職務経歴書を簡単に簡潔に書く方法
- カテゴリ名:書類選考・面接対策
職務経歴書を簡単に作るなら、ネットに落ちているものを使えばいい
新卒では馴染みのない職務経歴書ですが、転職の際は必須の書類です。とはいえ、学校でも習わない書き方ですから、実際に作成するタイミングで迷うことは多いはずです。しかし、心配はいりません。ネット全盛期の今の時代では検索をかけるだけでたくさんの情報が手に入ります。これを利用すれば、いつでも転職活動が可能ですよ。
職種ごとにテンプレートが落ちている
ネットで検索をかけるとわかるのが、書式が職種で分かれているということです。現在の職種に合わせたテンプレートを使用するだけ、その職種に適した書式を選ぶことが出来るのです。
テンプレートにも種類がある
職種別ではなく、テンプレートにも選び方があります。作成する前にあらかじめ決めておくよう注意しましょう。自分の経歴に合わせて適したものを選ぶことで、採用担当の方への印象も変わることでしょう。
○編年体
もっとも一般的な書式です。履歴書のように経歴を順々に記載することで、これまでの経歴を伝えやすいという特徴があります。転職経験の少ない方にオススメのスタイルです。ただし、淡々と経歴を並べることになるので、アピールしたいポイントを工夫する必要があります。
○逆編年体
単純に編年体の逆のスタイルで、直近の経歴から記載する方法です。前職からのキャリアアップを狙う際や、即戦力を求める企業に対してアピールができます。また外資系の企業に対しては、この書式が一般的ですので注意しましょう。
○キャリア式
履歴書のような年月でのくくりでは無く、職種でまとめるスタイルです。転職の回数が多い場合にまとめやすく、自らのスキルを企業にアピールしやすい特徴があります。専門職や経験者を求める企業に対し有効なスタイルです。
時短のテクニック
取り掛かるポイントは、あらかじめアピールしたいことを箇条書きでリストアップしておくことです。些細なことでもできるだけ多く書き出してみましょう。その中からアピールしたい点を選ぶことで、容易に書きやすくなります。また、箇条書きの中から言葉を選ぶことで、文章の構成も手っ取り早く作成できます。
職務要約
企業側が知りたい情報を、客観的に書き出しましょう。ここで注意するポイントが、自己主張を抑える点です。これまでの経験をただただ書き出していきましょう。アピールはこの時点ではまだ控えめにシンプルにいきましょう。経歴は不利なことは抑えて、偽りなく書いてください。
勤務先情報
詳しく書く必要はありませんが、虚偽の申告はしないようにしてください。企業側としては嘘の情報がない限り、重要なポイントではありません。正しく記入することだけ意識しましょう。
職務内容
企業側が業界経験者を求めている場合、特に重要になるポイントです。大まかで構いませんが、具体的な役職やアピールポイントを強調して記載しましょう。細かく書く必要はありませんが、経験してきた業務内容は全て書き出すつもりで書いてください。
実績
存分にアピールしましょう。まったくの異業種であっても、経験してきた実績は大きな武器になります。具体的に書き出し、どう貢献したのか記載することで、企業側もある程度イメージが掴みやすくなります。
アピールする場面は、時間をかけて確実にする
これまで経験や実績などアピールするポイントはありました。しかし、それらの欄は企業が求める「情報」をメインに記載しなければならないという縛りがあり、必然的にシンプルな内容になっているはずです。「情報」をメインにした文章をもとに、自己主張を強めに書けるのが志望動機と自己PRです。熱意やアピールを盛り込み、読み手に興味をもってもらうよう心掛けて書いてください。上記のような経歴は一度作成してしまえば、ある程度使いまわすことが可能ですが、ここからは企業に合わせた内容を考えなければなりません。
志望動機
一番のアピールポイントになります。採用担当はこの内容次第で面接を決めるといっても過言ではありません。それほどに重要なポイントなので、特に時間をかけるようにしましょう。内容は幅広く考える必要はありません。初めに箇条書きしたものから使えるものを絞り、深く掘り下げながら、企業の情報と交えて志望した理由を説明していくだけです。企業研究のための情報はネットですぐ見つかるので、使えるものは何でも使うという気持ちで取り組みましょう。重要な点は、広く浅くにならないように書くことです。採用担当に「なぜここで働きたいのか」その理由を具体的に説明していくことも忘れず記載しましょう。
自己PR
企業によっては、コミュニケーション能力を重要視することがあります。さらに、ここで注目されるポイントは、「どれだけ自己理解ができているか」「企業に貢献できる人物像か」です。自己PRというと自由に記載しても良いと勘違いしがちですが、これも重要な審査対象です。箇条書きの中から、「これまでの経験を活かし、どのように企業に貢献できるか」を導きましょう。また自分の性格をどれだけ理解し、苦手なことを克服してきたかも取り上げてみましょう。忍耐力や貢献度をアピールするチャンスです。星座や血液型、思い出話といった自由なスタイルは論外です。面接前の段階では、人物像がわかりません。この自己PRを利用し、採用担当へ印象付けることが重要です。
転職は時間をかけずに成功させる
職務経歴書の完成度で面接までの距離が決まります。しかし、長く時間をかけるのなら「面接」の練習にしましょう。職務経歴書を雑にしてはいけませんが、要点を抑えることで、時間短縮につながります。重要視するポイントを判断し労力を抑え、簡単・簡潔に作成しましょう。自分のスタイルさえできればあっという間に作れるので、テンプレートを利用し、暇な時間に作っておくのもお勧めです。
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