公務員とは?知られていない実態と公務員になる方法を解説
- カテゴリ名:転職の基礎知識Q&A
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公務員とはなんでしょうか?よいイメージを持たない方も多いかもしれません。しかし、公務員は非常にやりがいのある仕事でもあります。公務員への転職も人気になってきています。
この記事ではそんあ公務員に興味のある方に向け、その魅力やなる方法などについて解説します。
目次
- 1 公務員とは?
- 2 公務員の種類とは?
- 3 公務員のやりがいとは?
- 4 公務員のキャリアとは?
- 5 公務員試験とは?公務員になる方法を解説
- 6 公務員の試験日程とは?
- 7 公務員の年収・給与や年収の額とは?
- 8 公務員の年収・給与が高いとは言えない場合とは?
- 9 公務員のボーナスの多さとは?
- 10 公務員は副業は禁止な場合とは?
- 11 公務員への転職の現実性とは?
- 12 公務員への転職に失敗しないための方法とは?
- 13 公務員に英語は必要?英語ができると有利?
- 14 公務員の志望動機とはどのようなものがある?
- 15 公務員には充実した研修制度がある
- 16 公務員は仕事と生活の両立をしやすい
- 17 公務員は女性も活躍できる環境が整っている
公務員とは?
公務員とは、人が幸せに暮らせる社会を作り、それを支える人を指します。社会の長期的な発展のため、国や地方公共団体の手となり足となり活躍する仕事です。
公務員の種類とは?
公務員にも種類があります。まず、大きく国家公務員と地方公務員に分けられます。平成29年度現在、日本には約332万3,000人の公務員がいます。
国家公務員と地方公務員の内訳を見ると、約58万4,000人(17.6%)が国家公務員、残りの約273万9,000人(82.4%)が地方公務員です。
中央省庁や裁判所などで働くのが国家公務員、区役所や地方公共団体の元で働くのが地方公務員ですが、それぞれの中でも職種は多様に存在します。
国家公務員の種類とは?
■ 国家総合職・国家一般職
総合職は、政策の企画立など高度な知識、技術や経験が求められる官僚、「キャリア」です。対して一般職は、係員の官職のうち、事務処理等の定型的な業務となります。
■ 国家専門職
以下のようなスペシャリストが存在します。大卒程度と高卒程度の職種があります。大卒程度の職種は以下のようになっています。
- 国税専門官
- 労働基準監督官
- 財務専門官
- 皇宮護衛官
- 航空管制官
- 外務専門職員
- 法務省専門職員
- 食品衛生監視員
■経験者採用
公務員としての分類ではないかもしれませんが、民間企業等での勤務経験がある方向けに、係長以上の職へ採用する採用方式があります。
地方公務員の種類とは?
大きく事務職、技術職、資格免許職、公安職に分類されます。
■ 事務職
- 行政事務 上級(大卒程度)・中級(短大卒程度)、初級(高卒程度)
- 警察事務
- 消防事務
- 学校事務
■ 技術職
- 土木関係
- 建築関係
- 機械関係
- 電気関係
■ 資格免許職
- 福祉関係
- 保育士関係
- 保健師関係
- 栄養士関係
■ 公安職
- 警察官関係
- 消防官関係
事務職は、一般企業でいう事務とは異なり、行政運営に関する業務を幅広く指します。地方公務員としてイメージしやすい役所の職員は、都道府県・市町村の行政事務という、「事務職」の一つです。
公務員のやりがいとは?
公務員のやりがいとしてよく挙げられるのは、国や社会を自分が作り上げ、影響力を及ぼしているという点です。
自分が書いた法律案が官報に掲載される、条文になる。企画したプロジェクトにより地域が活性化する。社会のルールを自分が手となり足となり作り上げ、動かすお手伝いをしている。
そんなスケールや社会的意義の大きい仕事を前に、やりがいを感じる人も多いと言われます。
公務員のキャリアとは?
公民は職種により、さまざまなキャリアプランが用意されています。
国家総合職の場合、10年後までには全員が課長までは出世すると言われます。各部局でさまざまな業務を経験しながらキャリアを積んでいくのです。他省庁、地方自治体・民間のほか、在外公館へ出向するチャンスもあります。
国家一般職の場合、昇進や異動は少なく昇進のスピードも遅いですが、官僚を支える立場として、決められた部署で長期間、業務を支え続けます。
地方公務員の場合、副知事や部長級を目指し昇進試験を受けて出世コースを狙う場合、出世を望まずに省庁内で希望する部署に落ちつく場合、特定の専門職になる場合などがあります。
公務員試験とは?公務員になる方法を解説
公務員となるには、試験を受けて合格する必要があります。公務員になるための方法について詳しく解説します。
国家公務員一般職・地方公務員になる方法とは?
1次試験(筆記)→2次試験(人物)→最終合格→官庁訪問を経て、官庁訪問の結果、内定獲得となります。試験に合格しても、官庁訪問で内定が出なければ公務員にはなれません。
では、試験の細かい内容について解説します。
1次試験の筆記には、択一試験と論文試験があります。択一試験は多くの科目についての選択式の試験です。幅広い教養を求められます。論文試験は与えられた課題に対する自分の考えを的確にまとめ論述する試験です。論点を的確にまとめることが求められます。
2次試験の人物試験は、志望動機や自己PRを伝えることが重要です。官庁訪問では、各省庁が採用面談を実施し、職務に対しての理解、熱意や、その省庁に関連する分野についての考えを的確に、論理的に伝えることが必要です。
国家総合職(官僚)になる方法とは?
国家総合職の試験の流れも、1次試験→2次試験と進みますが、やはり内容は高度になっています。
1次試験の択一試験は、幅広い知識について回答する基礎能力試験と、専門科目について深く問われる専門試験があります。
2次試験では、専門科目(民法・憲法・刑法など数科目を選択)についての深い理解を求める専門記述試験と、政策企画力を試される政策論文が課されます。
2次試験の筆記が終わると人物試験へと進みます。面接・プレゼンテーション・グループ討議などにより、人柄やコミュニケーション能力など、官僚としての資質が問われます。
試験に合格すれば官庁訪問を行います。選択した官庁の現役官僚と面接を重ね、内定を得た省庁に入省になります。
公務員の試験日程とは?
公務員の試験日程は、以下のようになっています。
4/8(日) | ★川崎市(身体障害者)第1回 |
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4/21(土) | ☆衆議院法制局(総合職) |
4/22(日) | ★佐賀県(大卒程度)【行政特別枠】 ★横浜市(大卒程度)【技術先行実施枠】 ★長野県(行政B) ★鹿児島県(上級「行政」)特別枠 |
4/29(日) | ☆国家総合職(院卒者・大卒程度) ★警視庁警察官Ⅰ類(第1回) ★北九州市「行政(特別枠)」 |
5/3(木) | ☆参議院法制局(総合職) |
5/4(金) | ☆参議院事務局職員(総合職) |
5/5(土) | ☆衆議院事務局(総合職) |
5/6(日) | ★特別区Ⅰ類(一般方式) ★東京都Ⅰ類B(一般方式・新方式) ★警視庁警察行政職員Ⅰ類 ★警視庁警察官再採用選考 |
5/7(月) | ★京都市(上級Ⅰ<京都方式>一般事務職) |
5/8(火) | ★京都市(上級Ⅰ<京都方式>一般事務職) |
5/9(水) | ★京都市(上級Ⅰ<京都方式>一般事務職) |
5/10(木) | ★京都市(上級Ⅰ<京都方式>一般事務職) |
5/11(金) | ★京都市(上級Ⅰ<京都方式>一般事務職) |
5/12(土) | ☆衆議院事務局(一般職) ☆自衛隊一般幹部候補生 |
5/13(日) | ☆裁判所職員(裁判所事務官) ☆裁判所職員(家庭裁判所調査官補) ☆海上保安学校学生(特別) ★東京都Ⅰ類A ★東京消防庁消防官(専門系) ★広島県(警察少年育成官) ★福島県(警察官A)*特別募集 ★県警(大卒)*一部 ★北海道(A区分)第1回 ★北海道(総合土木A)*新方式 ★岩手県Ⅰ種Ⅲ種(特別募集) |
5/19(土) | ☆国立国会図書館(総合職・一般職) ☆国立国会図書館(資料保存専門職員) |
5/20(日) | ★県警(大卒)*一部 ★東京消防庁消防官Ⅰ類(1回目) ★大阪府(事務行政22-25、大卒技術) ★大阪市(事務行政22-25、大卒技術他) |
6/2(土) | ☆高齢・障害・求職者雇用支援機構 |
6/3(日) | ☆防衛研究所職員(研究職) |
6/10(日) | ☆国税専門官試験 ☆財務専門官試験 ☆法務省専門職員(人間科学) ☆皇宮護衛官(大卒程度) ☆食品衛生監視員 ☆労働基準監督官 ☆航空管制官 ☆防衛省専門職員 ★浜松市(民間企業等経験者) |
6/16(土) | ☆外務省専門職員(1日目) ☆国立国会図書館(情報システム・設備専門職員) |
6/17(日) | ☆国家一般職(大卒程度) ☆外務省専門職員(2日目) ★福井県(獣医師、保健師、学芸員他) |
6/24(日) | ★地方上級(行政職) ★地方上級(心理職) ★地方上級(福祉職) ★地方上級(技術職) ★市役所(大卒)*A日程 ★青森県(社会人枠) ★鳥取県(経験者採用) ★広島県(社会人経験者)第1回 ☆文部科学省文教団体職員 ★静岡市(民間企業等職務経験者) ★山口県(社会人経験者) ★高知県(社会人経験者) ★福岡市(社会人経験者) ★宮崎県(社会人対象) ★熊本県(民間企業等経験者対象) ★熊本市<民間Ⅰ>事務職・技術職 ★さいたま市(民間企業等経験者)技術職 ★長崎県(民間企業等職務経験者) ★岐阜県(民間企業等職務経験者) ★大阪府(社会福祉職・心理職・児童自立支援専門員職・薬学職・保健師職・獣医師職) ★大阪市(消防吏員A・消防吏員B) ★香川県(職務経験者・UJIターン) ☆国会議員政策担当秘書(衆議院) ☆国会議員政策担当秘書(参議院) |
7/1(日) | ☆国立大学法人等職員採用試験 |
7/8(日) | ★県警(大卒)*一部 ★静岡県(職務経験者) ☆裁判所技官(営繕技官) |
7/22(日) | ★市役所(大卒)*B日程 ★福岡県南広域水道企業団 |
7/29(日) | ★熊本市<民間Ⅱ>事務職(情報・法務) |
8/12(日) | ★東京都キャリア活用採用 |
8/18(土) | ☆参議院事務局職員(一般職・技術) ☆参議院事務局職員(専門職・衛視) |
8/19(日) | ★鹿児島県(民間企業等職務経験者) |
8/25(土) | ★東京都Ⅰ類B(職業訓練) ★東京都Ⅱ類(職業訓練) ★東京都Ⅲ類(職業訓練) |
8/26(日) | ★東京消防庁消防官Ⅰ類(2回目) ★東京消防庁消防官Ⅱ類 ★福岡県(民間企業等職務経験者) ★南河内環境事業組合 |
9/1(土) | ☆衆議院事務局(一般職(高卒程度)・衛視) |
9/2(日) | ★特別区Ⅰ類(新方式) ★特別区経験者採用 ☆国家一般職(高卒者) ☆国家一般職(社会人(係員級)) ☆税務職員 ★東京都Ⅱ類(福祉) |
9/8(土) | ★東京消防庁消防官Ⅲ類 |
9/9(日) | ★特別区Ⅲ類 ★特別区(身体障害者対象) ★東京都Ⅱ類Ⅲ類 ★警視庁警察行政職員Ⅱ類 ★警視庁警察行政職員Ⅲ類 ★警視庁警察行政職員(技能系) ☆裁判所事務官(高卒者区分) ★埼玉県(児童福祉司) |
9/16(日) | ★県警(高卒)*一部 ★県警(大卒)第2回*一部 ☆刑務官 ★警視庁警察官Ⅲ類 ★宮城県(民間企業等職務経験者) ★山梨県(経験者採用) ★愛知県(職務経験者・社会人) ★市役所(大卒)*C日程 ★茨城県(社会人経験者) ★神奈川県警(心理員) ★神奈川県警(交通心理員) |
9/17(月) | ★警視庁警察官Ⅰ類(第2回) |
9/23(日) | ★地方公務員(短大卒) ★地方初級(高卒) ★大分県(社会人経験者) ☆皇宮護衛官(高卒程度・社会人) ☆入国警備官 ☆航空保安大学校学生 ☆海上保安学校学生 ★栃木県(社会人対象) ★横浜市(社会人採用) ★札幌市(社会人経験者の部) ★名古屋市(職務経験者) ★千葉市(民間企業等職務経験者) ★群馬県(社会人経験者) ★埼玉県(経験者試験) ★福島県(職務経験者) ★奈良県(社会人経験者) ★堺市(職務経験者) ★北海道(A区分)第2回 ★神戸市(社会人) ★さいたま市(民間企業等経験者)行政事務 ★千葉県(社会人採用選考考査) ★神奈川県(社会人経験者)一般事務職 ★神奈川県(ICT・国際・救命救急士) |
9/30(日) | ☆国家総合職(法務・教養) ☆国家公務員経験者採用(係長級) ☆外務省経験者採用(書記官級) ☆国税庁経験者採用(国税調査官級) ☆農林水産省経験者採用(係長級(技術)) ☆国土交通省経験者採用(係長級(技術)) ☆観光庁経験者採用(係長級(事務)) ☆気象庁経験者採用(係長級(技術)) |
10/7(日) | ★大阪府(行政26-34、社会人等技術) ★大阪市(行政26-34、社会人経験者社会福祉) |
10/14(日) | ★県警(高卒)*一部 ★岡山県(社会人経験者) ★川崎市(民間企業等職務経験者) ★広島県(社会人経験者)第2回 ★島根県(経験者) ★新潟市(民間企業等職務経験者) |
10/21(日) | ★神奈川県(行政・秋季チャレンジ) ★神奈川県(総合土木・秋季技術職) ★神奈川県(福祉職)*第2回 ★岡山市(民間企業等職務経験者) ★京都府Ⅰ類(総合土木)第2回 |
10/27(土) | ☆気象大学校学生 ☆海上保安大学校学生 |
10/28(日) | ☆気象大学校学生 ☆海上保安大学校学生 ★兵庫県(経験者採用試験) |
11/25(日) | ★京都市(民間企業等職務経験者) |
12/9(日) | ★東京都任期付職員 |
1/13(日) | ★警視庁警察官Ⅰ類(第3回) ★警視庁警察官Ⅲ類 |
4月から5月にかけて、新卒者対象の試験が行われていきます。社会人の経験者採用は、6月の浜松市を皮切りに、少し遅めの出だしです。6月から秋まで、幅広い時期に実施されています。
出願等も考えて早めに動きたいところです。説明会の情報もキャッチしておきたいですね。
公務員の年収・給与や年収の額とは?
公務員の年収は民間企業よりも多めです。平成27年現在、国家公務員の平均年収は民間企業の1.5倍、地方公務員の平均年収は民間企業の平均の1.6倍あります。
民間企業と比べて高い水準で推移していると言えます。
ただし、すべての民間企業と比較すると平均年収は高いものの、公務員の業務内容の高度さや労働時間の長さなどを考慮すると、待遇は良いという声ばかりではありません。
公務員の年収・給与が高いとは言えない場合とは?
公務員の給与が必ずしも高いとは言えない例として、国家公務員総合職の例を挙げます。いわゆる官僚クラスです。
学歴も高く、東大やその他一流大学を卒業した方が一流企業や外資系の企業に入りもらう年収からすると、公務員の中でもトップレベルの能力が求められる官僚の給与でも、その水準には到底達しません。
近年東大卒の官僚志望者が減少しているのも、待遇の影響があります。
地方公務員やその他の公務員も、民間の中小企業からすれば給与水受は高いかもしれませんが、試験を突破し高度な能力の求められる仕事に就く職種でも、民間企業に比べそれ相応にもらっているとは言えない現状があります。
社会的意義にやりがいを見出して取り組む姿勢がある前向きな方は、そんなことは気にならないかもしれませんが…。
公務員のボーナスの多さとは?
公務員のボーナス支給日は夏が6月30日、冬が12月10日の年2回支給され、公務員のボーナスの平均額は約60万円強です。一般企業の社員が55万円前後ということを考えると、その額は少し多いと言えます。
公務員は副業は禁止な場合とは?
公務員は、基本的に副業が禁止です。個人事業主として収入を得る行為も不可ですから、株やfx等で利益を出すこともNGです。
ただし、地方公務員の場合、上司の承諾があれば副業が許可されます。国家公務員は全面禁止です。違反が発覚した場合、処分がなされ、今後の公務員としてのキャリアに支障が出ることになります。
公務員への転職の現実性とは?
経験者採用の門戸が開かれ、転職先の候補として「公務員」が注目されています。民間から転職した人の多くがやりがいを感じて公務員の仕事に取り組んでいます。
自治体も常に競争にさらされ、一つの事業体としての性格が求められています。その結果、地方公共団体は、観光客を増やし、企業を増やし、街を活性化させるために躍起になっています。
法律により縛られ、定形業務のイメージもある役所仕事ですが、企画立案や事業としてのクリエイティブ性が求められる業務も存在し、そこに民間から転職した方も配属されて、地域のよりプラスとなる形を目指して活躍されています。
公務員への転職に失敗しないための方法とは?
公務員の転職に失敗しない方法は、転職の理由を今一度掘り下げることです。残業がなく定型業務をこなしたいから、という理由は危険です。
業務に追われる仕事もあれば、残業が多い仕事もあります。
経験者枠は即戦力も求められ、転職前よりも仕事が大変になると場合もあります。公務員の場合、社会貢献や地域貢献というやりがいが大きく存在します。
その思いを膨らせて、具体的に貢献したいと言う思いを転職理由につなげるなど、何か積極的な理由がほしいところです。
「なぜ転職したいのか」「公務員になって、何を実現したいのか」を明確にすることが求められます。
公務員に英語は必要?英語ができると有利?
そもそも、試験区分によっては公務員試験の中には地方公務員でも英文を読む部分がありますので、試験の中で問題なく点数が取れる程度の力は求められます。
加えて、英語はできた方が有利な職種があります。たとえば、国家総合職は英語能力試験のスコアを一定以上取ると、公務員試験の点数に加算措置がなされます。採用試験で有利になるのです。
また、国家公務員総合職の場合、海外派遣となることもあり、業務の中での英語の重要性が高まっています。
公務員の志望動機とはどのようなものがある?
ここでは、志望動機を書く際の注意点について解説します。
地方公務員志望の場合に志望動機で注意する点とは?
以下の2点が重要です。
- その自治体で関わりたいことをアピール
- 地域への愛着をアピール
自治体について調べ、自治体独自の取り組み(政策、施策)や、問題点、改善策を理解しましょう。
職務内容について深く理解することも重要です。理解した後、自分が関わりたいこと、貢献したいこと、どのように関わっていきたいかなどを明確にし、アピールする材料を用意しておきましょう。
自分が本当に興味のある点でないと採用担当者に嘘と見抜かれますので、本当に興味のある部分をふくらませましょう。
地域への愛着をアピールすることも手です。エントリーシートには限定的に書き、面接で質問されようにしてもよいでしょう。
国家公務員の場合
- どのような能力を活かして国家に貢献ができるか
- 民間や地方公務員ではなく、国家公務員でないとできないこと
- なぜその省庁でなくてはならないのか
を中心に志望理由書を書き、アピールしましょう。自分が貢献したいと思うに至ったエピソードや理由なども入れるとイメージがしやすいでしょう。
公務員には充実した研修制度がある
採用後、新人研修が実施されますが、階層、役職別の研修やタイムマネジメント、政策ディベート、ロジカルシンキング、プレゼンテーションなど実践力を養成する研修が多数あります。
公務員は仕事と生活の両立をしやすい
あくまで全体的にですが、国や地方公共団体は、仕事と生活の両立に取り組んでいます。育児休暇、介護休暇などの休業制度が充実しているとされます。そのように公表されてはいますが、当然現実はそうでない面もあります。
忙しい官僚クラスになると残業が多く、各省庁の業務、急に依頼される大臣の国会答弁の作成など、日々業務に追われます。プロジェクトや、法律案を作成する際の、関係団体の利害調整、異なる省庁間の連携、上からの圧力などで、業務は増えていき官庁に宿泊…、ということもめずらしくはないようです。
地方公共団体でも、お役所での来庁者への対応は夕方には終わりますが、部署によってはプロジェクトを抱え込む場合もあり、終電まで残業ということも聞きます。
制度は充実してはいます。育休、育児短時間勤務、介護休暇なども取得したすい環境を整えていくといく動きも拡大しています。
ですが、どこかの批判にあるような「9時~17時で定時で帰れるし、定型的な簡単な業務で高給がもらえる」といいった趣旨のことばかりが現実のすべてではありません。
公務員は女性も活躍できる環境が整っている
女性の積極的な登用も進んでいます。育児休暇の取得、女性の重要ポストへの登用も増加傾向にあり、環境は整えられてきているでしょう。
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