合否を分ける!職務経歴書の書き方の最終チェック

合否を分ける!職務経歴書の書き方の最終チェック

書く内容も大切ですが、書かれた内容の見た目にも最後の最後まで気を抜かないことが大切です。
考えに考え、編集に編集を重ねて作成した職務経歴書であっても、一瞬でアウト!になることがあります。
その理由を知り、最終チェックでしっかり確認して、最後まで読み進めてもらう職務経歴書を提出しましょう。
選考通過の確率を高めるための最終チェックのポイントを紹介します。

職務経歴書の第一印象は中身より書き方

応募者の数が多ければ多いほど、ひとつの職務経歴書に目を通す時間が減ることは明らかです。
職務経歴書の一枚目を見たその瞬間の印象で、まず振り分けられるケースも少なくありません。

求人選考担当者の実情

ほとんどの採用担当者は、緻密な採用スケジュールに沿って選考を進めています。
一つの求人に対して、10名の応募の場合と80名の応募の場合、書類選考の段階からその忙しさは異なります。
実際の応募者数を応募の段階で予測することはできませんが、どちらの場合でも最初の関門を潜り抜けたいですよね。

応募状況や、採用担当者の熟練度にもよりますが、一人の職務経歴書に目を通す時間は、1分あればかなり長め。
採用業務に慣れた担当者は、10~20秒ほどとも言われます。
振るいにかけるべき初めの段階で、読み込んで熟考している暇はないでしょう。

見た目が悪いと読まない可能性が上がる

人気の求人の場合に特に言えることですが、採用担当者は職務経歴書のチェックに追われるもの。
いい候補者を見つけ、ほしい人材に入社してもらうことが使命です。
それと同時に、数が膨大になれば、限られた時間の中で、効率化を図っていかなければなりません。

一つの職種に応募されてくる職務経歴書の内容はスキル、業務経験、資格など似通っていることが多いもの。
中には、本当に求人内容を読んでいるかが疑わしい的外れな経歴書も交じっていることすらあります。

そのことが分かった上で、続々と届く職務経歴書に目を通す採用担当者の取捨選択の基準。
ひとつひとつのフォーマットもさまざまです。
ファーストステップの段階では中身でないことは、思いのほか多いようです。

見た瞬間を左右するポイントとは?

見た瞬間を左右するポイントは、ズバリ、人の第一印象と同じく見た目と言えるでしょう。
優秀なスキルや能力、適切な適性であるにも関わらず、選考を通過できない人もいます。
何かが足りなかったか、もしくは、より魅力的な人材がいたか。
その理由の中に、職務経歴書の「書き方」が十分でなかったということもあり得ます。
応募者にとっても、さらには企業にとっても、もったいないことなのです。

職務経歴書では避けるべき間違った書き方

職務経歴書で避けておきたい書き方について知っておきましょう。
とても基本的なことですが、その基本事項のミスが不採用のきっかけになることがあるのです。
十分に把握して、編集を重ねてください。

誤字脱字

誤字脱字は、自分の目で何度チェックしていても見逃すことが、とてもよくあります。
できれば、家族や友人、転職エージェントのキャリアコンサルタントに見てもらうことをおすすめします。

注目される数字の情報ミスや統一

職務経歴書の中にある数字は目立ちます。
目立つからこそ盛り込む価値のある数字ですが、くれぐれも年や月に間違いのないようにします。
また、西暦と和暦、半角と全角の混在も注意深く確認して、統一するようにしましょう。

フォントにも注意

読みやすい大きさは10.5~12ポイントまで。
見出しなどは大きさや太字でメリハリをつけましょう。
フォントの種類は明朝体かゴシック体が主流。
バラバラに統一感なく混在させると見た目は良くありません。
凝り過ぎず、至ってノーマルな見た目にすることで、シンプルさが出ます。
これは読み手が、内容に興味を持ち、集中を促す要素でもあるんですよ。

長すぎず、短すぎず

ビジネス文書のひとつでもある職務経歴書です。
簡潔で短いことが好まれると言われますが、あまりに短すぎてもキーワードの寄せ集めのような印象を与えます。
もちろん、文章がぎっしり詰まっている長い文章はタブー。
長すぎず、かつ説明を十分に果たす文章にすることが大切です。

ビジネスにふさわしくない表現

知らずにいるとマナー違反になりがちな言葉を使わないように注意します。
総じて略式表現は使いません。
会社名は(株)ではなく、株式会社と表記します。
資格についても正式名称を用いるようにしましょう。
また、経歴上の業務説明の中で企業の機密事項の記載をしないよう気を付けます。

職務経歴書の書き方の最終チェック項目

では、職務経歴書をひと通り仕上げたあと、編集の最終段階でのチェック項目について説明します。
これで十分!と思えてももう一度チェック。
上記の事態を招く可能性はゼロにして提出しましょう。

基本の体裁は万全?

枚数の理想はA4用紙に2枚、職歴の長い人は多くても3枚が限度でしょう。
逆に新卒でない限り、1枚というのは内容が薄っぺらくなってしまう可能性があります。
まずは、最初のページのレイアウトをチェック。
インデントのズレがないか、十分な余白や行間でバランスが取れて読みやすいかを確認します。
この段階では何を書いているかは脇に置いて、目を通すことに負担が少ないかどうかを検討しましょう。
続いて、全体のレイアウトの統一感をチェックします。
ページが変わると右端、左端がずれてしまっていることもよくあるようです。

基本項目に抜けはないか

自由形式の職務経歴書ですが、基本となる項目はあります。
基本項目を満たした上で、読みやすいよう、自分なりの工夫を凝らして印象アップに努めましょう。
欠かせない基本項目は、抜け漏れのない職務経歴、その業務内容、実績や成果、スキルなど。
長くなる部分は、要約文を入れたり、箇条書きを活用しましょう。

関連情報が凝縮されているか

企業や求人内容と関連している内容の密度の高い職務経歴書が理想です。
そのことが自然にアピールとしても伝わるもの。
余分なものが含まれていないか、また重複して記載している部分がないか確認しましょう。
この作業によって、さらに内容の簡潔さに磨きをかけましょう。

担当者が意味不明になる言葉はないか

その仕事に携わった人だけが分かるような専門用語の使用には注意が必要です。
応募先の企業や採用担当者の理解度を配慮して言葉を選択しましょう。
専門職で、同じ業界に応募する場合は専門用語の活用が印象を高めることもあります。
一方で、関連性の低い業界についての経歴説明などは、一般の人にも理解可能な表現を用いましょう。

貢献できることが伝わるか

全体を読んで、社員になって貢献できることが見えてくる内容になっているかを確認します。
単に、自分の経験やスキルの羅列になっている職務経歴書はとても多いもの。
自分がこのポジションに適任と言える理由は「この部分」
自分がこの職種に適性がある根拠は「この部分」
この会社だから自分ができることは「これ!」
採用担当者が求めている人材の内容は「ここ」
各項目を盛り込んでいることを確かめましょう。

職務経歴書は提出前に完璧な書き方チェック!

職務経歴書は自分自身、そのものと言われます。
面接のときに身だしなみに気を配るように、職務経歴書でも整えた自分を見せるつもりで最終確認をしましょう。
そして自信を持って提出してください。
きっと採用担当者の心に響く仕上がりになっているはずです!

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