がほとんどになります。
「健康診断費用」はどれくらいかかる?
健康診断は、保険の適用外ですので、自費で払う場合には、意外と料金が高いので、びっくりされることもあります。
項目内容や項目数、また病院や地域によってかなり差があるので、事前に電話やホームページなどでチェックしておくと良いでしょう。
大体5,000円~10,000円程度が相場だと知っておきましょう。項目が少なければ3,000円程度、項目が多くて、念入りに検査する病院では20,000円以上かかってしまう場合もあります。
内訳は、多くの場合は検査料金が4,000~7,000円、診断書の発行料金が1枚につき500円~2,000円ほどと言われています。
そのため、応募前で多く診断書が必要な場合は割高になってしまうなどあるようです。
会社によっては指定の病院があったり、指定の用紙があったりする場合があります。
まずは必要な項目をきちんと確認し、病院に電話して項目分の料金を確認してみると良いでしょう。
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